学校には期待できない性教育を家庭でするために マンガでわかるオトコの子の「性 」

海外諸国に比べて、日本は性教育が遅れているというのを聞いたことがありませんか。
私は日本しか知らずに大人になったのでその事実に気づくこともありませんでしたが、どうやら日本の性教育は何もしていないに等しい、ということに気づき始めました。

 

私が性教育の必要性を感じ始めたきっかけ

そもそも私は性教育をきちんと受けていないので、適切な性教育というのがどういうものかをわかっていないのですが…。
英語の勉強を兼ねてアメリカのドラマ・映画をよく見るようになって気づいたんです。
セックスが日常生活の一部として描かれているんですよね。
日本で描かれるエロチックなものとしてではなく恋人同士や夫婦の間であって当然のものとして描かれています。
そのため、描かれる頻度も高いし、会話の中で普通に出てくる言葉だったりするです。
子どもが一緒に見ていたりすると、「これ何?」といつ聞かれるかヒヤヒヤしたんです。
で、その時に、ヒヤヒヤするってそもそもおかしくないか、と思ったんです。

ヒヤヒヤしなくてすむ=学校などでいつの間にか学んできて知っている状態になる、です。
完全に他人任せにしていいんだろうか
そもそも私は、セックスについて学校で何も学んだ記憶がなく、友達から聞いただけな気がします。
そんなので正しい知識を得られるんだろうか、と。

加えて、朝や夕方のニュースでも「性的虐待」や「性犯罪」という言葉が普通に流れるのも、そろそろ家庭で教えなければならないかもしれない、というトドメになりました。

「性的虐待」とは何かと聞かれたら、どう答えたらいいのだろう。
コトバンクで調べると、
性的暴力を含む虐待。力関係の上位にある者が、下位の者に暴力・脅迫を加えて性行為などをおこなうこと。特に、保護者となる大人が児童に対しておこなうものをいう」
だそう。
これを読んで理解できるとは思えないし、さらに悪いことに、性行為という、まだ教えていない言葉まで含まれている

というように、カッコいい理由ではなく、家庭内に流れるモヤっとした瞬間が増えてきたことから、性教育をせねばならないかもしれない、と思い始めたのです。

 

学校に性教育を期待することはできない

社会的に言うと性教育が必要な理由は、性病を防ぐだとか、不幸な妊娠を防ぐだとか、そもそも自分や他人を大切にする方法を学ぶだとか、いろいろあると思います。
でも、その教育を学校には期待できなさそうです。
学校での性教育を求める声がある一方で、日本での教育を受けてきた保護者には強い抵抗感を示す人も多いのだとか。
まあ、そうですよね…口に出すことすらタブーに近い空気感ですもん。
学校での教育環境の整備は、まだまだ先になるだろうと思っています。

今、一応学校でかる~く学ぶことになっているのは高学年ですが、それよりも早い段階で、先に書いたドラマや映画でセックスを目にしたり、ニュースで性犯罪を知ったりするわけで。

学校での授業を待っていられないし、その授業の内容も絶対に足りるものではないのです。
実際、性教育は家庭でするもの、という暗黙の了解があるようです。

 

家庭で性教育をする難しさ

性教育は家庭でするもの…なるほど、私は全く家庭ではその教育を受けませんでした
だから今、家庭での性教育の必要性を認識しつつもかなり戸惑っています。
なぜなら、性教育とは何かを知らないから。
教育を受けていないので、教えると言われても何をどう教えればいいのか全く分かりません
また、そういった言葉を口にすることに恥ずかしさを覚えるのも事実です。
口に出して言うなんてはしたない!くらいの感じで育ってきたので。

あとは、周囲との温度差も気になります。
一般的な日本人は、私と同じ感覚だと思うのです。
セックスはエロいもの、口に出すなんてとんでもない、小学生のうちからセックスの知識があるなんてどういうこと!?みたいな
たとえ息子に正しい知識を教えたとしても、周りには知らないふりをして、決して友達に教えたりするな、と言えばいいのだろうか、とかね。

 

性教育の入門としてマンガでわかるオトコの子の「性 」

何を?どう?どこから?どうやって?
疑問だらけで全く自信がなかったので、とりあえず自分のための入門本として買ったのがマンガでわかるオトコの子の「性 」です。

アニメながら、しっかりとした内容で、なるほど!こういうことを学ぶ必要があるのか、と勉強になります。
子どもが自分で読めるようにアニメで描かれたと思うのですが、大人にとっても文字ばかりの本よりもとっつきやすいです。
まず私自身がこれで勉強をして、タイミングを見計らって息子に教えるつもりですが、本人に手渡して自分で読んでもらうのでもいいかもしれません。

セックス!セックス!セックス!
何回言っても、言い慣れそうにありませんが、少しでも私自身の苦手意識が薄まるといいな、と思いながら読み返しています。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする