フリーランスの収入だけで2人の私立中学受験をカバーしたい
私は今、東京に住んでいます。
東京でも地域によって傾向は違いますが、私の子どもたちが通う小学校ではクラスの3分の1~半分程度が中学受験をします。
うちの息子も現在、受験を目指して頑張っています。
私立中学受験には学力以外に財力が必須
中学受験は子どもの学力だけでなんとかなるものではありません。
当たり前ですが、私立はお金がかかるんです。
私自身も中学受験をしたのですが、私立は行かせられないと言われたので国立の1校のみの受験でした。
多くの私立中学では、成績優秀者は授業料などが免除されるというシステムがあったりもします。
なので、それを狙って私立を目指すというのもありかもしれませんが、授業料以外にもやっぱり私立ってお金がかかるんですよね。
年収いくらあれば私立中学受験が可能か
では、年収がいくらあれば私立中学受験をするに足るのか。
これはその家庭の価値観、つまりどこにお金を優先的に使うか、によってかなり見解が分かれます。
600万円でも大丈夫という人もいれば、1000万円でも厳しいという人もいます。
ひとことに私立中学といっても、学校によってかかる金額も結構違いますしね。
なので、世間のいろんな人の「〇〇円あれば大丈夫」という数字だけを鵜呑みにするのではなく、具体的に△△中学では6年間でいくら学費に回す必要があって、その支出が今の生活にどの程度影響してくるのか(もしくは影響しないですむのか)を考える必要があります。
フリーランスの稼ぎだけで学費・教育費を払う
私の目標は、フリーランスである自分の稼ぎだけで、子ども2人分の学費と教育費をすべて払うことです。
つまり、夫の稼ぎは生活費や貯蓄などに回し、子どもを私立中学に行かせることによる影響をそちらには出さないということ。
フリーランスって仕事がある時もあれば、ない時もあるので不安定です。
今後10年の見通しなんて立てられないので、見通しの立つ学費・教育費の方を先に考えることにしました。
私立中学にかかる費用
これは先にも書きましたが、学校や地域によってかなり違います。
中高一貫を考えているので、6年間の学費を比べて見ると、400万円代のところもあれば700万円越えのところもあります。
でも、高いところでも、1年で割ってみたら120万円くらいじゃない!
と思ったら後でえらいことになります。
この金額は、基本というか最低限というか根幹というか、の部分の金額で、到底この金額で6年間過ごすのは無理なのです。
明記されていないところでかかる費用
私立中学に通うと、入試検討段階では明記されていないところで思わぬ出費(しかも高額の)が出てくることを覚悟しておかなければなりません。
その中でも一番大きいのが短期留学です。
これまで8校の説明会に行きましたが、そのすべての学校が中3と高1で海外への短期留学というイベントを実施していました。
学校によって違いますが、2週間程度~3カ月程度で、全員必須のところもあれば希望者のみのところも。
ただ、雰囲気的に全員行きましょう、というのが感じられました。
そこで費用は提示されませんでしたが、50万円~150万円程度でしょう。
次に大きなものが寄付金。
これは任意なので払わなくてもいいのですが、学校によっては「1口10万円で3口から」というところもあります。(1年あたりね)
他には、タブレットPC(10~15万円)、宿泊行事(5万円~)、部活動関連費(5万円~)、補講(0~10万円程度)、通学交通費(スクールバスが月数万円のところも!)、給食費などなど。
”お付き合い”でかかる費用
ここまでが学習のために必要な費用ということで、まだ納得できるのですが、さらに想定外のものが。
それがお付き合いのための費用です。
私立中学に行くとお金持ちの子も多いです。
公立の小学校の友達との「遊び」とは、質が違ってきます。
行く場所、食べるもの、持っているもの、全てレベルが上がってくるかもしれません。
周りに流されない子(我が家の経済状況を把握して慎ましやかに我慢できる子)であれば問題ありませんが、自分もあれがほしい、あそこに行きたい、となってくるとお金がかかります。
また、親も同様。
保護者会に着ていく服、履いていく靴、持っていくバッグを”それらしく”、TPOに合わせたものになるように準備しなければならないかも。
私立中学・高校でも塾に行く子がほとんど
中学受験が終わればそれであとは何も気にしなくていいわけではもちろんなく。
学校の授業についていったり、大学受験に向けて勉強していくために、塾に通う子も少なくありません。
私学に行けば塾は不要、なんていう人もいますが、それは自学習がちゃんとできて、学校の先生をうまく使える数少ない子のみだと思われます。
もちろん、塾に行かずに大学受験を保証するという学校もたまにありますが、大方の学校では塾は必要になってくるでしょう。
通う学年や教科数にもよりますが、高3で予備校に通うとしたら、年間60~80万円程度かかるでしょう。
つまりトータルで年間いくら必要!?
つまり、1年間でいくら心づもりをしておけばよいのでしょう。
特定の学年のみ費用がかかってくるものについても6年間でならして考えてみると。
まずは学校関係。
授業料などが100万円、学校備品類が10万円、学校行事関連が30万円、寄付が10万円、お付き合いが10万円として、合計160万円。
塾は高校からと想定して、6年間で割ったら年間30万円。
実際に入学してみないとどれくらいの出費になるのか分からないところもありますが、ざっくりとした計算で、トータル190万円となります。
めざせフリーランス収入600万円超え
1人あたり年間190万円で、5年後には下の子もそうなるので×2になります。
つまり380万円。
教育費以外にも私が支払いを負担しているもの(旅行代、日用品、衣類など)もあるし、税金や社会保険料やらも払わなければならないので、学費・教育費を私だけで払うためにはフリーランス収入600万円あれば安心かと思います。
フリーランスになって4年目ですが、3年目の収入が550万円くらい、4年目が700万円くらいでした。
今年は仕事をセーブしようと思っているのでそれより下がるだし、フリーランスは毎年の収入の振れ幅が大きいですが、均してみれば無理な目標ではないかなという印象。
来年以降の仕事に向けた種まきもボチボチしながら、頑張りたいと思います。