先輩ママへの退社の報告 ホンネでは多くのワーキングマザーが働き続けていいのか迷っている

「辞めればいいじゃない」と言って欲しくて相談してきました

長男の出産後の復帰から7年が経ちました。
7年間家庭との両立に断続的に悩み続け
「もう無理かもしれない」という気持ちが強くなるたびに
社内外の多くの先輩ママに相談してきました。

「辞めたいと思ったことありませんか?」と。

みんな「そりゃああるわよ」と即答でした。
そして例外なく「でもなんとかなるのよ」と付け加えました。

大変なのは今のうちだから。手が離れたら仕事に集中できるよ」
「共働きである以上はある程度我慢してもらわないと仕方ないよ」
学童がなくなったら週5で習い事させれば居場所は確保できるから大丈夫」

なんとかなる話が聞きたいのではなく、「辞めた方がいいよ」と本当は言って欲しかった。
でも、誰一人そうは言ってくれませんでした。
だって、そう言う悩みを乗り切ってきたママたちですもんね、今思えば当然です。

 

学童がなくなったら…という恐怖 「なんとかなる」って本当ですか?

2年後の話にはなりますが、小学4年生になると学童がなくなるので
春休みや夏休みなどの長期休みは
朝8時から夕方18時ごろまで子どもはひとりになります。
恐怖に近い不安があります。

先輩ママたちは、その小4の壁に対しても
「10時間の間何やってるかわかんないけどなんとかなったよ」
「それくらいになったら子どももしっかりしてるから大丈夫
「気にし始めたら心配だから気にしない!」
などなど。

「なんとかなる」といいながら
ママたち自身が精神的に辛いときもあっただろう
子どもたちが寂しく悲しく思わなかったとは思えません。

どんな状況であれ月日は流れるものなので
今ある環境の中でやり過ごすしかない
物理的に時間が流れ、いつの間にか
子どもたちも大きく成長したことを「なんとかなった」と
先輩ママたちはおっしゃるけれど
その「なんとかなる」を聞けば聞くほど
私自身はその状況を「なんとかなった」と捉えられないだろうと
確信していきました。

 

辞める報告をしたら想定外の反応が返ってきました

そんな先輩ママたちへの退社の報告。
情けないわね!と言われる覚悟
家庭との両立がもう無理だと思い辞めることにしました」
と伝えました。

すると驚いた表情ながら
「そっか…この会社でワーキングマザーはキツイもんね」と
返ってきました。

ひとりの方は仕事が好きで実力もお持ちで
そんなに働かなくても…と誰もが心配するくらい
バリバリお仕事をされてきたし、今もされています。
立派にまっすぐ育ち成人したお嬢さんがひとりいらっしゃり
家庭と仕事の両立について何も悩まずスムーズにやってきた印象の方

いつも楽しそうにお嬢さんの話をしてくださっていたのが
その時に続けておっしゃったのは温度感の違う話でした。

うちの娘は順調だと思っていたけど、その時が過ぎてからいろいろ言われた
「中学生になってから『小学校の時は寂しかったんだよ』と言われた」
『中学校をたまにサボっていたけどお母さんは知らないでしょ』と言われた」
「大学生の頃は『私はお母さんみたいには働かない』と言われた」
「社会人になってようやく『働きながら子育てをする大変さがわかって
お母さん大変だったんだから私に構えなかったのも仕方ないなとわかった』と言われた」

「もう今さら遅いけど…
もっと一緒にいてあげたら何か変わったのかなと思うことがある
この先輩から働いてきたことに対する後悔のような言葉が出てくることも
素直に何の問題もなく育ってこられたと思っていたお嬢さんが
そんな思いをされていたことも全くの想定外でした。

社会人になるまで働くお母さんにいい感情を持てず
社会人になって働くことの大変さはわかっても
過去の寂しかった思い出が消えるわけではもちろんなく
諦めや許しに近い感情で理解できるようになったというやるせなさ。

 

 

ホンネでは多くのワーキングマザーが悩みながら働き続けている

まだ小学生のお子さんがいらっしゃる先輩ママのひとこと目は
えっ!ほんとに!?いいなあ…
「私も辞めたいなあ…よく決断したね」
「ついにだね」
でした。

みんないろんなものを天秤にかけながら
ギリギリのところでやっていて
誰か背中を押してくれないか待っている。

そこから抜け出す一歩が出せなくて
「辛いよね」「大変だよね」と言いあいながら支えあう
そんな同士から抜け出るうしろめたい感情すら持ちました。

こんなに身を粉にしないとワーキングマザーが
やっていけないのはうちの会社だからでしょうか…

 

仕事を辞めた後悔も、いつかするのかもしれないけれど

働き続ける不安を相談してきたのがこれまで働き続けてきた人なので
”働き続けてきたことの後悔”はたくさん聞けるのですが
”働かなかった人の後悔”はどんなものなんだろう。

経済的な安定なのか
社会的な孤立感なのか…

それも人それぞれなので
自分がどう感じるかはやってみてからですね。

長女はいまだに夜中に何度か起きます。
今朝も朝4時に泣きながら起きてきて
私の作業する机の横で寝なおしました。

4月15日に育休からママたちがたくさん復帰してきました。
「急に夜泣きが始まって大変…」と。
うちの娘ももしかしたら精神的な不安があるのだろうか…
とりあえずごめんね。

 

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