ピラティスを始めて1年「おなかをへこませる」という概念がなくなりました
ぼよんと、ポッコリと、出ているおなか。
服を試着してみる時とか、電車でちょっとカッコいい人を見た時とか、その瞬間だけ痩せて見せたい。
そのために、おなかをへこませることってありますよね。
胃の部分の空気をなくすような、皮膚を内側に凹ませるような感じ。
空気を肺の方に追いやる、みたいな。
そうすると、確かに凹んで見えます。
でも、それってホントにその瞬間だけじゃないですか。
おなかは凹んでても、その分肋骨は前に出るし、肩は妙に上がるし、違和感のある体型バランスになって、おなか凹ませてるな、ってバレバレです。
分かってます、バレバレってわかってるし、そうすることで、むしろその後、むなしくなることも分かってます。
それでも、毎晩、お風呂に入る前に鏡で体型が見えるんですが、その瞬間だけ凹ませて、メンタル的な凹みを軽減させる、みたいなことをやめられませんでした。
アラフォーになってもそうやって、無駄な自分騙しを続けてきたのですが、ピラティスを始めてから、やらなくなっていることに気づきました。
ピラティスをやってお腹周りのお肉が減ったのは事実です。
でも、まだまだ隠したいくらいにはポヨンとしています。
なのにおなかをへこませなくなったのはなぜか。
それは、おなかをへこませるという考え方ではなく、骨格を正すという考え方に変わったからです。
おなかが出てるな…と思ったら、それは太ったから(太っから)だけではなく、姿勢が悪いからです。
そういう時は、骨盤を後傾(「こうけい」と読みます。骨盤の下側を前に、上側を後ろに傾けること。)にして、胸骨を前に出すように胸を張ります。
そしたら、下腹もへっこむし、全体的にお腹がスッキリします。
無理に空気を追いやって、おなかをへこませているわけではないので、息苦しくはないし、むしろ気持ちよく立ち姿勢をとることができます。
もちろん不自然な体型バランスではないし、スラっとしたシルエットに。
おなかを凹ましてその場しのぎをすることがなくなりました。
私がピラティスを始めたのは、ママ友の影響で、最初は付き合いのために、という感じでしたが、今はピラティスをする機会を与えてもらったことに心から感謝しています。
食べる量が増えましたが、体型は変に太ることがなくなりましたし、多少お肉がついても、ピラティスをやれば戻るから、と気にならなくなりました。
ピラティスは思い立ったら、何の道具もなくその場ですぐにできます。
マットがあるのが理想だけれど、カーペットでもできます。
私はいつでもできるように、部屋にマットを敷きっぱなしです。
いろんな色があるので、インテリアに馴染む色を選べば、違和感もないですよ。
10mmあれば痛くないです↓