食事に気を付けても運動しても薬を飲んでも便秘なら 「直腸瘤」という物理的な問題かも
食物繊維や運動、便秘薬が効かなくなってきた
昔から便秘症で、中学生の時から毎朝ケロッグ オールブランを食べてきました。
(オールブランの効果のすごさについてはこちら→★)
オールブランさえあれば怖くない!と思っていたのですが、ここしばらくなんだか様子が違う。
オールブランで不溶性食物繊維を摂取してもあまり便秘が解消されず、
めかぶなどで水溶性食物繊維を十分に足してもあまり効果がありません。
腹筋もそれなりに毎日筋トレをして維持しているつもりなのに。
そんな時は、最後の手段として便秘薬を使ってきました。
しかし…なんとそれでもほとんど効果がでなくなってきたのです。
便秘による不快感の種類も変わってきた
そして、ここしばらく顕著に感じるのは便秘による不快感の種類の変化です。
今までは便秘になると目に見えておなかが張りました。
どんどんおなかが大きくなっていって、おなかが重い。
言ってみればそれだけだったのですが。
最近は、それに加えて残便感やガスの溜まった感じも出てきました。
すぐそこに気配を感じるのに出てきてくれない、という感じ。
ようやく便意を感じてトイレに行ったとしても、本当に少ししか出てくれない。
うっすらとずっとトイレに行きたい感じがありつつ、でも出ない、というもどかしい感じなのです。
便秘にいいと言われることを徹底的にやってダメな場合は直腸瘤かも
便秘歴の長い私は、かなり便秘について詳しいつもりです。
人の何倍も便秘のことを意識して日常生活を送っています。
それなのに、なんでここまでやってるのに、出てくれないんだ…。
物理的にどこかにひっかかって止まっているとしか考えられない!!!
と思って調べてみたら、「直腸瘤(ちょくちょうりゅう)」という病気がありました。
大腸は元気なのに、直腸の形が問題で排便に問題が出てくるのです。
直腸瘤(直腸膣壁弛緩症/レクトシール)とは
直腸瘤は直腸膣壁弛緩症、もしくはレクトシールとも呼ばれる女性に特有の病気です。
漢字を見てなんとなくイメージできますが、直腸が膣側に広がってしまう病気です。
広がって袋状の空間を作ってしまって、
肛門まであとちょっと!のところまできた便がそこに溜まってしまう、という。
だから、大腸がどれだけ正常に便を作って直腸まで運んでくれたとしても、
腹筋が頑張って便を排出しようと力になってくれたとしても、
肝心の便は行き止まりのところに溜まっているので出るわけがないのです。
まさか、最後の最後にこんな力業による便秘がありえるなんて、衝撃的でした。
直腸瘤の対応策1 便を柔らかくする
物理的な問題だったら手術をするしかないのか…!?と心配になりましたが、
対応策はあるようです。
1つ目は便を柔らかくすること。
便が柔らかければ、便が直腸を押す力は弱まり、
つまり袋側に入り込んでしまうリスクが下げられます。
水溶性食物繊維を多めに摂り、水分をたくさん飲む、ということですね。
便秘薬を使う場合も、便を柔らかくするタイプのものを選ぶ必要があります。
大腸の動きを活性化するものは効果がないので働き方を確認してから使うようにしてください。
直腸瘤の対応策2 物理的にサポートする
2つ目は物理的にサポートすること。
ネット上には、膣側から袋状になっている部分を直腸側に押し出せば出る、と
書いてあるものもありますが、これはかなりいろいろと抵抗があります。。。
そこまでしなくても、大丈夫です。
普通、排便の時は前かがみの姿勢を進められますが、直腸瘤の場合はその逆になります。
袋状になっている部分と肛門が一直線に垂直立てるイメージです。
足を揃えて、便座の蓋側に背中をそらせます。
もし可能なら、それで足を浮かせてVの字みたいになるとより効果的。
その姿勢でいよいよ…!となったら尾てい骨を上に引きあげる感じで、
皮膚を上に引っ張ります。
そうすることで、便の通り道を広くすることができるのです。
便秘との新たな戦いが始まりました
これまではオールブランさえ食べていればなんとかなったのに…。
オールブランは不溶性食物繊維で、便のカサを増やすのには効果絶大です。
が、今後はそれと同時に便を柔らかくすることにも気をつけねばなのです。
なるべく薬には頼らず、いい方法を画策していきたいと思います。
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