整理整頓のステップ まずは仕切りボックスを買う→物が減ったら仕切りボックスを捨てる
4年前、育児休職中に大規模な家の整理収納改革をしました。
かなり落ち着いたと思っていましたが、今、第2期整理収納フェーズを迎えて気づいたこと。
それは、本当に物を減らしたら、仕切りボックスも収納グッズもいらないということでした。
物が多くてごちゃごちゃな状態を脱するには仕切りボックスを使う
最初の整理収納を実践するまでは、家にもともとある収納場所(引き出しや戸棚や押し入れなど)にとりあえず物を突っ込んでいる状態でした。
物が片付くようにするには「物の住所を決めればいい」らしい。
そう聞いて、それぞれどこに収納すべきかをちゃんと決めているつもりでした。
でも、それだけだと、「住所」として届けられた先がぐちゃぐちゃになるんですよね。
調理器具にしても、洗剤類にしても、文房具にしても、衣類にしても、「住所」になっている、このスペースにあるのは確実。
ただ、重なり合ったり、絡み合ったりして、「住所」の中から探すのが大変…。
そんな時にとても役に立ったのが仕切りボックスでした。
仕切りボックスで詳細な「住所(番地)」を決め、空間の高さも有効に使う
仕切りボックスを使うメリットは2つ。
1つ目のメリットは詳細な「住所(番地)」が決められること
「物の住所を決めましょう」と言われて私が最初にイメージしていたのは町名まででした。
キッチンの棚のうち、右端の上から2番目がお菓子作りの道具をしまう場所。
そのレベルでしか決めていなかった。
そうすると、横80cm×奥行80cm×高さ40cmくらいの広めの空間に、
マフィン型もパウンド型もクッキー型もシフォン型も
泡だて器も刷毛もふるいも絞り器も綿棒も
クッキングシートもトレーも
ラッピング用のテープや袋も
いろんな用途のものがごちゃごちゃと並ぶわけです。
一応、種類ごとになんとなく分類してみるけれど、使っているうちに混ざってくる。
そこに仕切りボックスを使って、用途ごとに分けると、パキッとします。
用途ごとに番地が決まるので、探す手間が省けます。
重なった中から探したり、思ったよりも右寄りに置かれていて気づかなかったり、ということがなくなります。
↓お菓子道具たち
↓お弁当グッズとオールブラン、グラノーラ、ミューズリーたち
2つ目のメリットは収納場所の高さを生かせること
仕切りボックスを使うことで、平置きしていたものを立てることができます。
綿棒やクッキングシートを横にして収納していると、20cm×30cmくらい床面積をとっていたのが、立てて収納できるボックスを使えば5cm×30cmくらいですみます。
マフィン型やパウンド型もしかり。
つい重ねてしまっていたものを立てれば、取り出しやすくもなります。
仕切りボックスに慣れると、物が増えだす
仕切りボックスで整理した後、しばらくはそれでいいのですが。
仕切りボックスを使うことで、物が見やすくなり、また収納できる量も増えるんです。
その結果、ついそこに入るだけ物を増やしてしまいがちです。
これは使わないかもな、と思うものも置いておける場所ができるので、ついとっておいてしまう。
比較的物を捨てるのが得意な私ですが、それでも”これは取っておこうかな”と少しずつ物が増えていきました。
整理収納アドバイザーの友達の家には収納グッズがなかった
そんな時に、整理収納アドバイザーのお友達の家に遊びに行ったのですが。
彼女は衣装ケース数個以外、収納グッズを利用していませんでした。
家中どこを見てもいいよ、と言ってくれたのでいろんな引き出しを見せてもらったのですが、仕切りボックスなんて1つもなくて全部平置き。
調理器具も、文房具も、洗面用具も、食器も、すべてが町名レベルの住所の場所に、平置きなんです。
物が少なければ仕切りボックスなんていらないんだ、と気づきました。
物を減らせれば仕切りボックスはいらなくなる
仕切りボックスで見やすく物を突っ込めるようになって満足していましたが、それはまだ途上だったのか。
改めて家を見まわしたら、不要なものの多さに愕然としました。
なんでこれをとっておいたんだろう…というものが各住所に2~3割は占めている。
万年断捨離をしているつもりだったんですけどね…。
今いるものだけに絞ったら、仕切りボックスがスカスカになりました。
そして、心の支えになっていた仕切りボックスを思い切って取ってみたら。
なんとスッキリして見えることか!
↓Before
↓After
仕切りボックスはあくまでもごちゃごちゃしたものを整えて収納するためのものであって、物を減らす点においては逆効果だったんですね。
物を減らせれば、仕切りボックスはいらなくなるんです。
仕切りボックスに頼らず癒される収納を目指す
ということで、整理収納熱が入った私が今目指しているのは、仕切りボックスを減らしていくこと。
仕切りボックスに頼らずともスッキリした状態が実現できる状態を作ること。
薬や日用品のストック場所と、玄関で実践してみたところ、息子と娘が見た瞬間に「スッキリ~!」と歓声を上げてくれました。
↓小物は小さなボックスに入れないとどうしてもバラバラになりますが、もっと大きな3段ケースに入っていたのを平置きにしただけでもスッキリ!
収納場所がきれいだと、そして収納場所にちょっとした置き物なんか置けたりすると、なんだか気分が軽くなります。
こんな贅沢な収納スペースの使い方があるなんて。
収納スペースに癒されるなんてことがあるなんて、目からウロコです。お勧めです。
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