たまに鋭いダンナのツッコミ 韓国ドラマ編

基本的にあまりロジカルじゃなくて、ふわふわした意見をいうことが多いダンナ
何かを検討していても、だいたい私の主張が通るのですが。
たまに「確かに!」と思える鋭いツッコミをしてくるときがあります。
そんな技持ってたんか!と思うような瞬間がたまにあるんですよね。

この前は、それが韓国ドラマについて熱く魅力を語っている時にありました

Netflixを契約してから、韓国ドラマをよく見ます
本当は英語の勉強のために、英語の映画やドラマを見る予定だったのですが、韓国ドラマの方が魅力的で、ついそちらばかりになってしまいます。
韓国ドラマの何がいいかというと、ストーリーはもちろんなんですが、俳優さんたちの演技がうまいことです。

日本のドラマを見ていると、演技力がないキャストの方とかが気になってしかたなくて
せっかく感動するシーンなのに、あの人の表情とセリフで台無し…なんてことありません?
なんで棒読み!?なんでこんな感情こもってないの!?監督なんでこれでOKしたん?と腹が立ってくるので、日本のドラマはもう何年も見ていません。

そういうことが韓国ドラマにはないんです。
主演キャストはもちろん、脇役の方々もみんなすごく演技がうまい
だから何の心配もなく、ドラマの世界観に没頭できるんです。
演技だということを忘れて、その役柄の人物が本当に存在するかのような錯覚さえ持ちそうになります。

そのことを意気揚々とダンナに話したわけです。
韓国の俳優さんたちはみんなすごくレベルが高いんだよ!と。
そしたら、「韓国語が分からないからじゃないの?」と返ってきました。

最初は何を言ってるんだ!またいつものよく分からない角度からのツッコミきたよ!と思っていたのですが。
試しに音をあまり聞かずに、画像と字幕だけで見てみたわけです。
そしたら…とても大好きだったシーンでも、この表情はちょっと大げさだなとか、この場面でこんな動きするかなとか、気になるところが見え始めたんです。
その後にセリフを聞いたら、なんとセリフまでもが、語気強すぎない?とか、若干棒読みっぽいなとか、思えてきて

日本語は母語なので、言葉の細かな発し方から表情を読み取ることができます。
英語も、全部は聞き取れなくても、文構造や意味の区切れ目はわかるので、どの部分をどんな風に言っているかはわかります
でも、韓国語は全く分からないんです。
イントネーションや、文の抑揚の付け方、表情との一致具合など、全く分からない
だから、聞こえてくる音と字幕を突き合わせて、日本語だったらどう言うかを自分で想像しているんです。
自分で想像する過程で、あまり上手ではない演技も、完璧な演技に塗り替えられるわけです。

そうか…日本語に置き換えるフィルターを通して見てたから演技力が完璧に見えていたのか。
その国の言葉が分かるかどうかが、そのドラマの演技力がどう見えるかに関係するなんて思ってもみませんでした。
多分、適当に思いつきでツッコんだだけでしょうが、ダンナ、鋭いやん。

そのことに気づいて最初はちょっと凹みましたが(韓国の俳優さんを崇拝しかけていたので)、そんなに質が高くないかもしれない演技も満足して楽しめるって、得をしているではないか、と思うようになりました。
本当の演技力がどんなもんか見てやる!という強い意識を持たなければ、無意識に日本語に置き換える作業が脳内で行われるので、引き続き楽しく完璧な韓国ドラマを見続けられています。ラッキー。

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