経済的理由で仕事をなかなか辞められないワーキングマザーへ 私はこうやって解決しました

2003年4月に新卒で就職⇒2005年12月に転職⇒2018年6月末まで現職、の予定です。
2010年と2014年に出産し、育児をしながら正社員として働いてきました。

17年の間、何度も”会社を辞めたいな”と思うことがありましたが、踏ん切りがつけられませんでした。
その理由はいろいろあるけれど、主にはこんな感じ。

 ■経済的理由(収入が減る、将来の年金も減る)
 ■社会的地位(時短ママでもあり、一度辞めたら正社員になるのは困難)
 ■プライド(学歴やキャリアを生かさなければもったいない)
 ■一緒に頑張るメンバーへの気持ち(みんなのことは大好きだし、貢献したい)
 ■社会とのつながり(家にずっといると滅入ってくる)

 

今回は1つ目の経済的理由をどう解消したかについて、書きたいと思います。

 

漠然と「お金が必要だ」と思っている限り不安は続く。世帯年収いくら必要かのライフプランシミュレーションをした。

子どもひとりが成人するまでに、大体2000万円かかるんだって!」
老後に向けて3000万円は貯金しとかないとダメなんだって!」

そう言われると、「なんだって!じゃあ貯金しなきゃ!働かなきゃ!」とつい焦りが先行し、なぜそれだけ必要かきちんと考えたことがありませんでした。

子どもにかかる費用については、住んでいる地域はどこか、私立か国公立か、文系か理系か、どんな習い事をするのか、など多くの変動要素があり、しかもケタが違ってくるくらいの差が出てきます。

 

また、うちは今3歳と7歳なのですが、つまりは、それぞれ3年分と7年分は支出が終わっているんですね。
これから2000万円が必要なわけではない。

そして、毎月の収支の中で支払いが完了できるのであれば、そもそも貯金という形で2000万円ためなくても問題ないんです。

今時点からいくらあれば子どもたちに不自由なく教育を受けさせることができるのか、一度きちんと整理をして考えてみることにしました。
インターネットで「ライフプランシミュレーション」のエクセルFMTをダウンロードしてやってみた結果、いくら貯金をしておけば大丈夫そうか、夫が今の会社で働き続けたとして私が年収いくらあればよいか、が算出できました。

目安となる貯金額をクリアし、目安となる私が稼ぐべき額はフリーランスでも到達できそう、とファクトの面で安心することができました。

 

お金をそんなに使わない性分・生活だと気づいた

友だちや同僚には、稼いだら稼いだ分だけ使う人がいます。

残業代がいつもより多かったから、新しいブランドバッグを買ったり。
ボーナスが増えるらしいと聞いて、夏休みの旅行先のホテルをグレードアップしたり。

それはそれでいいと思います。
頑張った分の自分へのご褒美なのだし、そういう楽しみのために働いているのだし。

 

ただ、私はそういうタイプではありません。

高級ブランド物に興味はなく、4年前に買ったリュックをずっと使っているし、高級ホテルよりも庶民的な宿の方が落ち着く
住んでいるところも東京のはずれなので、おいしいレストランやおしゃれなお店もそれほどなく、うっかり心惹かれてお金を使ってしまった、となる機会があまりないです。

今ほどお給料がもらえなくても、困らないな、と気づきました。

 

年収はもちろん減る。でも同時に支出も減ることに気づいた

手取りで500万円あるとして。
500万円なくなったらその影響は大きい…ですよね。
もちろん働くつもりではあったので100万くらいは稼いでマイナス400万かな、と思っていたのですが、支出面でも変化が出そうだなと気づきました。

 

1.「会社に勤めていること」による支出がなくなる

会社に行くための服や靴をたくさん買っています。
足が痛くなるからスニーカーを履きたいけれど、パンプスを買う。
Tシャツが楽だけど、スーツやジャケットを買う。

”会社員らしさ”を保つためのコスト分として、年間で50万円は減るんじゃないかと思います。

 

2.「時間を持つこと」が節約につながる

毎日会社の行き来と子どもの相手だけで精一杯で、何か買い物をする時にも比較検討する時間がなく、どれが安いか、どこが安いか考えず、とりあえず最初に目についたものを買う
残業してお迎えにギリギリになったので、駅からタクシーを使う
長期休みの旅行はいつもピークの一番高い時しか行けない。
どうしても会社を休めないので1日4000円払って病児保育を利用する。

ここが解消できれば、年間で50万円くらいは削減できるとみています。

 

3.夫がゆっくり仕事に向きあえる

子どもの体調不良時は、夫と分担して乗り越えてきました。
休んでもらったり遅刻してもらったり。
お給料が減るというのはわかりやすいですが、体力や精神的な負担という点でもかなりの支出だったと思います。

もしかしたら出世&お給料UPも期待できるかも…!?

 

会社員を辞めたら年金が減る?そもそも少なすぎてそれだけでは生活できないよ?

年金がもらえる年齢がどんどん引き上げられ、もらえる額もこれからますます減ると言われています。

定年年齢が65歳まで引き上げられ、そこまで必死で働いて疲れ果てたあとは、少しの年金額とそれまでの貯金で細々と暮らす、ということです。

社会保障があるから正社員続けるのがいいよ」と言われ続けてきましたが、その社会保障は今の努力や苦労に見合うのだろうか…。(正社員が受けられる社会保障は年金だけではありませんが)

少しの年金のためにあと30年働くよりも、5年後10年後までにフリーランスとしてやっていくだけの経験や知識を身につけて、定年関係なく細く長くやっていく方が安定する、という結論に至りました。

 

今いくらあって、これからいくら必要で、それはどうすれば確保できるのか

家計を運営するにあたっては当たり前のことですが、これまではきちんと考える時間を持ってこれませんでした。
ある程度稼いでいるから、わざわざ考えなくても問題なく収支が成り立ってきたんです。

世の中の忙しいワーキングマザーの皆さんもそうではないでしょうか。
毎日を乗り切るのに必死で、お金について漠然とした不安と会社員であるなんとなくの安心感を持って過ごしているのではないでしょうか。

「仕事を辞めたいけれど経済的に厳しい…」と思うときは、具体的な数字に落として考えてみると違う道が見えてくるかもしれません。

 

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