英語学習者は英語の発音なんか気にしなくていい!と思う理由

日本人が英語を話せない理由はいくつもありますが、そのトップ3に必ず入るのが発音です。
うまく発音できなくて恥ずかしいから。
そもそも、発音の仕方がよくわからないから。
でも、世界中の人が話す言語だから、世界中各地の訛りがあって当然なんです。
ネイティブみたいに話せなくても当然、という気持ちで英語を使えればOKじゃないか、と思うのです。

 

発音がきれいすぎて逆に英語が通じない?

帰国子女の友達は小学生から中学生まで、ニューヨークで育ちました。
発音も完璧な英語をネイティブレベルで話します。
でもその子が、アメリカの西部や南部など訛りのある州に行ったとき、英語が通じなかったそうなんです。
逆に、日本語英語に近い彼女の母親の英語の方が通じたのだとか。
アメリカ国内であっても、きれいな英語だからという理由で通じないことがあるんです。

 

イギリス英語とアメリカ英語でも違いがある

義務教育で学ぶのはたいていアメリカ英語です。
わざわざイギリス英語と比較しながら学習することはほとんどないと思うのですが、この2者では発音はもちろん、スペルが微妙に違う単語も多々あります。
そしてまた、イギリスも地域によって訛りがすごい。
高校生の時にスコットランドのシェットランド諸島というところにホームステイをしたことがあるのですが、これが英語!?と思うくらい訛っていました
特に一番驚いたのが「R」の発音です。
苦手な日本人が多い「R」は、”舌を口のどこにもつけずに、喉の奥に引っ張りながら発音する”と習いますが、シェットランドでは日本語の「らりるれろ」のようにはっきりと発音するんです。
Look at the バルツ!と言われて、バルツがbirdsなのだとわかるまでには時間がかかりました。
訛りの法則が分かれば、日本人的には発音しやすく聞き取りやすくてよかったのですが、衝撃的でした
もちろん、学校で習う英語とは全く違いますよね。

 

発音ルールや文法までもを変えてしまうタイヤインドの英語

まだ学校で習う英語が原則で訛りがあるのはマシな方で、発音そのものを変えてしまう国や地域もあります。
例えば、タイには「シャシュショ」の音がないので、それを全部「チャチュチョ」に置き換えます
showは「チョー」となる感じ。
さらには、文法でさえ変えてしまって、時制の概念がない(全部現在形)英語を話す人も少なくありません。

インドの英語もその独特さゆえに、ヒングリッシュと言われます。
ヒンドュー語英語ですね。
スペルをそのまま読むので、Wednesdayは「ウェドネスデイ」となります。
ローマ字に親しみのある日本人なら、慣れればわかりやすいかも?

 

習得すべきは発音ではなく、強気の姿勢とメンタル

ということで、学校で習う英語とは違う英語を話す人が世界にはたくさんいるんです。
ネイティブみたいな発音ができればもちろんそれに越したことはないけれど、日本語英語だって別に恥ずかしがる必要はない
世の中の事情を知れば、母国語の特徴と英語が合わさって、日本語英語になるのは当然のことなんです。

英語を話すことは芸術ではないので、きれいかどうかはどうでもよい
英語はコミュニケーションのツールなので、表情やジェスチャーなども駆使して伝わればそれでOKなんです。
たまにアメリカの大学教授をしています、という日本人の英語を聞くとめちゃくちゃカクカクした日本語英語だったりして、自信をもらえたりします。

身に着けるべきはネイティブのような発音ではなく、「あなたたち、理解できるでしょ!?」という強気のスタンスです。

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