他人の成功や幸せを楽しむ。「別世界」の話は苦労なしに疑似体験できる娯楽。

友だちや知人の幸せ話を聞くのが好きです。
特に自分には手の届かない成功を成し遂げている人や、いわゆる高嶺の花のような「別世界」の話を聞くとドキドキワクワクします。

 

周りにいる「別世界」な人たち

言ってしまえば、自分以外全員別世界にいるわけですが。
今回は、自分は今後も到達しえないだろう、いわゆる勝ち組と言われるような人たちの世界の話。

夫婦そろって外資系証券会社に勤務。最初の3年で一生分稼いだという友達
起業で成功して雑誌などでもたびたび取り上げられる元同期
商社勤務で今はロンドンにいて夏季休暇のたびにヨーロッパを周遊する友達
・大学中退後、骨董のお店を開いて東京でも有名になっている友達
資産家と結婚してほしいものは何でも(家レベルで)買ってもらう友達

先輩経由の知り合いや母の友人まで広げると、ほお…とため息が出るような人たちも。
・某有名企業の社長
(先輩の同級生で、食事に行くと1本10万円はくだらないワインを何本もあけたり、居合わせた芸能人と親しげに話していたり)
・某有名コンサルティング会社の役員
(最近彼女に買ってあげたプレゼントが都心のタワーマンション)
・大使館から各国への巡業についてくるよう声をかけられる起業家

 

そのうちの一人から言われた驚くべき言葉

とにかくそういう話を聞くのが楽しくてたまりません。
あるとき、食い入るように話を聞く私に、ふと友達が言いました。

「あなたには素直に事実として話せるから気楽でいい
「人によっては自慢してるの?という感じにとられることもある」
「だから素性をあまり明かさないようにしたり、いい話はしないようにしたりしている」

その友達は夫婦で商社で働いています。
妻の方が友達なのですが、彼女はかつてジャカルタに駐在していたこともあります。
話の流れでちらっとあるママ友にそのことを言ったら、
「へええええ。海外赴任したことあるんだ。もしかして商社なのお?」と、急に口調が変わり、ねっとりした感じで見られた、と。

友達の口から「妬み」という言葉は出てきませんでしたが、夫婦ともに商社で、かつママ自身が海外赴任したことがあるということを、そういった目で見られることが少なくないそうです。

だから、ある程度似たような環境にいる人以外には、商社で働いていることは言わないようにしているそうです。
相手によっては大学名なども言わないようにしている…と。

 

人の幸せや成功を妬んでしまう悲しさ

10人いれば10人それぞれの人生が違うのは当たり前なのに、なぜ妬むんだろう
自分よりも幸せそう、自分よりもお金持ちそう、自分よりも成功してそう。
その事実を認めたくなかったり、羨ましかったり、ずるいと思ったりする、ということですよね。

全く同じ価値観で全く同じ目標を持っていて、全く同じだけ努力をした結果、自分にはどうしようもない理由で差がついた、とかならわかります
なぜあなただけ幸せなんだ、と思っても仕方ない。

でも、そうではない。

私は私なりに”こう生きたい”と思った方向に向かって努力して頑張ってきた。
あなたはあなたりに同じようにしてきた。

その結果が違うのは当たり前です。

そして、そもそも結果的に成功したかどうかを測る尺度はたくさんあります。
なのに、一般的にわかりやすいお金持ちかどうかという基準でのみ測りがちで、
それで勝ち負けのようにとらえてしまうのはもったいないな、と思ってしまいます。

 

人の人生の話を聞くと、何倍も生きられて得な感じがする

私が知人のいわゆる華々しい話を聞くのが好きなのはその人の経験を疑似体験できる気がするからです。
自分には「別世界」のことも、ほんの一部だけだけれど覗いた気になれる

一生分稼いだらどんなお金の使い方ができるのか、なんて、一生分稼いだことがないと想像できないですよね。
それが具体的にイメージできる楽しさ。

起業して成功したらどんな景色や体験が待っているのか。
芸能人の友達がいるというのはどんな感覚なのか。
海外赴任でお手伝いさんを雇うとどういう毎日になるのか。

全く想像できない別世界の生活がちらりとだけ知れて、そんな人生もあるんだ!と思える。
何人もの人生を垣間見ることで、何倍もの人生経験ができた気がします

 

しかも!その世界のツラさをすっ飛ばして楽しいところだけ体験できる

何よりも、人の話を聞いて疑似体験をすると、「別世界」の苦労をせずしていいところだけ体験できるんです。

どんなに華々しい世界にも、必ず影があります
人から妬まれるほどの別世界に至るまでには、必ず涙ぐましいほどの努力と苦労があります
そういった苦しい部分を経験せずして、甘いところだけ持っていける。
こんないいことはありません。

 

人の幸せを喜べる人に

たまに人の不幸話こそ好き、という人がいますが、理解しがたいです。

他人の不幸話が好きな人は、自分より下に位置づく人を増やすことで、
相対的に自分の立ち位置が上がったように思おうとする…のでしょうか。

 

もちろん私も友達と愚痴りあうことはありますが、楽しい話や建設的な話の方がずっと好きです。

会社員を辞めて環境が変わったので、また新たな出会いを通じて、人生の経験値を上げていけたらいいなと思っています。

 

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