大人になってからの英語力UPにおすすめのリスニングアプリ
英語を好きであり続けたくてリスニングを始めることにしました
英語ができます、というレベルではありませんが、学生の頃からずっと英語が好きでした。
でも社会人になってからは実際に英語を使う場面がなく、英語力がどんどん落ちていくのがわかりました。
英語力が落ちてくると、英語を聴いたり読んだりするのが怖くなってきます。
前はできたのにできなくなっている、ということを認めたくなくて、避けようとしてしまうんです。
大人が改めて英語を好きになるためには耳を鍛えるべき
日本の英語教育では長らく読み書きのみが重視されてきました。
音読は大事ですよ、と言われることもありましたが、やっぱり読み書きが最優先。
でも、英語は言語であり、コミュニケーションのツールなので、読み書きから始まるのは本来は無理のある習得順序なんです。
日本語をどうやって習得してきたか、思い出してみてください。
赤ちゃんの頃にはたくさん話しかけてもらう中で、まず耳から日本語のリズムや言葉を覚えて、１～2歳頃に少しずつ話すようになって、幼児以降になってようやく書き方を覚えます。
これの順序で習得しようとすると、学習事項を体系化しづらいので、教育現場では非現実的だとは思いますが、一通り英語学習を終えた大人であれば問題ないんです。
基礎知識があるうえで耳で聞く練習をすると、知識が相互作用を起こし、忘れていた知識を思い出したり、知らなかったことを英語のまま理解できたりします。
知り合いの英語のプロからもとにかく耳からだよ、と言われたのでリスニングを始めることにしました。
リスニングは教材を使わなくていい。ただ聞けばいい。目標は低いところから。
リスニング教材やラジオ講座など世の中にはたくさんありますが、私は続きませんでした。
ノルマになってしまうと楽しくないし、必死になってストレスがかかるし、できないとやる気がなくなってしまう。
それが理由で何度も挫折したことがある経験から、今回は目標をとても低く設定しました。
「とにかく毎日流す（聞かなくていい、とにかく音を流す）」
「聞くためだけに時間をとらない、何かする時に流す」
それだけです。
ただし、大事なことはそれを毎日続けること。
朝起きてから５～10分くらいストレッチをするので、その時に流すことを始めました。
英語の音を流し始めて半年の効果
4か月目くらいまでは、英語の音は本当にただのBGMでしかありませんでした。
最初の２言くらいはわかるけれど、それ以降何を言っているかわからない。
でも、それでいいんです。
何を言ってるのかわからない、ただの雑音のような感じでも気にしない。
何も期待しないで流し続けた5か月目くらいから、少し変わってきました。
詳細の一言一言は聞き取れなくても、全体として何を言っているかわかるようになってきて、
ゆっくりめのニュースや、背景知識のある事項については、比較的クリアに聞き取れるようになってきました。
そうなると、流す音声を選ぶ時にも、「聞きたい」と思う内容のものを選ぶようになってきます。
このニュースのキャッチアップをしたいな、とか、これについて興味があるな、という観点になってきます。
英語を流し始めて半年になった今は、英語耳を鍛えながら、情報を得るという一石二鳥が可能になりつつあります。
おすすめのリスニング音源（アプリ）BEST３
今の時代、無料でとてもいいリスニング教材が手に入るんです。
星の数ほどありますが、これまでいろいろ試してきて、３つに絞ってその日の気分で使いわけています。
TED アプリ
TED（テド）のサブタイトルにはIdeas worth spreading「広める価値のあるアイディア」とあるように、様々な学術分野や課題意識について、世界中の人のプレゼンテーションを聞くことができるアプリです。
サービス当初は起業家や知識人などの有名人のプレゼンテーションがメインでしたが、今は一般の無名の方のものも多く配信されています。
TEDが魅力的だと思う点
・思いもよらなかったアイディアをを得られる （テーマは教育、ビジネス、科学、テクノロジー、創造性など多岐にわたり、 観点も様々なので学術的な知識を得ることもできるし、雑学知識も増えます） ・様々な英語が聞ける （ニュースの英語は発音やスピードが聞き取りやすいですが、 実際のコミュニケーションにおいては早口だったり訛りがあったりします。 それへの耐性をつけられます） ・魅力的なプレゼンテーションの仕方が学べる （英語力だけでなく、人にわかりやすく伝えるための手法も学べます。 資料の使い方や話し方、間の取り方などとても興味深いです。 ちなみに、英語だけでなく日本語はもちろん100を超える言語もあります。）
VOA
Voice of Americaの略で、アメリカで配信されている米国民向けのニュースがリアルタイムで聞けます。
PCでも読んだり聞いたりすることができます。
VOAが魅力的だと思う点
・時事英語が聞ける （実際にアメリカで流れているアメリカや世界のニュースが流れるため） ・アメリカ英語の発音で聞ける （イギリス英語やそのほかの地域の英語ではなく、アメリカ英語を身につけられる） ・ニュース以外の気楽に聞けるコンテンツもある （ニュースだけだと疲れますが、カルチャー的な要素のコンテンツもあります） ・ネイティブスピーカーの速さに慣れられる ・早くて難しすぎるという人には、ゆっくり簡単バージョンもある （「VOA Learning English」という非英語話者向けの、 簡単な英語でゆっくり聞き取りやすく発音してくれるコンテンツもある）
NHK World
NHKの番組を24時間ライブで世界中に配信しているもの（英語など18か国語に翻訳されて配信）が聞けます。
NHK Worldが魅力的だと思う点
・時事英語が身につく ・背景知識のある内容が多いので理解しやすい （日本のニュースなので英語が聞き取れなくてもある程度推測して聞き取ることができる） ・ニュース以外にもバラエティよりのもあれば、特集もある。 （NHKで流れる様々なコンテンツがそのまま英語になったと思えばよい） ・聞くコンテンツを選びやすい （TV欄の形でコンテンツを確認できるので、いつのどれを聞きたいか選びやすい）
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