北半球で一番おいしい担々麺を食べに。代田橋の「世界の龍ちゃんよしき坊 」

代田橋に引っ越した後輩が「北半球で一番おいしい担々麺があるから食べに行きませんか」と誘ってくれました。
ラーメンはあんまり好きではないけれど、担々麺は大好きなんです!

 

駅からお店までの間に不思議な看板が

その場で読んでも理解しづらかったので写真を撮ってみました。

つまりは美味しいから食べてみなさい、ということかな。

 

11時半開店。11時32分に着いたら「すぐもどります」の看板が店の前に

お店が開いてない!定休日だったか…!?
と思ったら「すぐもどります」という看板がありました。
本当にすぐに戻りそうな雰囲気があったので、少しふらっと周りを歩いて、11時37分くらいに戻ったらお店の人らしき人が。
「あと2,3分待ってね」と言われました。

 

お店の壁にはいろんな情報がもりだくさん

開店を待つ間、手持無沙汰になることは全くないです。
お店の前や横には、壁と立て看板とを使って、いろんな情報が盛りだくさんだから。

・メディアにも多数出られているので、いつどんな番組に出て誰が来たかなどの紹介。
・3月から3カ月間は大分地震の支援募金を集めながら旅をしていた、という紹介。
バットマンの恰好をして愛車を愛でるコスプレ集団のリーダー(バッタモン)の活動の紹介。(私が行った時はこれが一番目立ったかな。写真が多数貼られていました。)
・ラーメンを食べる時のルール。(ながらスマホ禁止、麻薬やってる人禁止、など)
・本当の担々麺とはどういうものか、の長めの文章での力説。
・「確実にやっているのでやってますか?と聞かないでください」というドアの前の看板。

など。

  

もっといろいろあったけれど、1つ1つが密度の濃い情報で、とてもすべて読み切れませんでした。

 

自分一人だったらとても入れなかったと思う

もし、このお店がおいしいから行ってみて、と言われても一人だったら入るのをためらったと思います。
ラーメン店主のこだわりやキャラの濃さには、大学時代のトラウマがあるんです。

大学時代は早稲田に住んでいましたが、早稲田はラーメン屋さんがたくさんありました。
がんこな店主のキャラを売りにしているところも結構あって、食事中の会話禁止、残すの禁止、ゆっくり食べるの禁止、などなど、びくびくしながら食べなきゃいけないお店が少なくなかった

ながらスマホ禁止、と書かれている看板を見た時に、それを思い出してしまったんです。
ながらスマホは普段からしないけれど、「ながらスマホ禁止」と明記するということは、他にもたくさん禁止事項がありそうだな、と。

特に最近は胃が小さくなってしまっているから、残さず食べられるだろうか、残したら怒られるんじゃないだろうか、と心配でした。

 

嵐ファンが結構来店するらしい

お店の中に麺を運び入れるなど開店準備をする店長さんに「嵐のファンの人?」と聞かれました
唐突過ぎて「え?」と3回くらい聞き返してしまった。
私たち「あらし?あらしって、ジャニーズの嵐ですか?
店主さん「うん、そう。」
私たち「いえ…特には…」(嵐のファンでなければいけなかっただろうか、とドキドキしながら)
店主さん「あ、そうなの?違うんだ」
私たち「あ…別に嫌いとかではないんですけど」(やっぱりファンのふりをすべきだったのか!?)
店主さん「開店前から待ってる2人組の女性は、たいていそうだから。

メディアへの出演情報の中に、確かに嵐の櫻井くんと相場くんが来た、と書いてありました。
さらに、たくさんの張り紙の中によくよく見たら、「翔くんがたまにきますが、そっと食べさせてあげてください」とも。

 

小食の私へも丁寧に対応してくださいました

いざ店内へ!普通のお店なら一番目立つはずですが、ここのメニューは見づらかったです。
お店の外と同じく、メニューやその他の情報がいろんなところにバラバラと散財している感じ
一番人気のくるみ担々麺を食べると決めてなかったら、迷っただろうな。

