キャリアを諦めたくない女性が子どもを産むべきタイミング。それはキャリアか子どもか迷った時です

出産タイミングに悩む女性たち

男性の育児参加も昔よりは進んできたし、
女性が結婚・出産を経て働き続けることも珍しいことではなくなってきました。

とはいえ、出産に関しては女性はどうしても物理的に仕事ができない時期ができます
大学時代の友人や、会社の同僚には、キャリアアップを目指す女性も少なくなく、
「いつ産めばいいのか」悩む女性たちを見てきました。

でも、いろんなキャリアの積み方や出産のタイミングを見てきて思うことは、
自分の中での優先順位さえしっかりしていれば、いつ産んだってキャリアを諦めなくても大丈夫だということ。

キャリアか子どもか…と迷っているなら今のその時こそ、産むのに適したタイミングだと思うのです。

 

早く生んだ方がいいと言われたり、もう少し遅い方がいいと言われたり

いつ産めばいいんだろう、と悩んで誰かに相談したとして。
「早く生んだ方がいいよ!」という人もいれば「もうちょっと後がいいんじゃない?」という人もいるはず。
それぞれ理由があります。

・早く生んだ方がいいという理由

ここでいう「早く」は、社会人4~5年目(27歳くらい)までの想定です。

早く生んだ方がいいのは、出産というイベントを早く済ませてしまえば、その後は途切れることなくキャリアを築いていけるからです。

30歳ちょっとくらいまでに出産を終えてしまっていたら、その後30代40代…と出産によるキャリアの中断を考えずに働き続けられるわけです。

年々、仕事の能力が高まり、任される仕事も増えていく。
そんな中で、「いつ産もう…」と考えなくてよくなることだけでも、大きなメリットです。

 

・もう少し遅く生んだ方がいいという理由

ここでいう「遅く」は、33~37歳くらいの想定です。

会社にもよるかもしれませんが、社会人7~8年目くらい(30歳くらい)までは、まだまだ若手。
30歳を超えたくらいから、中堅と呼ばれるようになり、人によっては役職につき始めます
仕事が一通りできるようになり、それを認めてもらえるようになってから出産をすることで、出産後のポストが得やすくなる可能性があります。

ワーキングマザーであっても、時短勤務であっても、〇〇さんならこの仕事ができるだろう、という信頼関係が成り立っているから。

響きはちょっとネガティブですが、既得権益を作っておく、というイメージです。

 

 

26歳・27歳で出産して、今バリバリ働いている友達の例

大学時代のある友達は、26歳で結婚してすぐに子どもに恵まれました
ひとり出産としたと思っていたら、翌年に年子でもうひとり
公務員なのでトータル3年くらい休職していました。

公務員試験浪人をしていたので、最初の出産をした時はまだ社会人3年目
社会人3年目で3年のお休みをとってからの復帰はかなり不安だったと思います。
同期に遅れをとるだけでなく、後輩にも追い抜かれているかもしれないわけなので。

そんな彼女とこの間会いました。
子どもたちは今は小学校3年生と4年生ですっかり手が離れたそうです。

時短勤務でももうなくて、周りと同じ勤務形態だそうです。
先日は役職に就くための登用試験を受け、
1月には仕事でアメリカ出張に行ってくるとか。

スタートは遅かったかもしれないけれど、その分早く手が離れるし、伸び盛りのタイミングでやりたいだけできる環境が整ったようです。

 

39歳で出産した部長の例

前の会社の部長は女性でした。
若くして力を認められて、37歳で部長になりました。
ご結婚はされていましたが、お子さんはいらっしゃらず。
そしたら、部長2年目の年に産休に入られることに。
39歳で出産され、翌年にはまた部長職で復帰されて、変わりなく活躍されています。

 

29歳と34歳で出産した私の例

私は早くもなく遅くもなくなタイミングでの出産でした。
最初の出産は、部署を異動して3年目の29歳の時
チームリーダーとして仕事で頼られるようになりつつあったタイミングで、キャリアアップに向けて突き進む真っただ中にいたのかもしれません。
でも、もったいないとは思わず、そこまでやれるようになったから休んでも復帰しやすいだろう、と思っていました。

2度目の出産は、ワーキングマザー4年目の34歳の時
子育てしながら働く(キャリアアップを目指す)というのがどういうことか
それが頭でも身体でもわかった状態での出産でした。

35歳で仕事復帰をして、2年。
課長補佐的な役割を任せたいと言われたタイミングで、会社員を辞めました
もし会社員を続けていたら、29歳と34歳で出産してキャリアアップした例、になっていたかな…なんて。

 

キャリアと子どもで迷い始めたら、産み時だと思うのです

前の会社にいた時も、よく相談を受けていました。
「仕事が忙しいし、キャリアのこともあるし、いつ産めばいいと思いますか?」と。

私はいつも「産みたいという気持ちが出てきたのなら、今じゃない?」と答えていました。
なぜなら、子どもを産んだせいでキャリアを諦めた、というのを私は聞いたことがないから。

もしかしたら、キャリアアップしつつあった会社を辞めてフリーランスになった私自身が、キャリアを諦めたじゃない!なんて言われるかもしれませんね。

でも、本人がそう思っていなければ、諦めたというネガティブな評価にはならないんです。
私は、会社員としてのキャリアアップよりも、もっと大切にしたいと思うことに気づけただけ。
フリーランスとしてのキャリアアップだって、目指してますし。

 

もし、もっと早く生んでいたら
がむしゃらに働いているうちに子どもたちの手が離れて、がむしゃらな会社員を続けていたかもしれない
もし、もっと偉くなってから産んでいたら
会社を辞める決断がしづらくなっていたかもしれない

私は自分に関しては、早くもなく、遅くもなく、中間のタイミングで出産してよかったと思っています。
そのタイミングで生まれてきてくれたからこそ、子どもたちが私にとっていい判断をさせてくれた

 

その時々で、自分が何をどうやって大切にしていきたいか
それが考えられれば、いつ子どもを産むかは、キャリアアップに影響しないんです。

そもそも、キャリアは自身の能力だけでなく、運や縁やタイミングも大きく関係してくるもの。
子どもの成長以上に予想しづらいものかもしれません。

だから、なんとかしようと思えば、キャリアはどのタイミングからでもどうとでもできるし、
その時の状況や環境に合わせて、どうしていきたいかも変わってきます。

 

キャリアか子どもか。
その決断のさなかにいると、なかなか判断が難しいのはわかります。
でも、二者択一ではないんだよ、ということだけはわかっておいてほしい。
キャリアだけしか見えていなかった毎日の中に、子どもという選択肢がふっと出てきたのであれば。
それは、子どもを産むのに適したタイミングなのだと思うのです。

 

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