学力を上げるには日本語力から! ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集

小学4年生の息子は国語が苦手です。
漢字を覚えるとか、言葉の意味を覚えるのは問題ないのですが、日本語の理解力がヤバい
これはそろそろなんとかせねば、学力全般に影響があるぞ…と思い始めました。

国語力がなければどの教科の学力も身につかない

当たり前ですが、学習は学ぶべき内容を正しく理解したところから始まります。
教科書に書かれている内容を理解できなければ、何もインプットできません

また、知識があったとしても、それをアウトプットする際に国語力がなければ間違った解答を導いてしまいます。
例えば、「ハナコさんは8歳です。タクムくんはハナコさんより2歳年上です。2人の年齢の合計は何歳ですか?」という問題があったとして。
息子は「10歳」とすぐに答えるわけです。
ただ、日本語力というか、最後まで問題を読む注意力の欠如なだけかもしれませんが…。

では、「ハナコさんは8歳です。タクムくんはハナコさんより2歳年上です。2人の年齢の合計が22歳になるのは何年後ですか?」という問題だったとしたら。
これは、何を問われているのかを正しく理解するところで躓く子も出てくると思います。
一度読んで何を言っているのかよくわからないから、適当に答えたり諦めたりしてしまうことにつながるのです。

国語力がなければ、他の教科も含め学力全体に影響が出るのです。
そして、その悪循環は中学・高校・大学までも続いていきます。

 

長文読解問題は解く前から気分が下がる

そんな感じで、算数や理科・社会の問題文でもきちんと読むのが面倒だったり、きちんと理解しようとしない息子なので、国語の長文読解問題なんて見たくもないわけです。
「今日の宿題は長文!」となった時点で、テンションダダ下がりです。
実際に解いてみても、記述問題はほぼ白紙
ちょっと考えてすぐに諦めます。
書かれている内容を理解するのが難しいのだから、それを踏まえて自分で文章を書くなんて、そりゃあしんどいですよね。

 

基礎からやり直すための教材探し

塾では長文読解問題も解きますが、みんなで長文を読んで、解いて、定型的な解き方を解説する、というやり方は、息子にはまったく響きません
きっと前提としている文章理解力が違うのだ、と気づきました。
小学4年生ならまだ間に合う。
とにかく国語の基礎からやり直す必要がある、と教材を探し始めました。
簡単な読解問題から挑戦してみる、というのも考えましたが、結局行き着いたのがふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック]でした。

 

ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集[小学生版ベーシック]

この問題集は「ベーシック」とあるように、主な対象は小学1~3年生です。
長い文章を読んで問題を解くのではなく、短い語句や文を使って学習を進めます
息子にはこの負荷の少なさが適していると思いました。
どのページも簡単そうに見えるので、ちょっとやってみようかな、と思えるんです。
苦手な分野の勉強においては、最初のモチベーションはとても大事です。

また、私が最も魅力を感じたのは国語に必要な力が段階的に網羅的に、問題として組み込まれていることです。
「言いかえる力(同等関係)」「くらべる力(比較関係)」「たどる力(因果関係)」の3つを軸に展開されています。
最初は簡単すぎるでしょう、というところからスタートして、少しずつ問題が難しくなっていくので、いつの間にか深い理解につながるんです。

 

苦手じゃなくなった!と感じさせたら勝ち

息子には少しずつですが、毎日取り組ませました。
実際に解く時間よりも、間違い直しをしてどう考えればよかったかを話し合うところに時間をかけました
今、8割終わりましたが、この問題集に取り組む際の抵抗感は減り、正答率も上がりました。
何よりもよかったのは「国語、苦手じゃなくなってきたかも!」と息子が言ったことです。
実際のテストの点数はどうでもよく、この感情を引き出したかった!
母の勝ちです。

 

国語力とは何かがわかる問題集

ベーシックですが、私が見てもよく考えられているな、と思う問題が多いです。
国語力ってこうやって成り立っているのか、という気づきにもなります。
ターゲットは小学校低学年ではありますが、それ以上の年齢の方にもおすすめです。
大人が読んでも、文章作成力を上げるヒントが隠れていると思いました。

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