【息子からの質問 わかりやすく教えて!】「ストレスを感じるのって心なのに、なんで身体の病気の原因になるの?」

息子からの質問に正確に答えるのがだんだん難しくなってきました

幼児の頃は「なんでママは女の子なの?」という
きちんと答えるのをそもそも諦めるような質問や、
「なんで月は毎日形が変わるの?」という
その場でそれなりに答えられそうな質問が多かったです。

でも最近は「なんで甘いものを食べると糖尿病になるの?」
「そしてなんで糖尿病は治らないの?」とか、
「なんで水と油は混ざらないの?」
「タンパク質はどうやって筋肉になるの?」といったような、
え…ちょっと待って、調べるから、という質問が増えてきました

せっかく調べるなら、このブログにもまとめて載せていきたいと思います。

 

今回の質問
「ストレスを感じるのって心なのに、なんで身体の病気の原因になるの?」

昨今、ストレスで体調を崩す人が増えています。
私が7月まで働いていた会社でも、定期的に「メンタル」の問題で休職に入る人が出ていました。

息子「メンタルってなに?」
私「心の病気だよ」
息子「心が病気になるの?」
私「心っていうか、脳かな」
息子「メンタルになったらどうなるの?」
私「気持ちが落ち込んだり、身体が思うように動かなくなったりするんだよ」
息子「心の病気なのに、なんで身体が動かなくなるの?」

 

今回の解答
「ストレスは身体の機能をコントロールする司令塔である脳にダメージを与えるから」

脳は体の機能をコントロールする大事な働きをしています。
ストレスはその脳にダメージを与えることで、さまざまな病気を引き起こすのです。

 

そもそもストレスとは

ストレスが溜まっている。
すごくストレスフルだった。
ストレス発散したい!

日常でよく「ストレス」という言葉を言いますが、
改めて「ストレス」ってなんでしょうか。

ストレスには4つの分類があります。

1.物理的なもの(寒暖の変化、騒音、高低音の刺激など)
2.社会的なもの(人間関係、社会情勢の変化など)
3.心理的・情緒的なもの(不安、怒り、憎しみ、緊張など)
4.生理的・身体的なもの(不眠、疲労、健康障害など)

こう聞くと、日常生活はストレスだらけ!
人は常にストレスを感じながら生活をしているんですね。

 

ストレスを感じたら体はどうなるか

そうやって常にストレスを感じた時に体の中で何が起こるか

体の健康を保っているバランスが崩れそうになります

そのバランスを保つ機能とは、「ホメオスタシス」というもの。
日本語では「生体恒常性(せいたいこうじょうせい)」といい、
言葉の通り、人間が生きていくために常に一定の状態であるように
保っている機能のことです。

「ホメオスタシス」が何のバランスを保っているのかというと
1.自律神経
2.内分泌
3.免疫
の3つです。

この3つがいい具合にバランスをとっているところに
ストレスが加わると、そのバランスが崩れそうになるのです。

 

適度なストレスなら問題なし

ポイントは「崩れそうになる」というところ。
崩れるのではなく、崩れそうになるんです。

ストレスが適度なものであれば、ホメオスタシスは耐えてくれます
でも、ストレスが過大なものであったり、
繰り返しストレスを感じ続けたりすると、
ホメオスタシスはついにバランスを維持できなくなってしまいます。

 

ホメオスタシスが崩れたら

ホメオスタシスが機能しなくなったら、
1.自律神経
2.内分泌
3.免疫
のバランスが崩れ、それぞれが暴走し、乱れます

1.自律神経が乱れたら
自律神経失調症と聞いたことはある人も多いかもしれませんね。
呼吸や血圧に関する病気につながります。

2.内分泌が乱れたら
内分泌とはホルモンを出すこと。
ホルモンバランスが崩れて、新陳代謝や内臓に関する病気につながります。

3.免疫が乱れたら
これはわかりやすいですね。
抵抗力が弱まり、様々な病気にかかりやすくなります。

 

ストレスはホメオスタシスの司令塔をダメにしてしまう

ホメオスタシスが機能できるのは、脳が指令を出しているからです。
(もうちょっと詳しく言うと、「視床下部」というところが指令を出しています。)

体は、脳からの指示に従ってバランスをとっているんです

もし、脳が対処できないほどのストレスがやってきたら
脳(視床下部)がオーバーワークになり、指令を出せなくなります

そうなると、
自律神経も内分泌も免疫も、いつどうやって動けばいいかわからなくなるんです。

 

ストレスは病気の大きな要因の1つ

ストレスは、ウイルスや細菌と違って検査しても数値で出づらいし、
その影響を受けないように日々過ごすというのはとても難しいです。

でも、ストレスが病気の大きな要因の1つになるのは、医学的にも説明がつくこと。
「ただ疲れているだけ」とか「それくらいでへこたれるなんて」とか、
そう思っているうちにも、身体はどんどんダメージを受けています。

繰り返しますが、ストレスは病気の大きな要因の1つです。
病気になるほどのストレスを受けていないか、無理せず向き合いましょう。

 

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