安い!?フリーランスで在宅仕事をする時の時給の考え方。パン屋さんと比較して。

会社員時代の人脈をもとに委託を受けるお仕事は、これまでの経験や能力を把握してくださっているのでそれなりの報酬設定にしてもらえたりするのですが、全く新規で登録・契約する分については最初は”試用”的な期間があったりして、時給換算すると安いな、と思ってしまうことが多々あります。

 

東京都の最低賃金は2017年で958円

個別に業務委託契約をしている会社・組織は5つほどありますが、いずれも少しずつ業務量を増やしていく予定。
そのため、今はまだ結構空き時間ができるので、クラウド上で仕事を探し、その場で業務を引き受けられるサイトでもちょこちょこ仕事をしています。

主には編集・ライター・翻訳の仕事ですが、時給の安さに驚いてしまいました
相対的に比べてしまうのが法律で決められている最低賃金。
2018年度、東京都の最低賃金はまだ未確定ですが、987円になる見込みが立っています。

それを下回る900円とか800円とかザラなんです。

 

パン屋さんのアルバイトはその場にいるだけでお金になる

しばらくは在宅でできる仕事に限るつもりですが、フリーになったらパン屋さんでアルバイトをしたいとずっと思っていました。
パンの焼ける環境にいると幸せになる、というただそれだけの理由で。

もしパン屋さんでアルバイトをしたとしたら、在宅ライターとは全く違う報酬の発生の仕方になります。
ライターは何分何時間かけたとしても、1本1000円とか成果物に対して報酬が発生する。
一方、パン屋さんは、誤解を恐れずにいうなれば、その場にいるだけで報酬が発生する。

もちろん、パンを焼いたり、お店に並べたり、レジでお会計をしたり、など基本的な仕事はありますが、例えお客さんが0人だったとしても、つまり「パンが売れて売り上げが立つ」という成果が出なかったとしても、お金がもらえるんです。

在宅フリーランスの時給設定は安く感じる

前述のとおり、在宅フリーランスの仕事は基本的には成果報酬です。
こういう納品物に対していくら支払います、という形になります。
その人のパフォーマンス力によるところが多いので単純に置き換えることはできませんが、目安時給として提示されているのは1,000円前後が多い印象。
その仕事のやり方に慣れていない新人は、800円~900円くらいになると思われます。

うーん、とても横柄だと思いつつどうしても言いたい。
編集やライター、翻訳の仕事は”ちゃんとやろうと思うと”誰にでもできるわけではなく、経験や専門知識や能力が求められる仕事です。
それに対して「スキル不要!」「時給1000円!」とか書かれると、モヤモヤしてしまう。

昨今は記事の媒体も紙からウェブにどんどん切り替わり、大量生産大量消費の時代。
高くつく”ちゃんとした記事”よりも、安く作れるそれなりの記事が求められているのかもしれませんね。
(このブログは思いつくままに上から書いているだけで、これがちゃんとしているなんて思ってませんので!)

パン屋さんの方が時給いいよな…。

 

いやいや、パン屋さんのアルバイトも”本当の時給”は安い!

在宅で働くよりも、やっぱり現場に行く型のパン屋さんのアルバイトの方が時給がいいんだな、と思いきや。
実際にシミュレーションして気づきました。
パン屋さんのアルバイトの場合、時給が発生する時間以外にも拘束時間が発生するんです。

・アルバイト開始までの時間
着替えなどお店に出るための準備をする時間を考慮して、アルバイト開始時間の20分前にはお店についておきたい。
隣の駅で開店予定のオープニングスタッフとして働く場合、ドアツードアで25分かかる。
つまり、バイト時間の45分前には家を出る必要があります。

・休憩時間
労働基準法で5時間働く場合には必ず間に休みを入れること、と決まっているので10時から15時までのアルバイトだとしたら間に30分休憩が入ります。
休みとはいえ拘束されていることには変わりない。

・アルバイト終了後の時間
15時までだとしてもピッタリ15時00分には上がれなず、10分くらいはサービス残業しますよね。
そこから着替えたり帰る準備をして、お店を出てから家に着くまで25分
少なくとも40分はかかります。

トータルすると115分!ほぼ2時間です。
時給が発生しないのに、自分がやりたいことをやれない拘束時間が2時間もあるんです。
時給が1000円だと仮にして、10時から15時まで(休憩30分)の収入は4500円
実際にアルバイトのために拘束された時間は6時間25分
それも含めて時給換算してみると700円を切ります

安いです。

在宅フリーランスの時給は拘束時間に対してほぼ100%発生する

一方、在宅フリーランスは一切無駄な時間が発生しないんですよね。

よし仕事をやろう!と思った直後から仕事を開始できます。
子どものお迎えに出る1分前まで仕事ができます。
特に外に行く予定がなければ化粧をする時間も発生しない
行儀は悪いけど、ご飯を食べながら仕事すればその時間も節約できる。

在宅フリーランスは仕事のために拘束される時間に対して100%報酬が発生するんです。
時給800円だったとしても、パン屋さんの時給1000円よりも実は対拘束時間で考えると高いんです。

 

フリーランス見習いのうちは時給は気にせず働きます!

フリーランスになってみて思うことは、仕事をもらえるってありがたいな、ということです。
そして、ありがたいと思える仕事を選べることが幸せだな、ということです。

会社員時代は納得できないことも少なくなく、なんでこんな仕事をしなきゃならないんだ!と思っていました。
仕事はさせられるものだった

それが今は、仕事はさせていただくもの、に変わりました。

フリーランスとしてまだ1か月たっていない見習いのうちから、時給が安いだのつべこべ言っていてはいけない。
時給は気にせず、させていただける仕事をありがたく誠実にこなしていこう。
そのうち、経験や人脈も重なって、自然と報酬も伴って上がってくるはず。

 

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