問題は、そう、食べきれないかもしれないこと。
怒られるのを覚悟で「少なめで…」とお願いしました。

そしたら、とても丁寧に説明してくださいました

くるみ担々麺は替え玉式であること。
最初は太麺が半玉、そのあと替え玉として細麺が半玉になること。
だから、替え玉なしにすると楽しくないから、どっちも少しずつ減らす?とまで聞いてくれました。

思ってたのと違う…!
お言葉に甘えて、少しずつ減らしてもらうことにしました。

実際に替え玉のタイミングになった時も、「少なめにすれば食べられるかな?」と聞いて下さりました
替え玉の時に半熟卵が乗ってくるのですが、「半熟卵は大丈夫?」とも。
さらには「ノリ好き?」とおまけでくださいました。
なんと、1切れ500円はくだらない高級ノリだそう。
一人分で50円はする!
販売元にラーメンにはもったいない、と言われたけれど、いいものを食べてもらいたいと提供されているそうです。

 

想像とは全然違って、とっても話しやすい店主さんでした

ここまでのやり取りでわかるように、とっても物腰がやわらかく、コミュニケーションの取りやすい店主さんでした。
お店の雰囲気から想像していたのとは全く違う

私語も禁止かもしれない、と静かに食べていたら、むしろ店主さんからいろいろ話しかけてきてくれました

店主さん「嵐のファンじゃないんだね、絶対そうだと思った」と。
もしかしたら、それが嬉しかったのかも…?

バッタモンとしてのコスプレ活動を始めた経緯について。
3月からのボランティア募金活動中の出来事について。
大好きだという車の作りや、車好きの仲間について。
今度は車ネタで(ラーメンじゃなく)テレビに出るんだよ、とか。

私はコスプレも車も全然詳しくなくて、待ったく気の利いたツッコミもできなかったのに嫌な顔一つせず。
アイパッドを出して、写真を見せながらいろいろ説明してくださいました。

すごく楽しそうで、聞いていて幸せな気分になりました。
バーとかで、よくバーテンさんと話しながら飲んだりしますが、そんな感じ。(やったことないけど)
もっともっといろんな話がしたい!と思いながら、席数も少ないので長居しても迷惑だよな…と帰りましたが、友だちになったら楽しいだろうな
でも友だちになるためには、自分も同じくらい引き出しの多い人間にならないと無理だろうな。

あとから食べログを見たら、店主さんはプロのピアニストだそう。
その話も聞きたかった。

 

裏メニューにはグリーンカレーラーメンとかもあるらしい

帰り際、「裏メニューもあるからまたぜひ」と言ってくださいました。
確かに店内には「裏メニューはルールのわかるやつにしか出さない」的な事が、長い文章で書かれていて、裏メニューもあるんだな、ということは認識していました。
けど、どんなメニューがあるのかは書かれておらず、聞くのも恐れ多かったんです。

でも向こうからふってくれたので「裏メニューってどんなのがあるんですか?」と聞いてみたら。
いろいろ、なんでもあるよ。グリーンカレーラーメンとか」と。

グリーンカレーって、ココナッツミルクとかレモングラスとか、特殊な材料使うんですよ。
グリーンカレーを作ろうと思わなければ、準備しておく材料ではない
担々麺の材料をアレンジした裏メニューとかじゃなく、全くの別物メニュー、すごい!
裏メニューってそんな頻繁に出るものなんだろうか。

まかないでタイ料理をよく作るんですか…?と思いながら、ツッコミたい欲に後ろ髪をひかれながら帰りました。

 

おまけ

後輩が「北半球で一番おいしい」というので、行く前に検索してみていました。
でも、「代田橋」「北半球」「一番」「担々麺」で検索してもヒットしない
お店に行っても特にそんなアピールはどこにも書いていなくて。
「北半球で一番というのは何情報?」とこそこそ後輩に聞いたら、お店の机に張られているたくさんの張り紙のうちの1枚の一番下にとっても小さく書かれていました
しかも、200字くらいのメッセージの中のテキストの一部分として「北半球で一番おいしい担々麺として」と。

これだけ情報がたくさんある中から、ここを抜き出して紹介したんかい!

でも、味はもちろん美味しかったし、とっても楽しかったです
南半球には負けるお店があるということだから、それがどこかも今度聞いてみたいな。

 

↓ぽちっと応援お願いします★

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする