ラインに慣れ切れないなと思った話 ラインで何かを決める相談をするのは難しい!
今や、メールよりもラインでやり取りすることの方が断然多くなってきました。
お互いの状況が許せば、タイムリーにチャットのようにやり取りが可能です。
なので、これまでは顔を合わせて決めていたようなことも、ライン上で代替されるケースも増えてきたのですが。
複数人で、かつそんなに仲良くないメンバー間での相談となると、なかなか難しいこともあります。
息子のサッカーチームの保護者ラインでの相談事項
先日の、息子のサッカーチームの保護者ラインでのこと。
クリスマス会で子どもたちに何かプレゼントを用意するのですが。
プレゼント担当の人から、プレゼントは何がいいと思うか、相談事項が投稿されました。
保護者ラインに登録している人数は18人います。
普段の練習の時に顔を合わせる人は数人程度で、顔と名前が一致しない人も半数くらい。
そんな状況で、かなり好みが問われる相談事項が投稿されたわけです。
最初に反応するのは投稿者に近しい人や経験者
私はサッカーに疎く、かつ、投稿した人とそこまで親しくない間柄です。
ラインに気づいても、最初に反応するのは勇気がいります。
ほどなくして一番乗りで返事をしたのは、同じサッカークラブを卒団したお兄ちゃんがいる子のお母さん。
「靴下とかタオルがいいんじゃない?」と。
そこに続いたのは、同じく経験者のお兄ちゃんがいる別の子のお母さん。
「そうだね、名前の刺繍とか入れるといいよね!」と。
その次が、投稿者と仲の良いお母さんで
「そうですね!〇〇さん(投稿者)とも名前を入れられるものがいいねと話していました!」と。
ちょっと距離のある人や初心者は感想を述べる感じで
もう、ここまでの3人の意見でほぼプレゼントは決まり。
あまり保護者間での交流がない人や、初めてサッカーを習わせた人などは、
「なるほど!」
とか
「いいですね!」
など、相槌程度のことしか言えない状況になります。
その後、名前の刺繍の入れ方をどうするか、という相談も投稿されましたが、同じ流れであっという間に結論が出ました。
議論に出遅れても気づかれないし、後戻りできない
最初に反応した数人の意見で、議論はどんどん進んで行きます。
相談が投稿されてから、もろもろの結論の方向性が出るまでほんの1時間くらい。
夕方の忙しい時間だと、1時間携帯を見ないことなんてザラにあります。
ふと気づいたら数十の投稿があって、方針が決まっていて、一通りの相槌投稿も終わっている。
それで確定ではなく、「まだまだ意見お待ちしています!」とは言われたものの、
その流れで最初から検討をひっくり返すやりとりをするのか…というとまあ、現実的ではないですよね。
そこから、いや、そもそもタオルって…なんて言えません。
既読数が出るので、18人全員が確認しているかどうかはわかりますが、
議論を進めるうえでそんなことは考慮しません。
18人が登録しているライン上でやりとりをしているのだから、
それで全員参加で検討したことになるのです。
タイムリーに議論に気づき、参加できなければ、もう同意したも同然になるのです。
同じメッセージでも捉えられ方が違う
他にラインで難しいと思うのがテンションの設定です。
18人もいると、いろんな関係性の人がいます。
仲のいい人同士はため口で、テンポよく盛り上がったり。
かと思えば、ビジネスのような丁寧な文体で投稿する人がいたり。
普通に賛成の気持ちで「いいんじゃないでしょうか」と投稿したとして。
普段は「めっちゃよくね!?」というテンションでやりとりしている人からは、
なんだか怒っているようにもとられかねません。
関係性の違いでメッセージをどう受け止められるか気になると、メッセージを作ってから何度も文末部分だけを書き直すことになるのです。
議論の最後には18のスタンプがずらっと並ぶ
そして、最後にも私のモヤっとポイントが、必要性の薄いスタンプの投稿です。
ほぼ結論が出た状態から異議が唱えられることはなく、翌日になって「それではこの方向性で!」と議論が締められました。
そこからは、スタンプのオンパレードです。
「了解!」
「了解いたしました」
「オッケー!」
「承知いたしました」
「ありがとう」
「ありがとうございました」
などなど、18人18様のスタンプがずらっと並びます。
異議がなければ読んで終わりでいいじゃん…と思いながら、
スタンプが10個くらい並んだところで、私だけ送らないのもなあ…と送ってしまうのでした。
丁寧語のスタンプをわざわざ200円で購入して。
↓ぽちっと応援お願いします★