コンパクトミシンを買ったらおもちゃ感覚で裁縫がちょっと好きになった話

母はとても器用で、幼い私たちにフリフリのついたとてもかわいい洋服をよく作ってくれました。
それに、紙粘土でとても細かな細工がされた人形を作って、色付けもとても上手で、売り物みたいなものも作っていました。

それなのに、私はその才能を受け継がなかったらしい…。
すごく不器用で、裁縫はすごく雑にしかできず、雑巾でさえもきれいな長方形にはなりません
粘土細工なんて、変なところに力が入って体中が痛くなるし、もちろん出来具合もひどい。

だから、保育園や小学校で必要なバッグやシーツ、体操袋などはすべて出来上がったものを買ってきました
ちょっと高めにはなるけれど、ストレスをためながら、不格好な出来具合に凹むというのを避けられるなら金は出す
だったのですが。

魔が差してコンパクトミシンを買ってみた

今回娘の入学に当たって同じようにしようと思って、手作り品の販売サイトをいくら見ても気に入るのがないらしい
稀に気に入ったとしても、なぜか相場よりもかなり高めのもので、しかもセンスが私と合わない
(このバッグに3,500円は出したくない!)

そんな時にタイミングよく見たのが、仲里依紗さんのドン・キホーテで大人買いしたYouTube。
大人買いしたものの中に、ミニミシンがあったんです。
「ミニミシン…?」初耳でした。
片手で持てるくらいの小さな軽いミシンで、3,000円ちょっとだったとか。

ミシン、以前は持っていました
コンピューターミシンとかいう、何万円もする結構良いやつを買ったんですが。
買った当初の気合いとは裏腹に、全く使いこなせず処分したんです。

でも、ミシンがあれば便利なのにな、と思うシーンが何度かあったのは事実。
ならばミニミシンなら買ってみてもいいかも
安いし、万が一やっぱり自分では縫えないってなっても、そこまでの金銭的ダメージはない

ということで、魔が差して買ってしまいました、ミニミシン

正確には、JANOME コンパクト電動ミシン です。

9,000円くらいしました。
もっと安いのもありますが、ちゃっちすぎて使えないのも悲しいし。
ジャノメ(ってミシンで有名なメーカーですよね)の商品なら、大丈夫だろうとこれを選びました。
デザインもレトロな感じで可愛いですよね。
苦手なことは、とりあえず見た目のかわいさでやる気を出す、というのも実はとても大事な要素だったりします。

 

いざ、カバンづくり!

そして、生地も何種類も選んで買ってしまったのでもう後には引けない
ネットで作り方を検索しながら、とりあえずやってみよう!

1.生地をカットして。
まっすぐに、ずれないようにカットするのが苦手…。小さいより大きく失敗した方がいいよね、という考えのもと、いつも仕上がりが当初予定よりも、1~2センチくらい大きめになるけどやめられない。)
2.ミシンをセットして。
(家庭科の授業でやった手順、意外と覚えているもので結構スムーズに完了
3.生地の周りをほつれないように縫って。
(これは、どっちみち見えなくなる部分なので気楽にガーっと縫えるので好きです)
4.パーツを縫い合わせる。
(多少のズレやガタガタは想定内!)
以上!

試行錯誤しながらも、土曜日の午後を使って、トートバッグ2つ完成しました!


そして、その勢いのまま日曜日の午後に、体操着袋、お弁当袋、ナップサックが完成
(日をあけると、一気にやる気がなくなるからね…)

慣れないことなので、めちゃくちゃ疲れましたが、ものすごい達成感
写真は体操服袋ですが、ぱっと見売り物!(これだけ遠めだと、たいていうまく見えるんですけどね)
近くで見ると、それはそれは、雑な素人が作ったというのがありありとわかるんですが。
ほつれず使えたらOK
これだけいろいろ作業をしましたが、コンパクトミシンに対して、一度もイラっとすることがありませんでした
下糸がからまったり、上糸と下糸の強さがアンバランスだったり、なんかよく分からないけどうまくいかなかったり。
そんなことは全くなく、終始スムーズに動いてくれました

JANOME コンパクト電動ミシン実際に使ってみていいと思った点

1.シンプル

小学校か中学校かで習ったミシンの使い方の知識が、頭の片隅にでも残っていれば、何も迷わず使い始められる程度にシンプルです。
いろんな機能が付いていないので、このボタンは何だろう…この突起はどう使うんだろう…みたいなことがありません。
説明書を読みこまなくても、使い始められます

2.速さが一定

昔持っていたコンピューターミシンは、足でペダルを踏むのですが、踏めば踏むほどどんどん早くなりました。
上手に調整できる人や、早くても問題なく縫える人はいいんですが、素人的には早くなると戸惑うんです。
だから、踏んで、早くなったら足を離して、また踏んで、また早くなったら足を離して、を繰り返していました。
これは面倒くさいし、足が疲れるし、気が張るんですよね。
でも、このコンパクトミシンは踏み方に関わらずずっと早さが一定
もっと早く動いてもいいかな、と思う瞬間は確かにありましたが、それ以上に同じ速さで縫い続けられる安定感の方が私には必要な要素でした。

3.小さくて軽いから気軽に使える

コンパクトという名前通り、片手で持ち運びできるし、棚の少しのスペースに保管できます。
よっこらしょ、と言わなくてもヒョイっと運べる
これは、気持ちのハードルがかなり下がります。

JANOME コンパクト電動ミシンの惜しいと思った

このコンパクトミシンを採点するとしたら99点。
全く文句はありませんが、もし1つだけ機能を追加できるとしたら、手元のライトです。
明るいところで作業をしていても、少し影ができて見づらかったりします。
見えないわけではないけれど、ライトがあればもっと見やすいな、とは思いました。
でも、手元のライトがあったコンピューターミシンよりも、ずっとずっとコンパクトミシンの方が好きです。

おもちゃ感覚で使えるから、もっと使いたくなる

カバンやら袋類を作った翌週、何とマスクを作りました

マスクは今はすっかり品切れではなくなり、どこのスーパーやドラッグストアに行っても買えますが。
子どもたちがかわいいと思う生地で作りたくなったんです。
この面倒くさがりで不器用な私が、まさか必要に迫られてもいないのにマスクを手作りしようと思う日が来るなんて
これはまさに、コンパクトミシンのおかげです。
おもちゃみたいにシンプルだから、使ってみたくなるんですよね。

ちなみにマスクは、自分たちで使う分だけ作るなら、断然買った方が安いです。
生地の販売単位が、必要な生地に対して多すぎる。
つい、いろんなかわいい生地が目に入って買ってしまったのですが、9割以上余りました。
同じ柄のマスクを大量に作るかな…。

↓息子セレクトのマスク生地

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