失敗続きだった夫のダイエットを成功させた2つの言葉 痩せようと思うな、そして構えるな

これまで何度かダイエットに挑戦してきた夫ですが、毎回失敗してきました。

失敗するというか、自然消滅しているというか。

今回も昔の写真をみて「本気でやるから!」と言い出しました。

そして、私が夫の生態・特徴を分析したうえで提案したやり方でやって、ようやく成功したのです。

 

夫がダイエットに失敗してきた理由

これまでの夫を見てきて、ダイエットに失敗してきた理由はこの3つでした。

・こまめに体重を測って増えていないことに安心する

すごく食べすぎてもそこまで体重の増加はなかったようです。
そして、増えてないからまだ大丈夫、という安心感につながる、というサイクル。

・食べる量は減らしたくない

おいしいもの、好きなものを食べるのが人生の幸せ。
だから、食べる量は減らしたくないし、食べたいものを食べたい。

・筋トレか有酸素運動を頑張ろうとする

食事面で頑張らない分は消費の方でカバーすればいいという考え。
学生時代に運動をしていたので、鍛えればすぐ筋肉はつく、が口癖。

 

ダイエットを成功させた言葉1「痩せようと思うな、体型づくりだと思え」

夫は若い頃から体重は62~65kgをうろうろしていたそうです。

食べ過ぎたー!と思っても、体重計に乗ってその範囲内だったら、もしくはそんなに大きく外れてなければ「まだ大丈夫だった」といい続けてきました

でも、同じ62kgでも脂肪と筋肉量やその付き方で全く見え方は違うんです。

脂肪だらけの62kgよりも、筋肉のついた67kgの方がウエストやあごがシュッとなって、シルエットは恰好いいんです。

これまでも何度か言ってきたのですが、今回ようやく実感したようです。

(インスタのダイエットアカウントなどでもたくさん具体例が載っていますよね)

確かに同じ体重なのに、あごのラインが違う、顔の大きさが違う、と呟いていました。

ちなみに、おなかの出具合も違うでー。

若い頃は何もしなくても筋肉が程よくつくので体重という1つの指標だけで太った痩せたを測ることができたかもしれませんが、歳を取ると脂肪と筋肉の構成が変わってくるんですよね。

「歳を取ったら体重よりも体型だよ」という言葉に、「なるほど…65kgでも確かにぶよぶよしてきたら、これはだめだな」と納得していました。

そう、体重を減らせばいいというものではないんです。

痩せようとするのではなく、見た目のカッコいい体型を作ろうと思うべきなのです。

 

ダイエットを成功させた言葉2「ダイエットするぞ!と構えるから失敗する」

このままだとダメだと思った夫は私の予想通りの発言をしました。

「筋トレと有酸素運動をしよう」

そして、「どんな運動がいいと思う?」と。

きたきた!また失敗するパターン!

ダイエットするぞ!やってやるぞ!と構えるから失敗するんです。

平日は仕事で終電近いし、土日も子どもたちの相手で体力的にも時間的にも余裕がありません

ダイエットに効果的な運動は知ってるけど、それをいつやるのだ?

何年か前に同じような流れで買ったジョギングシューズは何回履いたよ?

 

子育てと仕事で忙しい人が、今のライフスタイルにダイエットのための時間をとるのは不可能です。

だから、日々の活動をダイエットに結びつけるしかないんです。

私が提案したのは、通勤時間をダイエット活動に転換すること。

夫は通勤電車に毎日片道1時間乗っています。

今は座っているその1時間を筋トレに使えば、それだけでずいぶん変わるんです。

筋トレといっても、腹筋と姿勢に気を付けて、立って通勤するだけです。

だらんとつり革に体重をかけたり、姿勢が歪んでいてはだめ。

インナーマッスルを意識して、お尻もきゅっとしめて、身体の軸を使って立つ

ただ、それだけです。

「えー、会社に着くころには疲れそうだし、しんどいなあ」と言って、でもそのすぐ後に

「でもそれがしんどいと思うくらい筋力が落ちてるってことだよなあ」とやる気になっていました。

あごのラインの崩壊がよほどショックだったんですね。

 

通勤時間の筋トレの結果

座らずに立っていく、ただそれだけで、夫はずいぶんシュッとなりました。

最初はもちろんしんどくて、たまたま目の前の席が空いたら座ってしまったりもしていたようです。

でも筋肉がついてきたら、へっちゃらで、背伸びをしてみたり、片足を浮かしてみたり。

満員電車なので周りに迷惑にならないように配慮は必要ですが、負荷を高めることもできます。

加えて、駅や会社でエスカレーターやエレベーターを使わず、階段を使うとなおよし、です。

食事内容は変えないし、これから運動するぞ!という気合いも入れなくていい

ストレスゼロです。

筋肉と体力がついたら、イスに座る時の姿勢もよくなったし、

 

ちなみに副産物として、今日も座ってやるぞ!と席を狙いにいく精神的負担が減ったのもいい、と言っていました。

通勤電車の座席争いは、時にぞっとするくらいみっともない奪い合いになることもありますからね…。

 

ダイエットは日常生活に仕組みとして組み込むことで成功する

「明日からダイエットするぞー!」とか「今ダイエット中だから」とか。

よく聞きますが、ダイエットってそんな短期間で瞬間的に終わるものではありません

一時的につじつまあわせをするやり方をするから、

辛いダイエット方法になったり、何回も繰り返さなければならなくなったりするんです。

ダイエットには「痩身」の意味もありますが、「習慣的に摂る食事」という意味もあるんです。

太らない生活習慣を身に付けること、つまり何気ない日常の活動をすることでちょうどいい体型を維持できる仕組みづくりこそが、理想のダイエットだと思っています。

その人の体質、習慣やライフスタイルなどによって何が合うかは変わってきます。

自分に合った仕組みを焦らず探すことが大切です。

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