引き出しや財布に入れて、ほんのりした香りで癒される「ふみか」

人工的な香りが苦手な私が、最近買ったのが「松栄堂のふみか」です。

誕生日に、友達からもらったのがきっかけでした。
もともと匂い系は苦手で、柔軟剤も無香料だし、香水も使いません。
でも、これは押し付け感が全くない、自然な香りがして、とっても気に入ったんです。

本体は54×45ミリというサイズで、腰文ケース仕立になっています。
細やかな友禅染和紙を袖形にかたどられたデザインもおしゃれな、薄型の匂い香です。

私は小物を入れている引き出しに入れていましたが、引き出しを引き出すたびにいい香りがして癒されるんです。
薄い形状なので、手紙を送るときに同封することもできますし、カバンや名刺入れ、財布なんかに入れておくこともできます。

ずっと香りが漂っている、という状況を作るためのものではなく、これを入れてあるところのものを動かしたら、ふわっと香る、というものです。

さっぱりとした甘い香りで、甘ったるいのが苦手な私にちょうどいいです。
あまりお香は詳しくありませんが、白檀の香りが混ざっているように思います。
白檀は、サンダルウッドとも呼ばれるので、こちらの名前で知っている人もいるかもしれません。
ウッディ系の香りがベースで、スモーキーな雰囲気もあれば、スパイシーな感じもします。
その奥に、優しい甘さも感じたりして、とても奥深いんですよね。

「京小袖」は、生地に香りがついた商品ですが、しおりタイプのものもあります。

好きな本を取り出したら、この香りが漂ってくるって、最高です。

火をつけたことを忘れそうで危険なので、家でお香をたくのはやめているのですが、このふみかがあれば、家のあちこちを開け閉めするたびにいい気分になれるので、得した気分です。
家全体がお香の香りに包まれると、だんだん鼻が慣れて、わからなくなってくるじゃないですか。
でも、部分的に香る個所があると、毎回幸せな気分になれますよね。

お値段も手ごろなので、プレゼントにもおすすめです。