「毛玉取り屋さん」になりたかった私が認めたテスコムの毛玉クリーナー
子供のころの夢は「毛玉取り屋さん」
小さい頃の夢はいくつかありました。
ゴミ収集車のゴミを集める人、庭の草むしりをする人、毛玉取り屋さん。
どれも、邪魔なものをどかしてきれいにする仕事。
雑多にごちゃごちゃしているのが嫌いで、すっきりさせたい欲求を叶えてくれる仕事として、小学生の私がイメージできるのがこれらだったのだと思います。
中でも一番なれればいいな、と思っていたのが「毛玉取り屋さん」でした。
「毛玉取り屋さん」はセーターや靴下の毛玉を取って、きれいにする仕事です。
30年前にも自動の毛玉取り器はあったけれど品質は低く、ほうきのように引っかけて毛玉を取るなんてものも普通に売ってました(生地傷みまくり…今なら信じられない商品ですよね)。
これは絶対に人々のニーズに合った仕事だ!
でも、子どもながらに「毛玉取り屋さん」は儲からないだろうな、ということはわかりました。
ハサミで少しずつ切っていくので、1枚のセーターをきれいにするのに1時間はかかります。
それだけ時間をかけて1枚のセーターをきれいにしても、500円ももらえないだろうな。
しかも、間違って生地を切って、穴をあけてしまうこともあるかもしれない。
そうしたら弁償しなければならなくて、損失が出てしまう。
大人になっても続いた毛玉取りの趣味
だから、「毛玉取り屋さん」を生業にするのは早々に諦めて、趣味として家じゅうの毛玉を取り続けてきました。
小さなホコリが鼻に入るから、マスクをつけて作業をしなければならない。
穴をあけないようにジッと手元を見続けるからめちゃくちゃ肩も凝ります。
そして、あっという間に貴重な時間が過ぎていきます。
第三者からみたら、何が楽しいか全く分からないでしょう。
でも私には、ただ単純にその作業が楽しいんです。
生きていたらいろいろ邪魔なことが出てくるけれど、思い通りに行かないことも多い。
でも毛玉は邪魔だー!チョキーン!としちゃえば、あっという間にキレイになります。
それで、ストレス発散になったのかもしれません。
毛玉取りの趣味は大人になるまで続きましたが、社会人になって、子どもが生まれて、だんだん頻度が下がりました。
仕事が忙しくて時間がないし、子どもが毛玉のホコリを吸うのもよくないし、子育てで疲れているのにさらに毛玉取りで体をカチコチにするのはしんどいし。
その結果、当たり前ではありますが、毛玉のついた衣類が増えてきたんです。
セーターはもちろん、靴下ってこんなにすぐに毛玉ができる!?というくらい、毛玉だらけ。
毛玉取りをついに道具に頼ることに
毛玉を取らなきゃみっともないけど、チョキチョキする時間がない…。
みっともない毛玉だらけのまま身に付けていたのですが、いよいよもう我慢ならない…。
ということで、仕方なく毛玉取り器を買うことにしました。
毛玉取りの作業は私の専門分野だったので、道具に仕事を取られるのは少し悔しい気持ちがしたのですが仕方なく。
今は手ごろな価格でも、かなりレベルが高いものが売られているんですね。
買ったのが、テスコムの毛玉クリーナーです。
2800円くらい。
千円代のものもありましたが、これは刃が大きくて丈夫だということと、ふんわり仕上げができるよう毛の長さが調整できること、そしてコンセントにつないだまま動かせるので力が弱まらないことから、こちらに決めました。
テスコムの毛玉クリーナーの実力のすごさ
30年前の毛玉取り器のイメージが残ったままだったので、あまり期待はしていなかったのですが。
30年の進化はすごいです!
早い!確実!キレイ!スムーズ!
毛玉の大きさや量によっては、何度か往復する必要はありますが、それでも短時間で毛玉がきれいに取れます。
娘の毛玉だらけのパジャマの毛玉を取ってみました。
こういう短め(小さめ?)の生地に張り付いたような毛玉も、キレイに取れます。
↓片手だけ毛玉クリーナーをかけてみたのですが、見た目の印象が全然違いますよね!?
生地ももちろん傷んでなさそうだし、穴が開くこともありません。
期待していた何倍もいい働きをしてくれます。
そして何より、面白くて爽快!
なんだー、自分でチョキチョキしなくても、こんなに爽快感が味わえるならもっと早く買えばよかった。
手入れもカンタンで、下の毛玉回収ケースをパカッと開けて、捨てるだけ。
コンセントを抜いて押し入れにしまう時間がないほどに、ほぼ毎日大活躍してくれています。
難点を挙げるなら、やっぱりどうしても細かなホコリは舞うのでマスクは必要かな。
でも、それを「まあ、それくらいは仕方ないよ」と許せるくらい、おススメです。