「仕事ができない人」が許されない教師という職業

昨日は息子の小学校の保護者会がありました。

学年に3人いる担任の先生。

3組はいいけど2組はダメ、など保護者からの評価は様々。

そして”ダメ”と言われても担任をし続けなければならない

担任の先生は「仕事ができない人」であることが許されない、

とても厳しい仕事だな、と思いました。

 

どこの会社にも一定数いる「仕事ができない人」

今はフリーランスになりましたが、それまでに会社員として2社経験しました。

1社目は経営コンサルティングの会社。

2社目は一部上場の大企業。

どちらも会社名を言えば多くの人が知っている会社です。

新卒の採用試験の倍率も高い会社です。

それでも、どちらの会社のどの部署においても、

「仕事ができない人」と言われる人が一定数いました。

つまりひとり立ちできない人

何かをひとりで担当させらない人

 

普通の会社では「仕事ができない人」を周りでフォローする

仕事をひとりで任せることができないので、周りがフォローに入ります

スケジュール通りに自分のミッションを完了できない人がいれば、

毎日進捗を一緒に確認する。

締め切りの日に必ず休む人がいれば、

裏で作業を進めておいて、休んだ時に代わりに提出する。

何度やってもエクセルの表計算を間違う人がいれば、

提出前にダブルチェックをゼロベースで入念にする。

「仕事ができない人」も少し離れた、例えば隣の部署から見れば、

仕事が普通にできる人に見えるように仕立て上げられていました。

 

教師は「仕事ができない人」が許されない

一方で教師の場合は、教室に立つのはひとりです。

教室の中で起きたことの全責任がひとりにのしかかってきます。

日々状況は変わり、子どもだけでなく保護者への対応も必要。

授業の準備だけでなく、年間行事の準備などもしなければならない。

困ったり迷ったりしたときに、職員室で相談することはできるでしょう。

でももし教師が「仕事のできない人」だったら。

適切な対応策をアドバイスしてもらえたとしても、

それを実行することができないんです。

「仕事ができない人」であることが許されないのです。

 

ちょっと頼りない担任の先生に当たったら

とはいえ、教師の評価にもばらつきがあり、頼りなさげな先生がいることも事実です。

自分よりも若い先生も増えてきて、人生経験も足りなそうに見えることもあります。

 

会社員時代に「仕事ができない人」のフォローに入った時に、

なぜ自分の仕事じゃないことをしなければならないのか不満を感じたこともありました。

その時の上司の返事は「会社はチームで仕事をするところから、それも仕事だ」と。

 

それが学校の担任の先生だったらどうなるのだろうか。

私が担任の先生に期待することは、

「学習指導要領に沿った学習内容をきちんと教えること」と

「クラスの統制をとって楽しい学校生活を実現すること」です。

学校に任せっぱなしにするのではなく、

保護者と学校が協力して子どもたちを育てるという感覚を持って、

勉強のフォローをしたり、クラスの問題をきちんと把握したり、

一緒にやっていくぞという協力姿勢でいることが必要なのかもしれません。

モンペが流行している昨今なので、でしゃばりすぎない程度に。

 

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