本のカバーを買ってすぐ捨てる息子にイラッ。でも購入時点でカバーの役目は完了していた!

せっかく買ってあげた本なのにカバーを速攻捨てられた

息子が初めて自分で欲しい本を選んで買った時のこと。
家に帰って袋から出すなり、カバーを外してゴミ箱に入れました。
ものをもっと大切にしろ!と思ったし、腹が立ちました。
「ちょっと!なんで捨てるの!」と聞くと、「だっていらないもん」と。
別に言い訳をする感じでも、悪びれる感じでもなく、普通の会話のテンションで返事が返ってきました。
そして、その行動パターンは今も続いています。

 

息子がカバーを外す理由

息子がカバーを外してゴミ箱に入れた理由は「いらないから」。
息子が本に期待していたのは、中身の面白さであって、本の見た目やカバーの絵のかわいらしさなどではない
それはわかっていても、自分自身がカバーを外す習慣がなかったので「カバーはつけたままにしておくものなんだよ」と言うと「なんで?」と逆に聞かれました。

 

本のカバーは確かに読む時の邪魔になる

そう改めて聞かれると、そういうものだから、としか答えられず。
「だって、邪魔になるよ?本読む時にべろんべろんになって邪魔じゃん」とさらにかぶせて息子に説得させられました。
確かに、自分が本を読む時も、本を開くと本体とカバーとでたわみ具合が違うので、カバーだけがやけにぼわんと膨らんだりして押さえながら読むことがありました。

でもほぼすべての本にカバーってついていますよね。
何のためにあるんだろう、なんて考えたこともなかった。

本のカバーは本を保護するために付けられている

大人向けの本だと、本体の外表紙はそっけないデザインで、タイトルしか書いていないものも多いです。
だから凝ったデザインの外表紙をつけることで、本の魅力をアピールする狙いがあるのかな、と思ったことはありました。
夏目漱石などの単行本に、現代漫画家のイラストを用いたカバーをかけたらものすごく売り上げが伸びた、なんてこともありましたよね。

そういった目的も本によってはあると思いますが、一方で、子供向けの本は、本体とカバーがほぼ同じデザインなんです。
カバーを取ったところで、見た目は変わりません。

調べてみたら、カバーは本を保護するために付けられている、とありました。
本体が汚れたり傷んだりすると修復が難しいけれど、カバーで守られていれば、カバーだけ取り換えればいい、と。
つまり、購入者のためではなく、販売側のためのもので、主には流通・販売時のトラブルを防ぐためだったんです。

 

カバーにはISBN(バーコード)や値段を表記する役割も

本によっては本体にも載っているものもありますが、ISBN(1冊ずつ書籍にユニークに与えられた番号)や値段はカバーにのみついているものも多いです。
本体に載せない理由は調べきれませんでしたが、途中で値段が変わっても(消費税の影響などで)カバーだけ変えればいいようにする、とかかな。

↓先日買った本の速攻で外されたカバー。表は全く同じです。

↓裏は違っていて、ISDN情報と値段はカバーにだけ載っています。
カバーにしかないこの温泉イラストが欲しくて買ったわけではない息子は躊躇なくポイっと投げ捨てていました。

 

本のカバーは、購入後は迷わず捨ててよし!

本のカバーは流通・販売時の本の保護、販売のための情報掲載が目的だったんですね。
ということは、誰かに購入された時点で、その本のカバーは天命を全うしたということになるんです。
読む時に邪魔になるんだったら、迷わず捨てても罪悪感を感じる必要はないんです。

知らなかった…!
ついつい大切に、扱いづらいなあと思いながらつけたままにしていました。

実際に自分も真似してやってみたら、読んでいる時のページのめくりやすさにびっくりしました。
これまでは気づかないうちに、カバーの扱いづらさにストレスを感じながら本をめくっていたみたいです。

いずれ古本屋さんで売るとなるとカバーは取っておいた方がいいかもしれませんが、読む時にはぜひ、カバーは外して読むことをお勧めします。

 

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