3歳児神話もあるけれど 手のかかる3歳までこそ働くことのススメ

根強い3歳児神話

子どもに手がかからなくなってきたから外に出て働こうかな
とマンションのママ友が話していました。
下の子が幼稚園の年少さんになって、自分の時間が持てるようになってきたから、と。

彼女は妊娠を機に会社員を辞めました。
”3歳までは子どもの健全な脳や精神の発達のために、育児に専念してあげましょう”という3歳児神話があります。
彼女も旦那様もその考えに賛同して、そのママ友は2人の子育てに専業主婦として専念してきました。
ようやくその3歳が過ぎた~!と嬉しそうでした。

でもそのいわゆる3歳児神話と、私はまったくの反対意見を持っています。
子どもが3歳までの間こそ、仕事はした方がいい

 

子どもが3歳までの間こそ仕事をした方がいい理由

家庭の事情もいろいろあると思いますが、もし自分の意志で決められるのだとしたら。
子どもが3歳までの間こそ、子育てを人に頼って外に仕事に出た方がいいと思います。

その理由はこの4つです。
1.育児休職中にもらえる手当がある
2.法的に定められている時短勤務制度がある
3.手のかかる時期の育児の負荷を分担してもらえる
4.ママがひとりで育てるよりも、ずっと多くの経験ができる

1.育児休職中にもらえる手当がある

会社にもよりますが、育児休職は1年~1年半程度取ることができます。
その間も無給ではなく、一定の条件を満たせば育児休業給付金という手当がもらえます。
最初の6か月間は、賃金日額の67%ももらえるんです。(それ以降は50%)
また、それ以外にも社会保険料が免除されます。
手当という形でお金が入ってくるし、保険料としてこれまで出て行っていたお金が出て行かなくなる
経済的なメリットはかなり大きいです。

2.法的に定められている時短勤務制度がある

法律で子どもが満3歳になるまでは時短勤務(もしくはそれに代わる措置)を認めるよう定められています
(会社によってはもっと長い期間、取れるような制度にしているところも増えてきています)
逆に言えば、3歳を超えると時短勤務が取れなくなる会社もあるということ。
法律に守られて、権利を確実に主張できるのは3歳までです。

3.手のかかる時期の育児の負荷を分担してもらえる

私にはこのメリットがとても大きかったです。
うちの子たちは周りと比べても明らかに手がかかりました
よく泣くし、よく騒ぐし、「いつもそんなに大変なの?」と声をかけられるほど。
体力を奪われるだけでなく、精神的にも辛くなってくる
なので、ただ少し離れる時間を持てる、という点だけでも助かりました
加えて、手のかかる離乳食を作る回数が減ったり、オムツトレーニングを主導してくれたりもします。
ひとりでやると負荷の高い時期の育児を、保育園の先生たちが一緒にやってくれる
このことは、穏やかな気持ちで成長を見守ることを助けてくれました

4.ママがひとりで育てるよりも、ずっと多くの経験ができる

毎日私と1対1でしかなかったのが、たくさんのお友達と遊べるようになりました。
同じようなご飯だったのが、毎日バラエティに富んだメニューを楽しめるようになりました。
私の知らないいろんな歌や遊びを知ったり、季節のイベントを楽しめるようになりました。

私が育てるよりも明らかに多くの刺激を受け、多くの体験ができています
ママが家でひとりで育てるよりも、環境的にも経験値的にも間違いなくよかったと私は確信しています。

 

手が離れたなら、自分のやりたかったことを

保育園の手を借りずに、とても大変な3歳までの育児をひとりで頑張ってきたなら
そして、ようやく子どもが少し手を離れたなら。
そこからすぐに仕事をするのはもったないな、と思ってしまいました。

経済的にそれが必要なのであれば、お金が稼げるというのはもちろん十分なメリットです。
でも、そのママ友に関していえば、「時間ができて、でもほかにすることもないから仕事をしようかな」というニュアンスだったんです。

せっかく時間ができたなら、それまでにできなかったことをすればいいのに。
趣味を楽しむどころか、本を読む時間や、ドラマを見る時間もなかったはず。
着たい服よりも、汚れてもいい服や動きやすくて便利な服を着ていたはず。
お買い物だってネットですませたりしていたはず。

お金を稼ぐために働くには一番いい3歳までの時期はもう過ぎているんだから。
すぐに働かなくても、もう少しの間好きなことをしてもいいのに
な、と思ったのでした。

 

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