歯を健康に保つために。歯周病や知覚過敏対策にはシュミテクトよりも歯間ブラシでケアすべき。

昔から定期的に見る怖い夢がありました。
3種類くらいあるのですが、そのうちの1つが「歯が抜ける夢」です。
「歯が抜ける」というより「歯が抜けていく」という感じで、最初はきちんと揃って生えている歯が、どんどんぐらぐらしてきて、順番に脆くも抜けていってしまう。

何も手を打てないままにどんどん抜けていってしまうという恐怖感はすごいです。
いつも最後の1~2本が抜けるかどうか、というところで夢は終わっていました。

 

歯周病検査ではいつも薄紫だった

歯医者さんの音がニガテなので、できればあまり歯医者さんにお世話になりたくありません。
だから、昔から歯磨きは気を付けてやっていて、1年に1回、会社の健康診断でオプションでやってもらう歯科検診があるのですが、虫歯を指摘されたことはありませんでした。

検診では虫歯のチェックだけではなく、子どもの頃にはなかった歯周病のチェックというものもするんですね。
色が濃くなるほど歯周病の可能性が高くなるという試験紙でチェックをします。
いつも歯周病にはなっていないけれど、少しリスクがあります、という薄い紫色でした。

 

歯茎が下がった気がするし、知覚過敏も気になるので近所の歯科へ

会社の検診では歯科に行くような指摘もなかったし、歯周病について気にかけることはありませんでした。
ただ、たまに歯磨きの時に歯茎がチクチクする知覚過敏のような症状が出る時があり、口内を見てみると歯茎が以前よりも下がってきているような気が…。
会社の検診だけじゃなくて、歯医者さんの定期健診も受けておいてもいいかな、と近くの歯科へ相談がてら行くことにしました。

 

知覚過敏にはシュミテクト?

行った歯医者さんでは、会社の検診と同じように目視でのチェックと、私の話を聞いた後に「歯周病については特にまだ気にすることはないですよ。知覚過敏が気になるならシュミテクトを使ってください。」と言われました。

シュミテクトって、ここ最近よくテレビで見かける知覚過敏用の歯磨き粉です。

知覚過敏は、歯茎が下がってしまってむき出しになった部分の歯が弱いので染みて痛みを感じる症状です。
シュミテクトは、その染みる部分の表面に薄いバリアを作ることで、歯が刺激を受けないようにする仕組みです。

 

原因を見て見ぬふりをするのではなく、根本から解決すべき

あくまでも自分で調べた範囲での感想ですが、シュミテクトは痛みという結果に対して、対症療法的にごまかすものだと感じてしまいました。
私が解決したいのは、歯茎の下がってくる状況であって、下がった結果痛いから何とかしたい、というのではないです。
むしろ、シュミテクトを使って痛みを感じなくなったら、歯茎の下がりを気にしなくなってしまって、どんどん悪化する気がしました。

なのでシュミテクトは使わず、しばらく様子を見ることにしました。

そして、数か月後、息子の虫歯治療で行ったこの時とは違う歯医者さんで、なぜか私も一緒に予約が取れてしまっていたらしく診てもらうことになったのですが。
そこでその悩みが根本から解決されることになりました!

 

歯を失う原因は虫歯よりも歯周病を心配すべき

一通り口の中のチェックをした先生が私に言ったのは「キレイに手入れされているし、虫歯で歯を失う心配はしなくていいですよ。」ということでした

そんなこと言われたことない!!驚くとともに心底ほっとした直後に「失うとしたら歯周病ですね。でも、きちんとこれからケアしていけば大丈夫ですよ。」と。

え…!?
歯周病で歯を失うかもしれないの?
虫歯よりそっちに気をつけなきゃいけなかったんだ!!

歯周病は、歯と歯肉の境目から細菌に感染することで引き起こされます。
歯肉が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ないんですよね。
気づかないうちにひどくなると歯を支える骨までが溶けてしまって、最後は抜歯…。

恐ろしいです。
ちなみに、歯周病は歯への悪影響だけではなく、狭心症や心筋梗塞、肺炎や糖尿病など全身の病気の原因にもなっていると言われているのです…。

日本人の成人の7割が罹患していると言われています。

 

歯周病対策には歯間ブラシ

その歯医者さんが教えてくれた対策が歯間ブラシでした。
歯周病の最近は歯と歯肉のすきまに入り込むので、その部分の掃除をしなければなりません
歯ブラシだとどうしても歯の表面だけしか磨けないですよね。

歯のすきまにブラシを通したことなんてなかったし。最初、先生がやってくれた時はすごく違和感がありました。
妙な感じがするし、自分であの狭いすきまにブラシを通すなんて、怖くてできないわ…また歯医者さん来た時にやってもらえばいいか、と思ってしまったんですけど。

帰り際に先生が悲しそうに「歯周病の怖さを伝えても、僕がどんなに歯間ブラシをやってくださいとお願いしても、続けてやってくれる方って1割くらいしかいないんです。毎日しないと効果が出ないのにね。」と言っているのを聞いて、勇気を出してその日の夜から練習しました。

慣れるまでは怖さと面倒くささがありますが、1週間も経つとスピーディにできるようになるし、やらないと落ち着かなくなってきます。

 

その日から、歯が抜ける夢を見なくなりました

それ以来、定期的にかよっている健診で先生に「きちんとやってますね」と言われると嬉しいです。
ちゃんとやる1割に入れた!という妙な優越感があったりもします。

そして何よりも、その先生に出会った日から、歯が抜ける悪夢を見なくなりました

虫歯で歯を失うことはない。
歯間ブラシを使って歯周病ケアをすれば、歯周病の心配もしなくてすむ。

先生のその言葉と、歯間ブラシをやろうと決めたことで、心のどこかにあった歯を失うことの不安がなくなったんだと思います。

そして、シュミテクトを使わなくても知覚過敏はなくなっています

↓この細さなら、初心者でもそんなに違和感なくできるはず!

 

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