フリーランスになったら育児がカラフルに!「子どもの本当の幸せを考えること」ができるようになりました

去年の夏に、子どもとの時間を質的にも量的にも充実させたいと思い、会社員を辞めました。

「仕事と育児の両立ができている」と褒められるほどしんどかった

周りからは「両立できている」「あなたみたいなママになりたい」とよく言われました。
実際、会社でも評価されていたし、キャリアも順調に積んでいました。
当時3歳と7歳の子どもたちも、順調に大きくなってくれていました。

でも、一度も両立に成功していると思ったことはありませんでした。
私がやっていたのは、なんとか無難に日々の仕事と家庭を回しきること。
アラが出ないように、大きな問題が起きないように、ギリギリのところで逃げ切ること。

それを世の中では「両立」というのかもしれませんが、私は「両立できている」と褒められれば褒められるほど、全然できていないのに…と自己嫌悪に陥りました。

 

ふと気づいた、家庭の異常な状態

仕事と家庭のどちらが大切か、なんて考えたこともなかったけれど、より”ちゃんと”しなければならないのはやはり仕事
家庭は、多少力を抜いてもなんとかなります。
自分でも気づかないうちに、家庭に負担を強いていたと今は思います。

夫には毎日仕事の愚痴を言い続け、子どもには仕事のストレスでイライラピリピリした状態で接してしまう。
でも、それも仕方ないと当時は思っていたんです。
みんないっぱいいっぱいのところでやっているんだから、と。
どうやら私は両立がうまくでいている方らしいから、と。

でも、ふとある時気づいたんですよね。
家族の誰もが今を幸せだ、満足だ、と思っていないこの状況は異常なんじゃないか、と。
こんな異常な状況を続けていいわけがない

仕事と家庭の両立が大変なのは子どもが幼い時だけだから今を頑張って乗り切れ!なんて言われますが、異常な状況で子ども時代を過ごしたらいずれなにかしら影響が出るんじゃないか。
それで、ようやく会社員を辞める決意ができたのでした。

 

退職後、それまで無機質だった育児に色がついた

フリーランスになって一番感じたのは、育児の目線や目標が変わったことでした。

会社員時代は、毎日生きていればそれが合格点
ご飯を食べて、お風呂に入って、忘れ物をせず保育園と学校に行かせる、それで精いっぱいでした。
できることが増えて、早くひとり立ちしてほしい、と思っていました

それが今は、家庭でする1つ1つのことに心地よさや意味を持たせるようになりました。

料理をする時は、手伝いという名の足かせも歓迎できるようになりました。
料理がどうやってできるのかを知り、自分で作る大変さと楽しさそれゆえのおいしさを知ることができます。

息子が宿題をする時は、結果オーライではなく、考えるプロセスや漢字の書き順も見てあげることができます。
苦手なところがわかれば、「ママ問題」を作って復習もできます。

布団に入ってからだからこそ話せる話が始まっても、持ち帰りの仕事を気にする必要がないので、結論を急かすことなくゆっくり聞くことができます。

学校に行きたくないと言われても出社時間がないので、その理由をゆっくり聞き出し解決策を一緒に考えることができます。

とりあえず無事に成長させること、という機械的で無機質だった育児に色がついた感じがします。
成長過程にある1つ1つの出来事を大切に一緒に感じながら、過ごせている今がとても尊いです。

 

子どもの幸せを一緒に探すことができる事の尊さ

前の会社で、私と同じような悩みを抱えながらも働き続けるママ社員の多くは、お金を理由にしていました。
子どもの将来のために貯金をしておきたい、子どものために働くしかない、と。

確かに、お金があれば選択肢も広がります。
ただ、それが本当に子どもの幸せにつながるかどうかは、わかりません
500万円あれば十分なのに2000万円貯めなきゃ!と鬼の形相で毎日お母さんが家にいたら…それは不要な努力です。

お金があればあるほどいいとは限らないんです。(将来を見通すことは難しいので、つい貯金額が多ければ多いほどいいと思いがちにはなるのですが)
それよりも子ども時代に朗らかな雰囲気で家庭で過ごす時間を持てることの方が、ずっと将来にいい影響を及ぼすことも考えられます。

会社員で特にお給料が良ければよいほど、お金=子どもの幸せと考えがちですが、果たしてそうなのか

心配性な性格が手伝って、私も常にお金のことばかりを考える会社員時代でしたが、今は子どもをよりちゃんと知ることで、やっと適切な落としどころを探すことができそうです。

 

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