なんだか最近イライラする人に 漢方薬(抑肝散加陳皮半夏)がおすすめ!

毎日、ただ生きているだけでいろんなストレスがあるこの社会。
最近ちょっとしたことでイライラしてしまう、と自覚する瞬間はありませんか?

特に女性だと約1カ月周期でホルモンのバランスが変わるので、おそらく多くの人が感じたことがあるのではないでしょうか。
ただ不快に過ごして、気持ちが落ち着くのを待っているという人が多いかもしれませんが!
そのイライラ、漢方薬で抑えることができるんです!

漢方的に「イライラする」とはどういう状況か

漢方では、体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられています。
「気」は人の体を支える原動力になるもの。
「血」は全身の組織や器官に栄養を与えるもの。
「水」は飲食物などから摂取した体をうるおすもの。

この3つのバランスが大切なのですが、「血(けつ)」が不足すると、ストレスに対する耐性が低くなります。
その結果、「気」のめぐりが悪くなり、イライラしたり怒りっぽくなるのです。

 

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方

イライラの原因となるのが「血」の不足。
なので、「血」を補い、「気」をめぐらせる処方をしてくれる抑肝散加陳皮半夏がおすすめです。
長い名前ですが、「抑肝散」+「陳皮」+「半夏」という漢方が入っているから。
薬局ではあまり見かけませんが、ネットなら気軽に購入することができます。
(薬局で見かけても、「イライラ」って書いてるとなんだか買いづらい…)

「抑肝散」とは複数の生薬から配合されたもので、「肝」の高ぶりを抑える効果があります。
漢方には五臓という考え方がありますが、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のうち「肝」が高ぶるとイライラすると考えられているのです。
「肝」を「抑」えるから「抑肝散」という名前、わかりやすいですね。

「陳皮」とは、マンダリンオレンジの果皮を干したものです。
胃腸の働きを整える作用があります。

「半夏」はカラスビシャクというサトイモ科の植物からできています。
健胃作用があり、嘔気や嘔吐に効果があります。

 

自律神経の乱れによる不調全般に効果がある

イライラの解消に効果があるのは先述の通りですが、抑肝散加陳皮半夏は自律神経を整えてくれる薬なので、自律神経の乱れが原因となるその他の不調にも効果が期待できます。

例えば、不眠症や子どもの夜泣き、神経症や歯ぎしりなど。
子どもでも飲める漢方です。
女性の場合は更年期障害や、女性ホルモンの変動に伴う諸症状(精神不安や苛立ちなど)にも使えます。

陳皮と半夏という胃腸のはたらきを整える生薬も配合されているので、ストレスで胃腸にダメージが出ている人や、もともと胃腸の弱い人でも服用しやすくなっています。

 

イライラしがちな息子に飲ませています

誰でも飲めるイライラ解消薬ということで!
うちではすぐにイライラした口調でつっかかってくる息子に飲ませています。
反抗期というわけではなく、生まれた時から「疳の虫」が強いタイプでやりづらかったんですよね…。
いろいろ手を尽くし対策をしてはいますが、漢方で軽減できるなら少し頼らせてくれ…。

中は大人1回分の分量ごとに個包装になっています。
10歳の息子は1回2/3包なので、残りは洗濯ばさみではさんで保管。

そして漢方といえば、どうしても避けられないのが独特の香りです。
この漢方もなかなかのもので、私も「うっっ」ってなっちゃいました。
なので、ゼリー状のオブラートで包んでなんとか飲ませています。

 

気持ちを整える効果はあると思います!

漢方は一定期間飲み続けることで効果が出る薬ですが、3日くらいで息子は少し落ち着いたように思います。
薬の効果もある程度あるでしょうが、面白かったのが「飲みたくないから、自制する」と言ったこと。
あのまずい薬を飲まされるくらいなら、キツイ言い方やつっかかる態度を改める、と言ったんです。
そこで、イライラしたオーラが出てきたら飲む、という約束をした結果、1週間に1~2回飲む状態になっています。
それで比較的落ち着いた状態を維持できているので、今のところ結果オーライです。


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