フリーランス2年目 今月の収入は40万円弱でした

会社員を辞めたのが去年の7月末。
まだ1年半も経ってないのか!と驚くほど、毎日が充実していて楽しいです。

フリーランスになった理由

いろいろな積み重ねでの決断でしたが、まるっとまとめると家庭をおろそかにしてまで働きたくなかったから。
私が勤めていた会社では、家庭を犠牲にしなければ働き続けることは難しかったんです。
時短勤務と言いながら毎日朝夕で2時間残業した上に、ほぼ毎日持ち帰りの仕事はあったし。
それでピリピリしない方がどうかしてます。
社会的地位やお金よりも大切なものがある、と気づいて即断したのでした。

フリーランスになる時に不安だったこと

正直、不安要素はひとつもありませんでした
決断するまでにも何年間も悩んで来ていた過去があり、その時は経済的な理由やキャリアの分断、社会とのつながり…いろいろ不安で思いとどまったのですが。
会社での責任が重くなるとともに、家庭が崩壊していく近い未来が見えた時には、一切迷いがなくなりました
会社を辞めてフリーランスになったら、幸せになれるに違いない、という100%の自信がありました。

フリーランスになっても生活水準は落とさない

不安はなかったのですが、やはりとても大きな決断です。
自分の生活スタイルを始め、いろんな変化が家族や家庭にも訪れるはず。
そう思った時に、絶対にこれだけは守ろうと思ったのは、生活水準を落とさないことでした。
実は、私がフリーランスになると話した時に、長男が反対したんです。
「貧乏になっちゃうのは嫌だ」と。
だから、収入が減っても、生活水準を落とすことだけはするまい、とそこを基準に働くことを決めました。

そして実際の収入状況について

最初の半年は営業期間と位置づけ、焦らずに仕事探しと契約締結に注力しました。
とはいえ、収入がゼロになるのはやっぱり怖くて、手軽にできるクラウドワークスで受託したりもしましたが、びっくりするくらい労働力を買いたたかれるんですよね。
バカにしすぎだ!!!と怒りながらも暇つぶしに仕事をしながら、営業開拓。
いろんな会社の仕事を試しては、お互いに適性を見極めあうのを繰り返し、ちょこちょこ稼ぎ、8月~12月の5カ月で約100万円の収入でした。
1年目としては文句のない金額でした。

そして、今は2年4カ月目になりますが、だいぶ安定してきて今月は約40万円の収入★
とはいえ、大きな受託が2つある今だからであって、それが終わるとまた営業ですが。
保険とか年金とか、いろいろな足し算引き算があるので単純には比べられませんが、会社員時代よりも月額が多いことも少なくなかったです。
生活水準は落とさない、という目標は守れています。

フリーランスになってよかったことは数えきれない

前の会社の同僚に会うと必ず「戻ってきたいと思わない?」と聞かれますが、この2年4カ月の間、一瞬たりとも思ったことはありませんでした。
何がそんなにいいの?と聞かれても、いろいろありすぎてひと言では答えられない…。

・やりたい仕事だけできる

会社員時代は調整業務のストレスが半端なかったです。
例えば、企画を1つ通すためだけでも無駄な会議を週に何時間やっていたことか。
今はやりたい仕事だけに集中できて楽しいし、効率もいいです。

・仕事の時間が自由

仕事に割く時間は、スケジュールによってはかなり厳しい時もあります。
睡眠時間2時間が続く日々もあったりしました。
でも、夜中にやってもいいし、土日のすきま時間でもやれるし、時間の作り方は自由なんです。
会社のデスクでやらなくてもいい自由さ。
どこかで埋め合わせれば、昼間に友達とランチに行ったり、美容院に行ったりも自由です。

・人脈や付き合いが広がる

会社員時代は会社内でのつながりが最優先でした。
でもそれがなくなることで、ある程度社会とのつながりがなくなる危機感は出てきます。
その結果、積極的に人脈を広げようとするんです。
私はもともとそんなに友好的なタイプではないですが、それでも幅広くいろんな分野の知り合いが順調に増えていて、それが人生のいろんな刺激になっています。

・子育てを楽しめる

これが一番私にとってはメリットが大きいです。
ピリピリして接していた時は、「仕事を邪魔する子ども」と思ってしまう時が少なくなかった。
でも今は、心に余裕があるので子どもたちを優先して接することができます。
娘は最近お菓子作りにはまっていて、朝ごはんを作る傍らで毎日クッキーやらマフィンやらを一緒に作ります。
息子が学校でトラブルがあっても、「頼むから行ってくれ」というスタンスではなく、「行けると思えるまで話を聞こう」と構えられるようになりました。
夜も、早く寝てくれないと仕事の時間が減る、と思うことなく、ゆっくりと読み聞かせをしながら眠れます。
子育てが楽しくて、子どもたちがとてつもなくかわいくて、その尊さに気づけました

・楽しくお金を使えるようになった

収入が減るので、日常における生活水準は落とさないとしても、嗜好品や贅沢品の買う頻度は下がるかな、とは思っていました。
でも、逆だったんです。
会社員時代は、たくさん稼いでいるのにいくら貯金しても不安でした。
めちゃくちゃしんどい思いをして稼いだお金を、そうそう使えるか!という感覚もありました。
それが、本当に必要な毎月の貯蓄額と収入をきちんと把握することで、余剰金が意外とあるではないかということに気づいたんです。
そしたら、楽しくお金が使えるようになりました。
これくらいなら家族が幸せを感じられることに使っていい、ってなったんです。
これは完全に想定外のメリットでした。

 

どんな仕事をするか、どれくらい働くかでフリーランスの収入はピンキリです。
今月は約40万円入ったけれど、来月はその半分もないかもしれない。
そういう不安定さはありますが、それを払拭するための努力をするくらいの価値は十分にある転身だったと思っています。

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