勉強が好きではない息子を学びに向かわせるカギは「ママのため」

小学校の勉強が嫌だとか、わからないとか、テストで100点がとれないとか。
私は勉強が好きだし得意だったので、そんなことが息子に起こるなんて、想定外でした。
でも勉強は「やりなさい」と言ってやらせるものではない、というのが持論。
どうすればやる気になるきっかけを見つけてあげられるだろうか
そして発見したのは「ママのため」というキーワードでした。

 

勉強が好きで得意な子どもでした

私は小学校の頃、勉強が好きだし得意でした。
(中学校に入ると、少し変わってきましたが)
学校で学ぶことは一度聞けば理解できたし、テストでは毎回100点が当たり前。
宿題はすぐに終わってしまうから、親にドリルを買ってもらって趣味でやっていました。
高学年になって塾に行き始めると、学校では教えてくれない知識がどんどん与えられることに興奮しました。
するする頭の中に知識が入っていって、それがどんどんつながりを持って深まり世の中の仕組みがわかってくる
それが楽しくて仕方なかったんです。

 

思ってたのと違う!

だから、今小学3年生の息子を見ていると、思っていたのと違いすぎて戸惑うのです。
小学1年生の時から学校の授業が好きではなさそうでした。
その理由は「面倒くさいから」
確かに授業を参観しているとそう感じるのも仕方ないかも、と思う点もあり。
でも、真面目ちゃんだった私はつまらなくても、面倒でも、やれと言われたらやってたんですよね…。

そして最近は、学校でその日に習ったはずの漢字の宿題を正しく書けなかったり
テストで70点や80点ばかりだったり。
(ケアレスミスではあるんですけど、ケアレスミスをしてしまうのも実力ですからね…)

なんか、思ってたのと違う。

 

やらされる「作業」ではなく、自ら学ぶ姿勢を身に付けさせたい

受験など何か具体的な目標があれば別ですが、ただ「勉強しなさい」と言われてやる勉強にはあまり意味がないと思っています。
ただの「作業」では、効率も悪いし、ますます勉強に対する気持ちが下がるからです。

とはいえ、勉強への基礎体力が付くのは事実だし、本当は公文やそろばんなどに行かせたいのですが、意志の強い息子から「絶対に嫌だ」と言われ、無理に行かせるのはやめました。

ダイレクトに勉強そのものをしてくれなくてもいいから、「何かを学ぶこと」の楽しさを知って、自らそこに向かっていく姿勢を身に付けさせたい…。

 

きっかけは3年生から始まった英語の授業

もしかしたらこれが突破口になるかも、というきっかけがあったのは3年生になって始まった英語の授業でした。
連絡帳で明日の時間割を見ると3時間目のところに「え」と。
算数は「さ」、国語は「こ」としか書いてこないんですよ…。
「え」って何?と聞いたら、「ああ、明日英語があるんだよ」と。

「そうなの!?ママ、小学生の英語に関係するお仕事もしてるから、どんなことやるか後で教えてね!」と言っておいたんです。
そしたら、どんな先生が来て、どんな英語を教えてくれて、どんな練習をしたか、教えてくれました。

いつも基本的に「うーん、よくわかんない」という息子にしてはすごいことなんです。
誰かの前で英語を話すなんて恥ずかしくて絶対にしなかった息子が、英単語を話してくれたんです!

 

寝る前に教えてくれたダイエットのコツ

そして昨日。
寝る前に神妙な面持ちで、「あのさ」と息子が話し始めました。
ダイエットをするには、食べる量を減らすだけじゃだめなんだよ。」
食べる量を減らすと筋肉も減って、弱くなるから。」
食べながら痩せるのがいいんだよ。そのためには運動を毎日やるのがいいんだよ。」

知ってる…と思いながら、「そうなんだ。なんでそんなこと知ってるの?」と聞くと、「”体と心”っていう本に書いてあった」と。

どうやら息子の中で私はダイエット中らしく(もしくはダイエットしろということか!?)、わざわざ学校にある本で調べてきてくれたらしいのです。

「教えてくれてありがとうね、参考にするね」と言ったら嬉しそうに「うん、また何かわかったら教えてあげるよ」と言ってくれました。

 

「ママのため」なら学ぼうとする

これだ!と思いました。
ママが知りたいって言うから、英語の授業で何をしたかを記憶して、論理立てて説明する。
ママが痩せるために、どうやって痩せるのが健康的で効率的かを調べる

算数でも国語でも理科でも社会でもないけれど、こういうのが学ぶ意欲だ!と。

「ママのため」と言っても、「ママ、100点とってきてほしいな」だとダメなんです。
ママ自身が自分では解決できないことに対して、僕なら何かしてあげることができる
そういう使命感が息子をやる気にさせたんです。
これまでの人類の歴史においても、必然があって学んできたんですもんね。

いずれ、嫌でも勉強しなければならない時期もやってきます。
それまでに、自分の欲求に応じた学びで、基礎作りをしておいてもらいたいです。

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