「不労所得」じゃなくて「不苦労所得」を目指したい

前の会社で同じだった後輩はいつも

「不労所得をどうすれば得られるようになるか」について悩んでいます

マンション収入は初期投資が膨大にかかるので自力では到底無理

「たまたま道で大金持ちのおじいさんが倒れているのを助けて、

お礼にマンションを譲ってくれたりしないだろうか」とつぶやいているのを何度耳にしたか。

私も少し前まで不労所得に憧れをいただいていましたが、

フリーランスになってやりたい仕事だけをするようになったら、

自分の理想は「不労所得」ではなく「不苦労所得」だったのだと気づきました。

 

不労所得とは

そもそも不労所得とは何かと言うと。

それを得るために労働する必要がない所得のこと

労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、

働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い。

利子、配当、賃料収入など投資による収益を指す場合や、

有価証券や不動産等の権利自体を売買しその売買差益を指す場合、

あるいはその両方を含める場合もある。

【出典 Wikipedia

つまり、後輩は、

収入を得るには原則として、それに見合った労働を提供する必要があるけれど、

その労働なくして収入を得る方法を身に付けたい、のです。

 

不労所得に憧れる理由

仕事が嫌だな、辛いなと思ったことがある人は誰しも一度は

不労所得という言葉の響きに憧れたことがあるのではないでしょうか。

そう、不労所得に憧れる理由は単純で「仕事が嫌い。だから働きたくない」です。

もしくは、そこまで負の感情を持っていなかったとしても、

「提供している労働に対して、対価が見合っていない」と思うからです。

 

「お給料」=「我慢料」だった会社員時代

かくいう私も、理不尽な仕事の進め方をせざるを得ない環境においては、

不労所得に憧れていました

不労所得だけで生活できるほどの所得でなかったとしても、

いくらかコンスタントにあれば、給料の高さだけが取り柄の仕事を辞められるのに、と思っていました。

仕事を続ける理由はただ一つ、お給料。それだけ。

だから、残業代はケチケチと5分単位でつけていました。

こんなやりたくないことをやって、時短勤務なのに大幅にオーバーして残業させられて、

きっちりその分お金をもらわないとやってられるか!と思ってた。

「我慢料」をもらうために仕事をしているのだ、と何度も言い聞かせて働いていました。

 

フリーランスになってからの価値観の変化

そして8年間悶々とした末に、今年の8月に会社員を辞めてフリーランスになりました

フリーランスになってから受託している仕事は様々です。

今時点では6つの取引先から翻訳や編集などの仕事をいただいています。

仕事の内容によって報酬はそれぞれ違って、時給換算で比較したら、

安いものだと700円くらいのものもあるし、

高いものだと3000円を超えるものもあります。

でも、どれも対等にフルパワーを注いで取り組んでいます

なぜなら、どれも楽しいから

1時間かけている仕事でも、合格ラインさえ超えればいいやと言うのであれば

実は40分で完成させられるものもあったりします。

フリーランスの報酬は出来高だから40分かけても1時間かけても報酬は同じ。

つまり、短く済ませる方が時給としては高くなります。

でも、納得できるものを納品したくてそのためなら時給が下がってもいいや、と思えるようになりました。

自分が好きなことを納得できるようにやっているから、

その対価としての報酬が低くても全然不満じゃないんです。

 

「不苦労所得」でもらう給料は「我慢料」ではない

仕事で我慢することがなくなり、つまりはお給料が我慢料でなくなったら、

不労所得に憧れることはなくなりました

仕事なので、もちろんしんどいなとか、頑張らなきゃなと思うことはあるけれど、

自分の力を伸ばすための努力なら全然辛くはありません

やりたいこと、楽しいこと、自分の勉強になることを仕事にできたら

つまり精神的な苦労することなく、納得することをやって、

お給料をもらえたら、そんな幸せなことはない。

ただ、それは不労所得を得るよりも難しいことかもしれません。

だから多くの社会人はとりあえず耐えればいい「我慢料」を選んでいるのです。

私はこれまでの貯金と夫の収入のおかげで「不苦労所得」を得られていますが、

いずれは「我慢料」としてもらっていたのと同じくらいの額を

「不苦労所得」で得られるようになりたいな…と思っています。

 

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