まま もっと だいすき

娘はよく手紙を書いてくれます。
内容はいつもだいたい同じで、ままのことがだいすきだ、ということを伝えてくれるものです。

一番よく出てくる表現が「まま もと らいすき」。

「まま もっと だいすき」と書きたかったみたいです。
小さな「っ」が抜けていて「だ」が「ら」になっているのですが、もっと突っ込んでいいなら「もっと」の使い方が間違っているんですよね。

「もっと」は何かと比較する時に使う言葉なので、文脈としてはおかしい。
おかしい理由を説明しても保育園の娘には、理解が難しいだろうと思ってそのままにしていたのですが。

ふと、思いました。
これまでは「まま すごく だいすき」と同じ意味だと思っていたのですが、「まま もっと だいすき」の方がこれからもずっと気持ちが広がっていく感じがするな、と。

「まま すごく だいすき」だと、ある一定の好きなレベルを指しているだけです。
「まま もっと だいすき」だと、今もすごく好きなんだけれど、どれだけ好きだと言ってもさらにそのずっと先まで好き、と好きレベルが続いていく感じ

「まま もっと だいすき」こそ、娘の気持ちを的確に表せてるんじゃないか、と思いました。
日本語としては正確じゃないかもしれないけれど、何よりも気持ちが伝わるラブレターです。

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