元同期の去年の年収額(億!)を聞いて、さすがにちょっと動揺した話

新卒で入ったのは経営コンサルティングの会社でした。
当時は人数も少なかったのですが、今はかなりの大所帯になっています。
つまり、経営がうまく行っているということで、報酬も上がってきているのだとか。

同期は12人いました。
出入りの激しい業界なので、今残っているのはその半分くらいです。
残っている同期たちはどんどん結果を出し、パートナー(役員)になる人も出始めました。

そのうちの1人は、特に去年は大きなプロジェクトを成し遂げたらしく、業績連動分を合わせるとかなりの報酬を得たのだとか。
具体的な額は聞けませんでしたが、2億弱だと思われます

業績に大きく連動するので、毎年それくらいもらえるわけではありません。
だとしても…!
平成29年度の日本の平均年収が432万円なので、生涯年収を超える額を1年で!
累進課税だし、税金も多く持っていかれるから、手取りでは違ってくるんですけどね。

いやあ、衝撃でした
年収2億円という人は世界中にたくさんいることは知っています。
でも、身近なKくんがそうなるなんて!というのはやっぱり衝撃でした。

投資でうまくいって稼いだ人も知っていますが、そうではなく堅実にサラリーマンを続けた結果としての年収2億円
私も同じ会社にいたわけなので、あのまま頑張っていたら自分も億プレーヤーになる可能性があったと思ってしまう…のも仕方なくないですか!?

いやいや、わかっています。
K君には、コンサルティングという仕事に対する深い興味と愛情があり、非常に秀でた才能があり、とてつもない努力家であり、数日寝なくても平気な体力があり、プレッシャーに潰されない鉄の精神力があり、些細なことも大きな成功につなげられる強運もある。
あの会社に残ったとしても、2億円稼ぐには様々な条件を、かなり高いレベルでクリアする必要があるわけで。
それが私には成し得なかったことは理解しています。

でも…やっぱり、私も頑張っていたらもしかしたら…って。
いや、自分が稼がないとしても、K君と結婚していたら…
年収がそれだけあったら、何をしよう、なんて考えてしまったり。
それくらい年収2億というのは衝撃的でした。

 

そして、お金というのが人を狂わせるのだということを、身をもって始めて感じました
不可能な事にも、可能性を見出してしまう
好きでないことも、好きになろうとしてしまう

お金にまつわるトラブルを見聞きする度に、お金より大切なものがあるでしょ!って思って生きてきました。
それは、大金があまりに自分から遠い存在だったからなんですね。
意外と近いところにある、と気づいたら、ついそこに吸い寄せられそうになる

いかんいかん、と自制しながら、「もしかして」というのがなくなるまでに1週間かかりました(笑)。

 

お金があったら、買いたいもの、食べたいもの、行きたいところ、住みたい家があるのは事実です。
でも、今も私は幸せです。

お金があったらもっと幸せになれるかもしれない。
でも、もっとお金を持つためには、犠牲になるもの(家族との時間とか、気持ちの余裕とか、血色のいい顔色とか)もきっとあるはず。

1日に何度か「自分は幸せだな」と思いながら、日々を送れていること。
それに勝る幸せはないわけで。
ついつい、人間というのは上を見がちですが、惑わされず、今に目を向けていこうと思います。

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