サラッと終わった初めての確定申告 ポイントは「毎日コツコツ入力」と「真面目過ぎないこと」
フリーランスになって初めての確定申告
2018年度の確定申告は、2月18日から受付がスタートしました。
1月末の時点ですでにすべて書類の準備を終えていた私。
早く受付スタートにならないからしら…とドキドキしていました。
最近ではe-taxのシステムでウェブ上で提出することもできるし、
税務署までいかずとも、近所の出張所でも提出だけなら受け付けてもらえます。
でも、2018年は年度途中で会社員を辞めたので会社員時代の分の確定申告もあるし、
そもそもこんな簡単に作れてしまった書類が正しいのかもわからないし、
ということで税務署まで出向くことにしました。
初日の開始時間、税務署の外にはずらっと長蛇の列が!
きっと混むだろうとは思っていましたが、予想以上でした。
受付開始時間ちょうどくらいに着いたら、税務署に入りきれず外にまで続く長蛇の人の列。
100人くらいはいたとおもいます。
そこにもどんどん人が並び続けて、みるみる列が伸びていきます。
これは…並びたくない!!
「相談しながら提出書類を作成する場合は少しお待ちいただくことがあります」とHPに書いてあったのを思い出し、守衛さんに聞いてみたら、やっぱり相談用の列でした。
私はというと、内容面での不安はあるものの作成済みではあります。
本当はこれでいいのか確認したかったけれど、そしてそのためにわざわざ税務署まで来たんだけれど、これには並びたくない…。
ということで、提出のみの列に並ぶことにしました。
万が一明らかに不備があればそこで指摘されるだろうし、そうしたら諦めてこの長い方に並ぼう。
提出のみの受付はあっさり 並ぶのも含めて10分で完了しました
提出のみの受付は、税務署の横におそらく臨時で立てられたプレハブで行われていました。
受付窓口は7箇所くらいあって、その前にはやはりこちらも列ができています。
ただ、銀行のATMのように1列に並び、空いた窓口に順番に進むシステムなのですが、並んでいたのは20人いなかったと思います。
そして、どんどん進む。
あっという間に自分の番になり、申告書と会社の分の資料とマイナンバーのコピーを渡したら終わり。
中身の確認はしません。
必要な書類がそろっているかどうかだけ。
記入の仕方がわからない(そもそも記入が必要かどうかもわからない)所があって、「ここ、書いてないんですけど大丈夫ですかね?」と聞いたら。
「一旦これでいいですよ、あとで必要だったらお電話をかけて確認します」と。
あ…そうですか、そんなもんですか。
並び始めて10分くらいで終わりました。
時間の節約のために自力で作成することを強く勧めます
帰る時に、相談しながら書くための列の前を通るのですが、10分の間に3~4人しか進んでいませんでした。
100人並んでいたとしたら、4~5時間待ち!?
ありえない…しんどすぎます。
もし自分が税務署で書類を書くつもりでここへ来ていたとしたら。
提出まで1カ月あるし、今日は家に帰って、書類作成の方法を調べて、自力で書類を完成させて、提出だけしに別の日にもう一度来るな…。間違いない。
世の中では確定申告が恐れ多くとても大変なもののように言われていて、私も初めての確定申告はとても構えていたし、緊張しました。
だからこそ、書類ができた時にあっけなすぎて、簡単すぎて、本当にこれでいいのか不安になったのですが、誰でも簡単に作れます。
無料の書類作成ソフトと、毎日コツコツ入力する気持ち、この2つさえあれば。
コツコツ入力してこなかったとしても、その分を数日でリカバーする気合いさえあれば。
毎日コツコツやっていればあっけなく確定申告の申請書は作れる
毎日コツコツやれば、提出に向けた準備って本当にあっけないんです。
私は、よし!提出書類を作るぞ!と気合を入れてから、見直しも含めて20分くらいで終わりました。
ただ、コツコツやっておくだけ…でも、それが苦手な人が多いんでしょうね。
業態によって頻度は全く変わってきますが、経費はこまごまと、日々発生します。
実際にモノを買う以外にも、家で仕事をしていれば家事按分(水道光熱費など)もあります。
ひと言で言って、面倒くさいのは確かです。
日々の経費をちょこちょこ登録して、領収書やレシートを保管して…。
でも、年に一度山のような領収書とにらめっこして入力作業する苦労や、
税務署の前に寒空のなか4~5時間並ぶ辛さを思えば、
毎日数分のポチポチ作業も辛くなります。
日々の経費を入力することで、所得も正確に把握できるようになりますしね。
(入ってくるお金は収入で、実際の利益が所得になります。控除や税金などは所得額に応じるものも多いので、そこを把握しておくことは何かと便利です。)
ちなみに会計知識を心配する声も聞かれますが、会計ソフトを使えばわかりやすくサポートしてくれるので、知識面や作業の仕方で迷うことはありません。
そんなに深刻に真剣に考えこまなくてもよさそう…!
作業面での負荷もそうですが、お役所仕事ということで厳密にせねばとビクビクするその精神的な負荷も私は結構大きかったんです。
そして参考に読んだのが「フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。」という本。
とっても読みやすいです。
そして、とっても勇気づけられました。
なんだ…私ごときの収入額なら、なんとなく正しそうならそれでいいっぽい、と。
もちろんルール通りにしなければならないのは当然だし、意図的な詐称は犯罪です。
でも、例えば勘定科目をどうするかについて、知恵熱が出るくらい悩む必要はなく、大外れしてなければなんとなくでいい。
経費になるかならないかは、妥当な説明ができるかどうかで判断してよい。
根っからの真面目人間な私は、いい具合に力を抜いて作業することができました。
ということで、毎日地道に経費の入力をする&適度にまじめに登録することで、確定申告はとても簡単に終わることがわかりました。
窓口のラフさも確認できたし、来年は税務署に行かずe-taxの提出で対応できそうです。
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