「絵心がない」のはセンスがないんじゃない!描き方を知らないだけだった

人には得手不得手があるものですが、私の不得手の1つが「絵を描くこと」です。
本当に下手で何を描いているのか伝わらないし、だから絵を描くことが嫌い
絵の具ならまだマシなんですが(ごまかしやすいから)、鉛筆やペンで描くのは1本1本の線の責任が重いので、緊張するし、その結果バランスも悪いし、なんだこれ…?状態。
保育園や小学校に提出する資料で、学校から家までの地図を描かなければならないのですが、それも苦痛でした。

絵を描けると仕事の幅が広がる

そんな私がなぜ、絵を描く練習をしようと思ったかというと、仕事で求められることがたまにあるから。
編集・執筆の仕事なので、基本は文字ベースでやりとりができれば十分なのですが、依頼内容によってはラフを入れてくださいと言われることもあります。
ラフまでいかなくても、図でわかりやすく示せるといいですね、と言われたりします。
その瞬間、拒否反応が激しく出る…というのがストレスだったんです。
完全にキャパオーバーな時には断ることもあり、「ラフは勘弁してください」と言うのが申し訳なかった。

絵が描けると、文では伝わり切らないニュアンスも伝えやすくなるのは事実です。
低年齢向けになればなるほど、その傾向はあります。
また、今は文字を読むのが苦手な人が増えているので、これからはイラストのニーズが増えていくと思っています。
今後の仕事の幅を広げるためにも、絵が描けるというのは強みになるだろうと思いました。

 

絵は絵心やセンスで描くのではなく、ロジックで描く

今まで、絵が上手な人は感覚で描いていると思っていました
センスがあるから、描ける
私は、絵心がないから、描けない
つまり、生まれ持った才能だから、絵が描けない私は一生絵が描けるようにはならない

そう固く信じていたのですが、この線一本からはじめる伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法という本に出会って知りました。
絵は、バランスや構成を考えて、丁寧に描くものなのだ、ということを。

パット見て瞬間的に絵が描けるのは、ずっと絵を描き続けてきた人だからであって、初心者がそれを真似してはいけないんですね。
最初は、きちんと考えて時間をかけて描けばいい
もしかしたら、当たり前なのかもしれませんが、私はずっと知りませんでした。
絵が上手な夫は常々「練習すればするほどうまくなるから頑張ってみたら」と言っていたのですが、下手な絵を何度も描いても意味がないんですよ!
どう練習すればいいか、教えてほしかった。(きっと私がどこまで絵のことを知らないかがわからなかったんですね…)

 

絵の描き方を知ったら、あっという間に上手に描けるようになった

バランスや構成を考えて、丁寧に描く
絵の描き方を知って、本の真似をして簡単なものから練習してみたら。
なんと、めちゃくちゃ上手に描けるじゃないですか!

娘が採点してくれたので、ちょっとごちゃごちゃしていますが…。
特に、帽子と時計は自信作です。
ちゃんとそのものに見えるし、バランスもいい!

考え方をここで書くと著作権に関わるので書けませんが、一瞬で取り入れられる簡単なものです。
その一言でも、誰か今まで教えてくれていたら、絵に対する拒否反応はもっと少なく済んだだろうに。

 

絵の正しい描き方を知れば、練習すればするだけうまくなる

絵が上手か下手かは、生まれ持って決まっていると信じてきましたが、そうでないことがわかりました。
ロジックで考えて描けばうまく描けるんです。
つまりは、料理やピアノなんかと同じで、練習すればするほどうまくなれるということ。
まだ絵を描き始めて数日しか経っていませんが、それをひしひしと実感しています。
描きたいものをどうロジックでとらえるか、そこさえ押さえられれば描けたも同然!
絵を描くことそのものよりも、描き方を考える練習と言った方が適切かもしれません。
すきま時間でちょっとずつ、練習を重ねていきたいと思っています。
(まさか、自分が毎日絵を描こうと思う日が来るなんて…!)
あわよくば、イラストレーターの仕事なんか始めちゃったりして…夢は大きく!

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