フリーランス1年目。確定申告を青色でしようと思う理由。

7月いっぱいで会社を辞めるので、今年がフリーランス1年目になります。
残りは5か月ですが、20万円以上の収入を得る予定なので確定申告が必要になります。
どうやら青と白の2種類の方法があるらしい…というのは知っていたのですが、自分はどちらにすべきなのか調べてみました。

 

確定申告の種類

個人事業主が確定申告をする際の方法として、青色申告と白色申告の2種類があります。
青色申告の方が節税効果があるけれど、手続きや作業が面倒ということはざっくりと聞いたことがありますが、費用対効果を比べて、結局どっちがよさそうなのか、検証してみました。

ちなみに、確定申告が必要なのは事業収入が20万円を超える場合
それに達しなければ、青色も白色も必要ありません。

 

青色申告を選ぶメリット

複式簿記の場合、課税対象額から、65万円の特別控除が受けられる
(白色申告だと特別控除なし。青色申告でも単式簿記なら10万円の特別控除)

・赤字を3年間繰り越せる
(白色申告だとできない)

・家事按分できる
※家事按分とは:自宅で事業を行っている場合、家賃や光熱費も事業に使っている割合分を経費として計上できる。おおよそ20%くらい。
(白色申告でも家事按分はできますが、「業務・仕事の部分の割合がおおむね50%超の家事関連費だけが対象」。ライターや翻訳業務をしている場合は、計上できない基準です。)

今の時点では私には関係ないけれど、
・事業主の家族への給与を経費にできる
(白色も経費にできるが条件・上限がある)

・減価償却を一括計上できる
※通常、10万円以上のものは経費として一括計上できず、数年かけて費用化します。
それが、30万円までのものであれば、1年で総額300万円まで一括計上できるようになります。
(白色ではできない)

 

青色申告を選んだ場合の手続きと手間

・申告する年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を提出する。
開業がその年の1月16日を過ぎた場合は、開業日から2か月以内に提出する。
(白色の場合は開業届も申請書も両方とも不要)

・複式簿記での記帳をする
(白色は単式簿記。家計簿のような感覚でつけられる程度のもの。)
※青色申告でも単式簿記でも申告は可能ですが、控除額が10万円になります。

決算書として損益計算書(売上や経費を記入したもの)と貸借対照表(年度の初めと終わりの資産を記入したもの)を毎年3月15日までに提出する。
(白色申告だと「収支内訳書」(売上や経費、ま上先や仕入れ先の詳細を記入したもの)だけでよい)
※青色申告でも控除額10万円でよければ、こちらも不要。

・帳簿や受け取った請求書・領収書などを5年間または7年間保存する
(白色申告も同様)

 

青色申告を選ぶとよいのはどんな場合か

上記のメリットと手間を勘案して、どんな場合は青色申告を選べばいいのかまとめました。

・収入が65万円以上であること、もしくは、いずれ超えるみこみがあること
控除額が65万円なので、収入がそれを超える場合はメリットがあります。
もし収入が20万円くらいしかないなら、青色申告の単式簿記を選べば10万円の控除でも節税という点では十分かも。

【私の場合の考え方】
私は年度途中でフリーランスになるので、フリーランス収入の発生が見込まれるのは8月から12月の5か月。

(申告期間は2月16日~3月15日ですが、確定申告の対象期間は1月から12月なので要注意!4月から3月までではありません。)
1ヶ月あたり10万円未満に抑える予定なので、となると、50万円弱。
65万円を超えはしませんが、次年度以降は超えてくるはずなので、途中で切り替えるのも面倒だし、最初から複式簿記の青色申告がいいかなと思っています。

・複式簿記に抵抗がないこと
複式簿記とは、借方(かりかた)と貸方(かしかた)にわけて帳簿をつける方法です。

例えば、本屋さんで現金で参考書を買った場合。

家計簿に近い単式簿記だと
参考書籍代 1500円
とだけ書けばよいです。

複式簿記だと
<借方> 参考書籍代 1500円  <貸方> 現金 1500円
となります。

1つのお金の動きに対して、2つ書くから複式というんですね。

私は、借方は入手したもの、貸方はその代償としてなくなったものとイメージしています。
参考書籍をゲットした代わりに、現金を1500円分失った、ということ。
それがわかることで、資産や財政状態をより的確に把握することが可能になります。

・損益計算書、貸借対照表にも抵抗がないこと
損益計算書と貸借対照表の作成についてはここでは説明しきれませんが、上記の複式簿記をきちんとつけていれば、自然と出来上がるもの。
と思っています。
(もう16年前に簿記2級を取った時の記憶が正しければ・・・)
もし不明点があったり、手間取ったりしても、青色申告について調べると高い確率で皆さんが薦めてくださる「やよいの青色申告オンライン」。
これを使えばなんとかなるんだろうなと思っています。

 

フリーランスとしてそれなりに頑張るつもりなら青色申告がよい

家庭優先で仕事をするためにフリーランスになるわけですが、それでも1か月10万円は稼ぎたい。

面倒だと言われる青色申告ではありますが、いろいろ好奇心がある初年度だからこそ!気になるところ、やってみようか迷っているところは挑戦してみようかなと思います。

 

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