言わずもがな、ランドセルって高いんですよ。
私が自分のバッグを買うとしたら、値札を見た瞬間に諦めるくらいの値段設定。
でも、高級であることは、子どもは気にしません。
最初は注意をしたり、びっくりしたり、がっかりしていた私も、慣れてきました。
これから小学生になる(特に男子)ママたちの心構えになれば幸いです。
ランドセルはおじいちゃんがプレゼントしてくれました
息子が産まれた時から、私の父は「ランドセルは自分が買う」と宣言していました。
息子が年少になった頃からいろんなランドセルメーカーを調べていました。
年長になったら待ちきれず、メーカーの実店舗に行って、実際に手に取って選びました。
安いものではないし、とても気合いの入ったプレゼント。
大人って、そういった背景も含めて大事にしなければと思うのですが、子どもは必ずしもそうではなく。
特に小学生男子は、見ていてドギマギする使い方をするのです。
皮革製品なのに雨に濡らすし、濡れたものもそのまま入れる
息子は傘をさすのが面倒だと言って、小雨なら濡れて帰ってきます。
傘をさしても、斜めにさしたり、遊びながらさしたり、ランドセルはびしょ濡れ。
皮革のバッグに水は大敵なのに!
子ども自身よりも、ランドセルが心配。
最近は傘ではなく、ランドセルを背負ったまま着られるレインコートを購入しました。
これなら大丈夫だろう!と思っていたら。
脱いだレインコートがランドセルから出てきました。
もちろん、濡れたまま…。そうきたか。
濡れた運動場やでこぼこのアスファルトに勢いよく置く
”ランドセルを下ろしたい”と思ったら、置く場所の状況なんて考えません。
雨が降った後の運動場に置いたら泥だらけになる。
でこぼこのアスファルトにランドセルの前面(顔側?)をこすりつけたら傷になる。
そんなの関係ない!下ろしたいんだ!!
最近はランドセルが重いのが問題視されていますよね。
私が持っても重いんです。
だから、地面に置く時も支えきれず(?)思いっきり叩きつけるように下ろすわけです。
高級バッグが、でこぼこのアスファルトに叩きつけられ、バウンド。
うわあ…!!!!はあああ……ってなります。
ランドセルカバーのカバー範囲を超えてくる
そんな状況を見かねて雨と傷から守るため、ランドセルカバーを取り付けました。
↓取り付けたら、こんな感じになります。
でも、考えが甘かった…。
小学生男子は、狭いところや壁際を歩くのが大好き。
ランドセルカバーの守備範囲は、前面のみ。
サイドはむき出しなわけです。
小学2年生だと、自分の体の幅よりもランドセルの幅の穂が広かったりするわけで。
そうです、壁にランドセルのサイドがガリガリ、ゴリゴリとこすりつけられるのです。
「うわああ!こすってる!」と注意して「え?なに?」と振り返り際にさらにゴリゴリと…。
皮の伸びが許す限り荷物を詰め込む
通常の皮のバッグであれば。
たとえ容量的に入ったとしても、皮にダメージを与えないように配慮した荷物量にしますが。
小学生は、入るなら全部ランドセルに詰め込みたくなるようです。
体操着や上履きなんて当然ですが、1リットルの大きめの水筒も入れてしまいます。
そんなに入るもんなのか!と思っていたら、息子の友達はさらにすごかった。
なんと習字道具を入れていたんです。
入るの?っていうか、閉まるの?と思いますよね。
もう、ランドセルの形が変わっていました。
通常使用時よりも、10cmくらい上に伸びている。
閉まるんだ…というランドセルの順応性にびっくりです。
ランドセルは子どものためのもの。子どもがいいように使えばいい
値段の高さ、プレゼントしてくれたおじいちゃんへの配慮、6年間使わなければならない事実から、最初の頃はそれはそれは神経質に注意をしていました。
もうちょっと大事に扱いなさい、と。
でも、小学生男子の生態を把握するにつれ、別にランドセルを邪険に扱っているわけではないのだ、と思えるようになってきました。
ランドセルは息子のためのもの。
息子が使いやすいように使ったら、それが一番みんなが幸せなんだろう、と。
ランドセルの傷や汚れや傷みは、学校生活を楽しんだ証だ、と。
そもそも子どもたちが好んで、高級で重い皮のバッグを使っているわけではないんですよね。
利便性を考えたら、皮じゃなくて帆布の方がいいんじゃないのか?
10万円のものを6年使うより、2万円のものを2年で買い替える方がいいんじゃないのか?
大人が高級バッグに対してするような対応を、子どもがランドセルに対してすることを期待してはならない。
きっとそれも考慮して、ランドセルメーカーも作っているはず。と信じて。
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