大友康平さんの「これ全部食べなきゃいけませんか?」に救われた話

妊娠中のツワリと逆流性食道炎を経て、娘を産んでからすっかり小食になってしまいました。
(1回あたりの食べる量が少ないだけで、トータルではたくさん食べてるんですけど)
小食なことって、いろんなお付き合いがある中で生きていく際に、結構厄介なんです。

 

「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに登場した大友康平さん

「笑っていいとも」は、2014年まで続いたタモリさんが司会をされていたお昼の長寿番組。
”森田一義アワー”という冠がタイトルの前につくのが正式名称です。
なので数年前の話になるのですが。

普段は平日のお昼は会社にいるので、笑っていいともを見ることはないのですが、たまたま何かで家にいたのだと思います。
「笑っていいとも」の中のテレフォンショッキングというコーナー(毎回ゲストが登場してトークする)に大友康平さんが登場されました。

大友康平さんといえば、日本のロックバンド「HOUND DOG」のボーカルです。
失礼ながら、当時は大友康平さんのことをよく知らなくて、でもなんだかカッコいいおじさんが出ている!というので話に聞き入りました

 

楽屋で出るお弁当の量が多いことへの不満を話されていました

いろんな話をされた中で、私がとても驚いたのが、大友康平さんが楽屋で出るお弁当について話されていたこと。
味やジャンルについてではなく、量について不満を述べられていました。
あんなに大きなお弁当をどーんと出されて。これ全部食べなきゃいけませんか?って思う。」と。

もうかなり昔の記憶なので詳細は覚えておらず、私のイメージで多少脚色されているかもしれませんが…。
自分は小食で少ししか食べたくないのに、たくさん出されることがとてもプレッシャーなんだ、と。
不満をあらわにした口調で「これ全部食べなきゃいけませんか?っていつも思う」と何度かおっしゃっていたと記憶しています。

当時は(今も?)大食いが流行っていた時代。
小食であることはカッコいいこととは捉えられない時代に、強面のおじさんが堂々と自分が小食であることをアピールしている、そしてそれに対して周りが理解を示さないと怒っている、というのが衝撃的でした。

 

むしろ大食いだった私が、妊娠・出産を経て小食になった

田舎で”たくさん食べるのが良し”とされる環境で育ったこともあり、妊娠するまではどちらかというとたくさん食べる方でした。

おなかが空いていなくても、誘われたらランチに行き、普通に一人分食べきる。
満腹になっても、出されたものを残すことは基本的にしない
飲み会などの大皿料理で残ったものがあれば、率先してキレイに食べきる
気になるものは空腹感に関係なく、時間も気にせず食べる
食後のデザートは欠かさない

そんなだった私が、妊娠中のひどいツワリと逆流性食道炎などを経て、産後は小食になってしまったんです。

 

「小食だね」というのが批判にしか聞こえなくてツラかった

それまでの半分くらいの量でおなかがいっぱいになる。
満腹になってから食べようとしても、圧迫感で息苦しくなって、食べられない
1口でも多く食べようとギリギリまで頑張ったら、その後5~6時間くらい気持ち悪くなる

最初の頃は自分のそんな状況を認めがたくて、たまたま体調が悪かったのだと思っていましたが、数か月続き、どうやら本当に体質が変わってしまったらしいと諦めました。

自分が大食いだった頃は、小食の人を理解できなかったんです。
食べないのが格好いいと思っているんじゃないか、食べ物に失礼じゃないか、と思ってしまっていました。

だから、自分がその立場になったことがショックでした。

 

外食する時は、”何が食べたいか”というのと同じくらい”食べきれる量か”というのも考慮して選びます
ピザなど分けやすいものの場合は、食べ始める前に、たくさん食べられる人に取ってもらいます。
それでも残さざるを得ない時は、端っこに寄せたり、ナプキンで隠したりして、残した量が少なく見えるようにしています。
そして、心の中で「食べきれなくて本当にごめんなさい」と呟きます。
食べ物に対して、調理してくれた人や材料を育ててくれた人に対して、一緒にご飯を食べに行ってくれた人に対して。

 

そんな状況をみると、かなりの確率で「小食だね」と言われるんですよね。
「これだけで足りるの!?」と純粋な驚きだったり、「女子らしいね」と皮肉なのか褒めているのかわかりづらいものだったり。
いろんなニュアンスが含まれていると思いますが、私には批判にしか聞こえない
「もっと食べろよ」としか聞こえなくて、でもどうやっても頑張って食べられなくて、ツラかったです。

 

大友康平さんだって小食なんだから、いいじゃないか!と思えた

そんなところへの、さっきの大友康平さんの小食アピールだったんです。

食べられない人は食べられないって言っていいんだ。
体質なんだから、小食であることに罪悪感を感じなくていいんだ。
残さなくていいように、食べるものを選んでいけばいいんだ。

 

フリーランスになって小食ストレスがなくなりました

フリーランスになるとお昼ごはんも家で食べるので、外食の機会(=量が調整しづらい)が減りました。
自分が食べきれそうな量だけ準備ができます
もしあとこの数口が無理…という時も、無理せず残して、冷蔵庫に入れておけます
残りは小腹が空いたときに食べるか、夜ごはんのときに食べるか。

今日も食品ロスは出さなかった!という小さな喜びが増えました。
「お弁当箱小さすぎない!?」とか「もう食べないの?」とか言われるストレスがなくなりました。
(言う方も悪意はないとはわかっているんですけどね…)

さて、来月は結婚式。
メインの前にいつもおなかが苦しくなって、私の前だけ食べきれないお皿が並んだまま。
にもかかわらず、次々とごちそうが出てくるのがちょっとツラい。
大食いの友達が同じテーブルだといいな。

 

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