ドッジボール大会を通して見えた息子の成長。保護者より子どもたちの方が対応が大人だった話

息子のドッジボール大会がありました。
思った以上に見ている保護者が盛り上がり、楽しませてもらいました。
そして、子どもたちの成長ぶりを感じられるいい機会になりました。

 

かなりハンディのあるチーム編成での戦い

ドッジボール大会は7チームでの総当たり戦です。

息子たちのチームの目標は「とにかく頑張ればいい!楽しもう!」でした。
つまり、勝てるチームとは思われていなかった。

1年生は人数も多いので”1年生チーム”が作れるのですが、2・3年になると”無差別”として学年混在のチーム編成になります。
学童によって2年生が多いか3年生が多いかの偏りがあって、息子の学童のチームは2年生が多いんです。

3年生が多い他のチームと比べると平均身長が見た目で10センチくらいは違うのでは!?というチームもあったりして、これは厳しいね…というのが正直な学童の先生と保護者の空気感でした。

 

まさかの大健闘で準優勝

実際に試合が始まると、やっぱり他のチームはボールの速さが全然違いました
3年生の投げるボールは速いし、どんなに頑張って投げても簡単に取られてしまう。
小学低学年での1学年の差は大きいです。

ところが!第一試合は負けたものの、優勝候補の相手に第二試合目で勝ちました
練習試合では一度も勝ったことのなかった相手に、最初は押される試合展開でしたが逆転での勝利でした。

その後もその勢いで勝ちを重ね、最終的には6試合やって4勝2敗
得失点差での優勝争いに名前を連ねることに!

ドキドキする中で集計がされ…結果はたった1点差での準優勝
悔し涙を流しました。

 

審判の判定に、ついぐちぐち言ってしまう保護者たち

ここまで惜しいところまでくると、思い出されるのが審判の判定への不信感。
審判の判断が絶対で、たとえボールに当たっても審判がセーフだと言えば、アウトになりません
ロスタイム30秒と言われて、そこから明らかに1分を過ぎていたとしても、審判が30秒を測っているのであれば時間軸がゆがむこともあるのです。

 

それが際立ったのが、最後の6試合目の試合のことでした。

相手チームの子を1人を当てたようにしか見えなかったのにセーフだ、と。
見ている保護者も熱くなっているので、「今の当たってたでしょ!」「いやあ、今のはアウトでしょ!」とつい言ってしまう
「ロスタイム30秒」と言われて50秒目くらいにしか思えないタイミングで、連続で2人当てられての負けだったので、「長くない!?」「30秒って言ってなかったっけ?」と言ってしまう

子どもたちは審判への文句をひと言も言うことなく自分たちの力不足を悔しがり、一方で保護者は審判の判断に不満を愚痴ってしまうという、反応の違いが興味深かったです。

 

そうだ、力がもっとあれば理不尽さにも勝てるのだ!

私も、あの審判じゃなければ勝ってたのに!とやっぱり思ってしまいました。
でも子どもたちの反応を見て気づかされました。

審判が保護者の大多数が思うような判定をしていれば、勝ったのは事実です。
でも、審判が絶対というのがルールであればそれも含めて実力をつけるしかない

たとえ、ちょっとよそ見をしてしまうような審判が回ってきたとしても、それで2人ビハインドになったとしても、それまでに3人分の有意差があれば勝っていたわけで。

子どもたちが静かに流す悔し涙をみて、ちょっと恥ずかしくなったのでした。

 

息子の頑張り方と悔しがり方に成長を感じた

今回、ドッジボール大会に向けた練習が始まった時に息子が本を買って欲しいと言いました。
ドッジボールがうまくなる方法がわかる本が欲しい、と。

去年はただ単にボールにがむしゃらに向かうだけの練習だけだったのが、知識や戦略も学ぼうとしている!と驚きました。
そして、かなり本格的なこの本を購入し、学童に持って行ってみんなで戦略を考えたそうです。

「絶対に優勝してやる!」と並々ならぬ気合いを入れて当日を迎えた息子。
準決勝だとわかった瞬間、息子は静かに悔しがっていました
これまでは負けると感情を爆発させて身体で表現していたのに。
地団太を踏んだり、その場に座り込んで動かなくなったり、叫んでみたりしていたのに。

あんまり悔しくなかったのかな…?と思ってしまったのですが、表彰式が終わって帰る時にふと気づくと悔し涙を浮かべていました

悔しがり方でも成長が見られることに、ふふっと笑いかけて、なんとか抑えました。
帰りにアイスクリームを買ったら笑顔が戻った息子。
子どもらしさが残りつつ、確実に成長しているな、と感じたドッジボール大会でした。

 

 

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