へバーデン結節・ブシャール結節にはエクエル&漢方のダブル使いだ!

41歳のある日、突然右の人差し指の関節のところが切り傷を負ったように痛みだし、赤く腫れ、少しの刺激で激痛が走るようになりました。
そして、数日のうちに親指を除くすべての指に同じ症状が広がり、「へバーデン結節」と診断されました。
いろいろな治療を経て、今はエクエルと漢方のダブル使いという対処療法に行きついて、何とかやっています、という話です。

へバーデン結節とは

手の指の第1関節が変形して曲がってしまう疾患です。
症状としては、第1関節の部分が赤く腫れたり、曲がったり、痛みが出たりします。
人によって、どの指に症状が出るか、どの症状がどの程度出るかはかなり違っているようで、私は腫れと痛みがひどいです。
原因は「不明」とされていますが、40歳代以降の女性に多く発生していて、かつ手を良く使う人はなりやすい傾向があるそうです。
また、親が疾患を持っていると、子どもにも発症する傾向があるそうです。

ブシャール結節も同時発症しやすい

指の関節の疾患として、ブシャール結節というものもあり、症状はへバーデン結節と同じで、症状の出る場所が手の指の第2関節です。
こちらも原因不明ですが、整形外科の先生によると、同時に発症することも多いらしく、漏れなく私も両方の症状が出ていました…とほほ。

へバーデン・ブシャール結節は、日常生活や仕事に影響が出る

手の指の疾患というのは、とても厄介です。
何気なくしていた毎日のいろいろな動きができなくなります。
何をしていてもうずくような鋭い痛みが続き、特に「指を丸めて何かを握る動き」ができなくなりました。
家事でいうと、包丁を握れなくなり、洗濯ものを洗濯機から取り出せなくなり、洗剤のスプレーのノズルを動かせなくなりました。
仕事への影響も大きく、字を書くのがつらくPCのキーボード操作やマウスのクリックもかなりの負担になります。
痛みの症状が出ない人や、我慢できる程度の症状の人は放置しておいても命に係わる病気ではありませんが、私は普通の日々を過ごせるようになるために、治療が必要でした。

最初は炎症を止める痛み止めを服用

整形外科でへバーデン結節と診断を受けた際、最初の治療法は炎症を止める痛み止めの服用でした。
関節の炎症を抑えることで、痛みはもちろんですが、指が曲がることも防げるそうです。
この薬はとても効果があって痛みも感じなくなったのですが、強い薬らしく、3週間くらいすると胃がやられました
胃薬と併用しても、飲み続けたいと思うくらい効果があったのですが、「胃を傷めてまで飲んではいけない」と先生からNGが出てしまいました。

次に炎症を止める塗り薬を処方

飲み薬が飲めなくなったので、次に処方されたのは塗り薬でした。
幹部に鎮痛作用のある薬を塗る、というもの。
飲み薬ほどの効果は出ず…でもほかに頼れるものもないので1日に数回塗り続けました。

甘いもの・カフェイン・お酒をやめる

薬の処方以外にも先生が教えてくれた対処法がいくつかあります。
まず、「甘いもの、カフェイン、お酒を控える」ということ。
原因不明とされてはいますが、すい臓の働きが影響しているかもしれない、とのことで、すい臓に負担をかけるし好品の摂取を抑えるとよいかもしれない、とのことでした。
次に、「冷たいものにあまり触れない」ということ。
患部を冷やすことは症状の悪化につながるということで、水に長く触れる洗濯や食器洗いの家事などは気を付けるように、と言われました。
そして最後が「イソフラボンを摂取する」ということ。
関連性が明確になったわけではないようですが、女性ホルモンの低下が発症に影響している可能性があるそうです。

エクエルの服用を開始

イソフラボンの摂取のためには大豆製品を食べるとよい、と思われがちですが、大豆製品からイソフラボンが有効に働く状態になるよう、体内で変換&吸収できるのは日本人の約半数のみで、それ以外の人は体質的に、どれだけ大豆を食べてもイソフラボンの摂取まで到達できないそうです。
初耳&ショッキング…!なので、確実に摂取できるサプリとして、エクエルの服用を開始しました。

1日10mg接種できる大塚製薬の製品を選びました。

寒い時期になって症状が悪化…漢方の服用も開始

指を冷やすとNGと言われ、水回りの家事などの時には気を付けるようにしていましたが、末端冷え性がひどい私。
水を触っていなくても、普通に過ごしているだけで手は氷のように冷たくなるのです。
そのせいか、夏の間は症状は落ち着いていたのに、冬になったら痛みだすようになりました。
エクエルはずっと飲んでいるし、整形外科に行ってもあまり効果の出ない塗り薬をもらうだけだし、どうしたもんか…。
市販の薬で何かないかと調べて出てきたのが漢方薬でした。
桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)という薬です。


関節痛に効くと言われている薬で、指の関節の痛みにも効果が期待できます。

漢方独特のニオイがどうも苦手なので、顆粒ではなく錠剤にしました。
錠剤は顆粒よりも効果が薄いのでは…と気になりましたが、「エキス錠」は顆粒と同等の効果があるそうです。
服用を開始して3日目で痛みがやわらいできて、家事や仕事が普通にできるようになりました。
漢方薬は即効性がないイメージがありますが、結構効くものなんですね!

だましだまし症状が落ち着くのを待つ

エクエルでイソフラボンを摂取して、根本原因である女性ホルモンを落ち着かせるとともに、症状を和らげる漢方薬を併用することで、症状が落ち着きました。
ただ、連続して字を書き続けたりすると、不穏な鈍痛を感じ始めるので要注意です…。
へバーデン結節もブシャール結節も、一定期間過ぎると症状が治まると言われているので(人によってその期間は様々ですが)、日常生活に支障がないように症状を抑えて、だましだまし乗り切りたいです。

↓漢方薬って1日当たりで換算するとお高めですが、健康のためには仕方ないですね…

 

↓錠剤じゃなく顆粒がいい人は、もちろん顆粒もあります。

 

 

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