頑張っている指標が「ツラさ」「しんどさ」「体調の悪さ」になっていませんか

会社員を辞めてフリーランスになると決めてから、ようやくこれまでの自分を客観的に振り返られるようになりました。

結構しんどかったワーキングマザーの両立。
そのしんどさを、自分が頑張っている指標として見ていました

今になって何をそんなにこだわっていたのか不思議なくらい、
他のママと比べて、自分の方がツラくて、しんどくて、ヘロヘロなんだ!ということを誇りに思っていました

 

会社員ママの私が「頑張っている指標」としていたもの

時短勤務であっても通常勤務の人と同じ業務量を任されている。
だから、家に帰ってからも持ち帰った仕事をしている。
結果的にあなたよりも睡眠時間が短い。
それでも早朝に起きて家事もきちんとやっている。
自分の好きなことをやりたいと思う余裕さえないくらい頑張っている。
たまに頭痛が止まらなかったり、めまいがするけど会社は休まない。

 

そんな私を友人はどう見ていたのか

大学時代からの友達で、弁護士事務所の事務員をやっている人がいます。
基本的には9時から15時の勤務
さらに金曜日は9時から12時の勤務にして自分の好きなことをするんだ、と言っていました。
お給料は安いけど、気楽な仕事だし、時間が自由だし、いいよ、と。

その友人に会社を辞める報告をした時の返事はこうでした。
「今まで本当にお疲れさま。
すっごく忙しくて大変そうだったから、よかったと思うよ。
これからは自分らしくゆっくりね。

 

会社員を辞めることになるとは思っていなかった頃の私は、
この友人の話を聞くたびに、もっと働けばいいのに、と思っていました
子どもを保育園に入れてるから、時間のやりくりなんてなんとでもなるのに、
なんでもっと責任のある仕事をバリバリしないんだろう、と。

私なんてこんなに苦労して頑張ってなんとかやりくりして働いているんだから、
あなたももっと頑張りなさいよ!と。

 

その返信を見て、友人は達観したところから見守ってくれていたんだなと気づきました。

どれだけ自分が苦労しながら頑張っているか、どれだけ多くを犠牲にしているか、
自慢するように愚痴を吐き続けるのを心配して聞いてくれていたんですね。

身を粉にして働く先輩ママを見て、自分はああはならないと思っていたけれど、
とっくになってしまっていたし、見抜かれていたか…と恥ずかしく、ショックでした。

苦労する自分、頑張っている自分に酔っていた

当時は気づけなかったけれど、苦労すればするほど自分に酔っていたのかもしれません。

そして、余裕のある友人には同情されていたのかもしれません。

 

同じ会社で働いていて、1年前に退職し、フリーランスになった友人の言葉がとても印象的でした。

会社の元同期とランチをすると、1時間ずっと仕事の愚痴で時間が過ぎていく。
そんなに不満だらけなのに、ランチのあと、愚痴の元となっている会社に戻っていくんだよね。

フリーになって出会う人たちは自分がやりたいことをやりながら、
それを中心に日々生きているから、ポジティブなエネルギーに満ち溢れている。

 

何を人生に求めるか

会社員であることのメリットはもちろんあります。
だからこそ、わたしもずっと辞める決断をすることができなかったわけで。

会社員であるメリットはなにか。
そのメリットを享受するために失っているものはなにか。
その代償に納得できるか。

 

苦しければ苦しいほど幸せになる人なんて、いないはず。

もし、仕事のツラさ、苦しさ、それからくる体調不良を自分の頑張りの指標にしてしまっている人がいたら、その不自然さに気づくきっかけが得られることを祈っています。

 

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