とにかく褒める! 褒めたら息子が素直で頑張る子に変わった話

自分で言うのもなんですが。
私、勉強はできたし、外面はよくて優等生だったんです。
だから息子のダメっぷりがひどすぎて、絶望的で、どうにもならないと思ってました。
どれだけ注意しても、指導しても変わらない
でも、変わるべきは親の私の方でした。
なるべく「注意」や「指導」はせず、とにかく「褒める」
そしたら、見違えるように息子が変わってきたのです。

「息子も頑張っている」という目からウロコの気づき

何度言っても同じ忘れ物や失敗を繰り返す
勉強、お風呂、お手伝いなど、何においてもやるように指示を出してもしない
友達との本当に些細な事をいつまでも気にして引っ張る

勉強面というよりは生活面なんですが、学習障害のサポートも考慮にいれてスクールカウンセラーの先生に話をした時のこと。
私は自分は全く息子のことをわかってあげていなかったんだ、と気づかされました

「何を言ってもダメだし、細かなことばかりに目がいくんです。」という私に、先生が「細かなことが気になるのはしんどいことなんです。それでもそんな中、息子さんはすごく頑張ってますよ。」と言いました。

細かなことを気にするなというのは大人でも難しいこと。
それを矯正するのは難しいかもしれないけれど、そんな環境の中でどうやって頑張れるかを考えてあげるといいかもしれません、と。

目からウロコでした。
私はいつも自分の基準でしか評価軸を用意していなくて息子がどれだけ頑張ったかという背景を考えたことがありませんでした
「ママは僕の話を聞いてくれない」と言われても、聞いてたつもりだったけれど。
聞いても、つまらないと突っぱねていたら、それは聞いているとはいえない。
全然聞いてなかった…ごめん、と気づきました。

そこから、私は自分が変わることにしました。
息子はどんな環境の中で、どれくらい頑張っているのかを考えて、とにかく褒めることにしたんです。

 

結果ではなく姿勢を褒める

忘れ物が多い息子。
結構、いろいろ忘れます
特に月曜日は持っていくものが多いんですよね…上履き、体操服、給食袋などなど。
ランドセルの近くに用意をしていても、忘れたりします。
でも、怒らない
ランドセルの近くに置いておく工夫ができてすごいじゃん!」
「上履きは忘れたけど、体操服は持って行ったのえらかったじゃん!」
「今朝までは覚えてたんなら、あとちょっとだったね、惜しかったから次はできるね!」
とにかく、褒めます
「持っていこうと思ってた」と言うなら、結果がどうであれ、頑張るつもりだったことを褒めます

 

親の考えではなく息子の主観で褒める

大人になると対応力が上がるのは当たり前。
でも相手はまだ10年も生きていない子どもなんです。
「なんでこんなことを!!」と思うことも、悪意をもってしたわけではなく、息子なりにベストと思ってやったことならとにかくその姿勢を褒めるようにしました。

たとえば、はちみつを床にこぼした時のこと。
ティッシュで拭いたら…床にティッシュもこべりついて、どうしようもなくなります。
息子曰く「べたべたするところがカバーされた」。
うん、確かに。
まず、「こぼれたところを拭いてくれてありがとう」「こぼれた報告をしてくれてえらかったね」とほめた後に、「でもぬれた雑巾で拭かないといつまでも汚れが残るからね」と大人だからこそ得た知識を教えてあげました。
そしたら、意気揚々と「そっか!」とその後も濡れ雑巾で最後まできれいに掃除をしてくれました。

 

どんな小さなことでもいいから褒める

小さなことを褒めると、より大きな褒めを求めて、努力するようになってきます。
たたんだ洗濯物を運んでいる途中に靴下を落として、それを拾ってくれたのを褒めたら。
次の日は洗濯物を運ぶところを手伝ってくれます。
「めちゃくちゃ助かった!ありがとう!こんなに手伝ってくれるなんてすごいね!」と褒めたら。
次の日は、洗濯物をたたむところから手伝ってくれます。

より大きな見返りを求めるのが本質ではないけれど、どんな小さなところでも褒められると子どもは嬉しくなるんです。

 

褒め続けた結果、成績表に大きな変化が!

私が対応方針を変えて褒め続けたら。
まず息子が家で荒れることが極端に減りました
それまでは気に入らないことがあるとこちらが怖くなるくらいの形相で叫んだりしていたのですが、今はほぼゼロと言ってもいいくらいに減りました。
「〇〇やってね」というだけで、「わかってるよ!!!」と切れていたんですが、今は「うーん。」という返事をするようになりました。

また、勉強意欲も各段に上がりました。
ちょうど塾に行き始めたということもあるかもしれませんが、勉強するとイライラしていた息子が、「勉強が楽しい」と言うまでに。
しかも、間違いを指摘されるとこれまたぶちギレていた息子が、「間違ったところ教えて」と。

そして、涙が出るほどうれしかったのが成績表
1学期がコレ↓

2学期がコレ↓

さらには、常にやる気がないと怒られいたサッカーでも、先日の試合で「優秀選手賞」をもらいました。
メダルはリビングに飾っています。

 

幼稚すぎるかもなんて思わず褒める!

小さなことをほめ過ぎるとバカにしているようにも思えるかもしれませんが。
それでも、褒められればうれしいのは何歳になっても同じ
褒めても油断して怠けることはなかったです。
褒めても天狗になることもなかったです。

一度、「そんなことで褒めるなんてのび太みたいだからやめて」と言ったことがありました。
褒める基準が低すぎるとさすがに気づいたかな…と思ったのですが、「ママが嬉しいと思ったからそれを伝えてるだけじゃん!」と言ったら、嬉しそうでした。

叱咤激励で日々疲労困憊の方がいらっしゃったら、とにかくあまあまに褒めるといいかもしれません。
怒るよりも、喜ぶ方が、自分の精神衛生にもよさそうです。

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