昭和から平成への改元時の様子から世の中のIT化を感じる
今日で平成から次の元号に改元されるまであと1年になりました。
今朝のNHKのニュースでは、昭和から平成に改元された時の様子が流れていました。
平成への置き換えをすべて手作業で行っていた30年前
ニュースで取り上げられていたのは、
・市役所の職員がパソコンに入ったデータをすべて手作業で昭和から平成に置き換えていて、その作業のために残業が続いたらしいこと。
・鉄道会社では、手作業で”昭和”を消して、急づくりの”平成”のハンコを1つ1つ押しなおしたということ。
・”平成”のゴム印が飛ぶように売れたこと。
すべてがマニュアル対応で、しかも急だったということで、各企業はその対応に追われたとのことでした。
今はシステムで一瞬で対応完了。手作業でやってたら”仕事ができないヤツ”。
もし今、会社で同様の何かを置き換えなければならない対応が発生したとして。
今はどんな情報も、パソコン内でシステムを組んでデータ管理をしています。
1つの変数を変えたら、それが一瞬ですべてに反映されるようになっています。
変わったところを修正しなきゃ!と30年前のようにひとつひとつ手修正で作業をしていたら、「お疲れ様!」ではなく「何やってるの???」と聞かれるでしょう。
なぜ一瞬でできることを手作業でやっているのか?
もしシステムで対応できないとしたら、いつかかわる可能性がある変数を考慮した設計になぜしておかなかったのか?
”あいつは仕事ができない”と思われてしまう時代になりました。
思えば大学時代もまだまだ発展途上だったIT事情
たった30年でここまで感覚が変わるものだとは驚きです。
30年前は、私は小学3年生でした。
小学生なりに、日本は先進国だ!便利な国だ!と思っていたのに、今思うとどれだけ非効率的なことが多かったのだろうかと思います。
高校生の時に家にあったのはワープロで、大学に入って初めてパソコンを触りました。
大学に入学した18年前はまだWi-fiもなくて有線のみ。
インターネットを使うには大学内の専用のパソコン部屋に行くか、PHSでインターネット接続をするか、という2択でした。
PHSはとってもスローな接続状況で、通話料がいくらになるかビクビクしながら使用時間を計っていた記憶があります。
それでもその当時は不便とも感じなかったんですよね。
それが今は大学構内どこでもつながります。
久しぶりに母校のカフェテリアに行ったとき、あちこちでパソコンを作業する学生たちを見て、当時と比べてドラえもんの世界が実現したかのような乖離を感じました。
今の新入社員はスマホに慣れてパソコンが使えなくなっているらしい
そんな劇的な進化を遂げてきたIT社会なので、今の新人さんたちは私が新入社員だった時よりもはるかにPCスキルがすごいのだろうと思っていたのですが、むしろ逆行の傾向も見られるそうです。
なぜなら、スマホばかり使ってパソコンを使う経験が少ないから。
弊社の話ではありませんが、マウス操作やブラインドタッチすらままならない人もいるそうです。
でも会社ではパソコン操作ができることがやっぱりまだまだ必須要件です
スマホしか触れないというのは、もしかしたら先進的なのかもしれませんが、ちょっと先を行き過ぎているかも…。
パソコンに近い携帯端末としてスマホは登場しましたが、パソコンに近いということは、つまりそこには及ばないということ。
まだまだパソコン操作ができることが大前提で会社は動いているので、基本は押さえておかないと。
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