ダイソンのファンヒーターが合わない人 私には革新的が過ぎたかもしれない
ダイソンのファンヒーター Hot + Cool をご存知でしょうか。
Hot + Coolとあるように、温風と冷風がどっちも出せる、こんな変わった見た目のやつです。
搭載している機能や、バージョンによって値段はまちまちで、5万円~10万円くらい。
ファンヒーターとしては決して安くはない価格帯ですが、なぜかうちにあるのです。
買わなきゃよかった、とまでは思わないけれど、ものすごくいいとも思わない。
家に遊びに来てくれる人に結構な頻度で「これどう?」と聞かれるのですが、いつも返事に困るのです。
「普通はこう」というのが通じないのがダイソンだから、それを受け入れられる人にはとてもいいと思います。
私がダイソンファンヒーターを買った理由
そもそもなぜ、ダイソンのファンヒーターが家にあるのかというと。
それは、私が心配性で面倒くさがりだから、です。
最初はファンヒーターではなく、扇風機を探していました。
夏に寝るときに枕元に置く扇風機がほしかったのですが、娘がまだ保育園児だったので指を突っ込んでしまうのが心配だったんです。
そんな時に電気屋さんでダイソンを見かけて、けがの心配がないな、と思いました。
また、布団で寝るので扇風機が倒れてきて打撲するのも心配だったのですが、扇風機よりはバランスが安定しているし、高さもないので、倒れるリスクが低いだろう、と。
しかも、これはファンヒーター機能もあるので(っていうかそっちがメイン?)冬になっても出しっぱなしでOK。
すでに扇風機は家に2つあるので、それ以上増えると収納するスペースがなかったんですが、その心配も不要というわけです。
ファンヒーターは別に欲しくはないけど、まあ、あってもいいだろう。
ということで、けがの心配がなく、1年中出しっぱなしでもいい、という2点が決めてとなって買ったのでした。
値段の割に微妙…!?
決して安くはない価格。
しかも、世の中的になんかすごそう、という評価を得ているダイソン。
そりゃあ期待値は上がるわけで、最初に届いた時はテンションが爆上がりでした。
しかし、いざ!!オン!!!してみると、うーん…なんか思ってたのと違う、ということがいくつかあり。
決定的に失敗した、とまでは言わないけれど、モヤっとすることを紹介します。
ダイレクトな温かさや涼しさは感じづらい
何よりも特徴的な見た目が気になりますよね。
どこからどうやって風が出てくるん?ってなります。
そして、実際に使ってみても、その感想は変わらず。
なんか涼しい風は出てくるけど、そっちじゃなくてこっちに当てたい場合は、どうすればそっちに行ってくれるんだろう…。
冬も温風は出るんだけど、もう少し広い範囲をまんべんなく暖めたい時は、どの距離感で置けばいいんだろう…。
さらに、めっちゃ寒いところから帰ってきた時に手を暖めたくて、真ん前にかざすんだけど温風はどこか斜めの方向に向かってる気がする…。
分かりやすさ重視の人には、モヤモヤするかもしれません。
リモコンでしか操作できない操作が多い
これ、一番びっくり&私的には困りました。
デザイン性が高いのはいいんですが、ボタンが1つしかない。
扇風機にしたいのか、ファンヒーターにしたいのか、リモコンじゃないと選べないんです。
風量の調整や、風の方向もリモコンのみ。
常にそばに置いておかなければならないので、それは面倒です。
音が静かなので消し忘れやすい
これはたぶんメリットなんですが、とにかく静かです。
風量が弱いと、本当に音が聞こえないくらい。
なので、つけっぱなしになっていることが多々あります。
ふつうの扇風機とかなら存在感があるので気付くんですが、1年中部屋のどこかに置いておかれているので、動いているかどうかにも注意がいきにくくなります。
電気代、ちょっと心配。
ということで、これらの点が気にならなければいいと思います。
きっと、扇風機とファンヒーター的には革命的な商品なんだと思いますが、ダイソンを買って、自分が伝統的な家電製品の作りに慣れきっていて、しかもそれに心地よさを感じているのだということに気づいたのでした。
ボソボソと文句は言いながらも使い続けているので、機能に問題があるわけではもちろんありません。
扇風機+ファンヒーターで5万円ならまあ、別々に買ってもそれなりにするでしょうし、今までと違う感じを味わいたい人にはお勧めです。