帰省の過ごし方は年齢によって変わることを実感した話
夏休みや冬休みなど、長期休みは基本的には自分か夫の実家に帰省します。
今年の夏休みは、私がフリーランスになったこともあって私の実家に長めに帰省することになりました。
帰省すると言うと「ゆっくりしてきてね」と言われる
夏休みの予定を聞かれて「実家に帰省する」というと、誰もが必ず「いいね!ゆっくりしてきてね!」と返してきます。
確かに、社会人間もないころの帰省といえば、ゆっくり好き放題するものでした。
1日中ごろごろし、たまに昔の友達と会い、出されたご馳走を食べ、片づけてもらう間にお風呂に入り、好きな時間に寝て、と3キロは軽く太って帰るものでしたが、そんな帰省なんてもう昔のこと。
3歳と8歳を連れて、90代の曾祖母が2人いる実家への帰省
父方母方とも90歳を超えた曾祖母が健在で、両親と同居しています。
介護とまではいかないまでもそれなりにお世話が必要。
そこに3歳の娘と8歳の息子を連れて帰るわけです。
うちの子どもたちとタイミングを合わせて、妹家族も帰省してきます。
私と妹のダンナたちは仕事があって数日遅れてくるのと、父は嘱託の仕事があるので、何の支障もなく動ける大人は母、私、妹の3人。
それはそれは、子守と家事ともろもろとで、人手不足感がすごい状況に陥るのです。
子どもたちの面倒を見るだけでも精一杯
妹のところには、6歳の女の子と4歳の男の子がいます。
8歳、6歳、4歳、3歳の4人が集まると、テンションは上がり、家の中でも走り回るし、叫ぶし、ケンカをする。
子どもたちだけで遊んでくれるからいいんじゃない?なんて思うかもしれませんが、コントロールする大人がひとりはついていないと10分も持ちません。
すぐそばに父がやっている家庭菜園というには広すぎる畑があるので、そこに行きたがるし、家の前にある川で魚釣りをしたがります。
畑に行くには長袖長ズボンに着替えさえ、長靴を履いて、帽子をかぶって、虫よけをする。×4人。
魚釣りをするには、釣り道具を準備し、畑の時と同じく着替えさせ、エサを取る。×4人。
子どもたち全員が遊びを終えようと納得するまで、落ちないように神経をとがらせて見張る。
気持ちも身体も精一杯です。
1人で4人見るのは結構きつい…
普段と変わらない日常の仕事ももちろん継続
私たちが帰省してきても、いつも通りの曾祖母の面倒や家事などはもちろん発生します。
曾祖母たちは基本的には自分のことはできますが、ちょっと負荷の高いこと(ちょっと高いところのものを取る、ちょっと重いものを持つ、床にこぼしたものを拭くなど)はできません。
デイケアセンターのお迎えの車まで付き添ったり、何か食べたいものがあったら買って来てほしいと頼まれたり、銀行からお金を引き下ろしてきてほしいと言われたり、ちょくちょく仕事が発生します。
この合間に掃除をしたり、部屋を片付けたり、床拭きをしたり、ご近所へ所用で出かけたり、いつも通りの仕事が入ってきます。
そこに、おばあちゃん大好きな孫たちが、自分でできることも「おばあちゃんやってー」と甘えまくるので、母は常に複数並行して何か作業をしている状況が続きます。
大人6人と子ども4人分の食事や洗濯など
大人6人と子ども4人分って、普段の4人家族の規模から比べると倍以上です。
洗濯機を何回も回して、何回も干す。
一度に作り切れない食事は何回かに分けて作る。
シンクに入りきらないほどの大量のお皿を1時間くらいかけて洗う。
単純にこれらの作業が増えるだけでなく、人数が増えることで追加の仕事が発生するんですよね。
各所のタオルの取り換えが頻度高くなったり。
いつもは食器を洗った後は乾燥機に頼りますが、乾燥機に入りきらないので、ふきんで拭いて食器棚にしまう仕事が増えたり。
食料の買い出しの量と頻度が格段に上がったり。
床が汚れるスピードが上がるので、床拭きを頻繁にしたり。
私がだいたい担当するのはここです。
食道のおばちゃんと化して、一日中ごはんの準備と片づけをしながら、気になったところの片づけを担当します。
親孝行のためのwin×4の帰省
ということで、とてもゆっくりなんてできません。
自分の担当だけでなく、担当業務を横断して助け合わないと回りません。
昔は美味しいものが食べられるからとか、友達に会いたいからとか、ゆっくりできるから、という理由で帰省していましたが、今は孫やひ孫に会いたい両親と曾祖母のために親孝行として帰省している感じです。
子どもたちも普段とは違う環境で違う遊びができるので楽しそうだし、家族サービスだな、と思います。
そして、自分は、嬉しそうなみんなの顔を見て、よかった!と思う。
win-win-win-winな帰省なことは今も昔も変わらずです。
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