私が果物ニガテになったのは口腔アレルギー症候群のせいだった!
小学生のころ、好きな食べ物を聞かれると「くだもの!」と答えていました。
でも最近は全く食べたいと思わず、子どもたちが食べるのを見るだけ。
昨日も息子のリクエストでフルーツポンチを作ったのですが、夫にも「ママは果物が嫌いだから3人で食べようね」と言われる始末。
なんでこうなったんだっけ…と思い起こしてみました。
果物の中でも特にメロンとブドウを食べると喉のイガイガが顕著に表れる
いまや果物全般をあまり食べなくなりましたが、特にニガテなのがメロンとブドウ。
食べてすぐ(どころか、見るだけでも!)喉がイガイガし始めて、口の中もかゆくなります。
でも、そう訴えても「またそんなこと言って~」と誰も取り合ってくれなかったんです。
甘いものがニガテで、甘みの強いものを食べると咳込むことがあったので、果物の甘みのせいかなと思っていました。
わかってくれる人いないかな…と検索してみて、口腔アレルギー症候群というアレルギーがあることを知ったのでした。
口腔アレルギー症候群の概要と症状
口腔アレルギー症候群とは、特定の果物や野菜を摂取すると、その名のとおり口や唇、のどに症状が現れるアレルギーです。
”花粉のアレルギー症状を引き起こすアレルゲンに似たアレルゲン物質”が、特定の果物や野菜には含まれることが原因。
なので、花粉症のある人が発症するそうです。(花粉症だからといって、必ず口腔アレルギー症候群になるわけではない)
私の場合は喉のイガイガや喉が詰まったような違和感、舌のひりひりとしたしびれ、口の中のかゆみが症状として出ましたが、ひどくなると蕁麻疹がでたり腹痛や下痢、呼吸困難、さらにはアナフィラキシーショック(急激な血圧低下によるショック状態)につながることもあるそうです。
何の花粉症かでアレルギーを誘発する果物や野菜が決まる
アレルギー物質の種類が違うので、何の花粉症を持っているかで、症状が出る果物や野菜が変わってきます。
【カバノキ】主にバラ科の果物がNG りんご、桃、アンズ、サクランボ、梨、メロン、イチゴ、ぶどう、アボカド、にんじん、アーモンド、ヘーゼルナッツ、セロリ、パセリ、大豆、トマト 【ブタクサ】主にウリ科がNG スイカ、メロン、ズッキーニ、キュウリ、キウイ、バナナ 【イネ】主にナス科がNG メロン、スイカ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、オレンジ、セロリ、キウイ、米、小麦
かなりたくさんの種類が挙げられますが、すべてがアレルギー対象になるわけではなく、いくつかが該当するにとどまる場合が多いそうです。
ちょっとした「なんかニガイ」子どもの「なんかおいしくない」に要注意
メロンとブドウは、たとえお呼ばれの席であっても断るくらい症状が顕著に出ますが、この表をみると他にも心当たりのあるものがあります。
ズッキーニやキュウリは舌にのせるとピリピリします。
サクランボとイチゴは3つくらい食べると、喉がヒリヒリし始めます。
まさかアレルギーだと思っていないので「なんかニガイな…」ですませていましたが、いち症状だったんですね。
野菜嫌いの子どもだと「おいしくない」と言っても「食べなさい!」とつい言ってしまいがちです。
言語表現力が未熟な子どもなので、ピリピリやジンジンした感覚を「おいしくない」と言っているのかもしれません。
「食べなさい!」と言っているということは、症状が軽いのだと思いますが、摂取し続けると悪化することもあるそうなので要注意です。
対応策は食べないことと加熱すること
正式な診断や対応策には医療機関の受診が必要ですが、すぐできる対策は、アレルギー物質を遠ざけること、つまり該当の果物や野菜を食べないことです。
ただ、このアレルギー物質は熱に弱いなので加熱すると症状が出なくなることも多いとか。
確かにキュウリの中華風炒めは、舌がピリピリしませんでした。
大好きなのにアレルギー症状が出てしまう…という場合は、加熱調理が有効です。
果物を加熱するとだいぶ魅力が減ってしまいますが…。
ジャムにするならこんな本も参考になるかもしれません。
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