国語の正しい勉強法・読解力のつけ方 小学生~大人まで使える!
国語が超苦手&大嫌いの小学4年生の息子。
本当は塾に丸投げでお願いしたいけれど、それでは全く成績が伸びないのです。
面倒くさいけど、仕方なく母親の出番です…。
ポイントを押さえて1カ月指導したら、驚くほどするする解けるようになりました。
とにかく毎日1長文解かせる
国語嫌いの子にとっては、長文問題のページを開くだけでも苦痛です。
その気持ちを理解しながらも、なんとかタイミングを見計らってテキストを開かせます。
「今日は長文の代わりに漢字を2日分やるから…」と言われても譲ってはいけません。
長い長文である必要はなく、1ページで完結するようなもので十分です。
毎日続けることで、少しずつ耐性ができて、抵抗感がなくなっていきます。
正答率とかは一旦置いておいて、毎日解くこと自体を褒めてあげましょう。
わからない問題もカンでは解かせない
記号問題は、わからなくても適当に書くことができます。
テストであれば、適当に書いて当たればラッキーなのですが、家での勉強でそれは絶対NG。
なぜなら、家での勉強の目的は、わからないところをあぶりだすことだからです。
確信を持てない問題も、確信を持てないなりに理由を必ず考えさせてから答えさせましょう。
問題を解いたら一続きに答え合わせまで必ずする
子どもは問題を解いたらそれで満足しがちですが、そこで終わっては何の意味もありません。
答え合わせをして、何がわかって、何がわからなかったのかを知ることこそが、成績UPにつながるからです。
国語の問題の丸つけは、特に記述問題に関しては親がマルつけをすることをおススメします。
子どもがマルつけをすると、本来の正答の意図を理解しないまま判断してしまいがちです。
答え合わせは1つずつ理由を聞きながら
答え合わせの時こそが、一番の学びのタイミングです。
算数はその問題が正解なら、その内容を理解できていると言えます。
でも国語は、そうとは限りません。
たまたまの正解が十分にありえるのです。
なので、正解だった問題についても、「なぜこれが正解だと思ったか」を聞くようにします。
それによって、きちんと理解できていたのかが確認できますし、また自分の言葉で説明する力をつけることもできます。
間違った問題はわかるところまで掘り下げながら考えさせる
間違った問題については、より丁寧に理由を聞きます。
なぜ自分が選んだ誤答を正解だと思ったのか、を聞けばどこで長文の内容を読み違えていたのかが明らかになります。
言葉の意味が分からなかったのか、時系列を間違って把握していたのか、人物関係を把握できていなかったのか。
そのポイントを一緒に正しく読み直し、長文のメッセージが何だったのかを理解させます。
そのうえで、再度考えさせるとほぼ間違いなく、正しい選択肢を答えることができます。
とにかく自分の言葉で説明させる
一緒に長文を読んだあと、正しい選択肢を選べたとしても。
その時も必ず自分の言葉でなぜそれが答えだと思うかを言わせるようにしてください。
「だって今読んだところに書いてあるじゃん」と言われても、必ずです。
親と一緒に読んでわかるのと、それを自分の言葉で言いなおすのとでは、全く違う難易度なんです。
長文の中の言葉を抽出して答える問題なども、そうです。
「5字抜き出して答えなさい」という問題では、5字の言葉をいきなり探しがちです。
うまく見つかる時もありますが、それでもまず、「どんな内容の5字を探すか」を自分の言葉で言わせてください。
これによって、本質的な内容理解ができているかどうかが判断できます。
「なんとなく分かる」を許容しない
国語は普段使っている日本語なので、なんとなく分かった気持ちになりがちです。
だからこそ、本当の国語力を身につけるのが難しいんです。
そもそも、国語力を身につけなければならないという意識を持つこと自体が難しいかもしれません。
分かったつもりの内容も、改めてきちんと自分の言葉で説明させる訓練をさせてください。
それだけで、必ず1カ月で結果が違ってきます。