息子が育てにくいと悩む私を救った「合わないんだね」という一言と、毎日抱きしめることと

息子のことは大好きです。

大好きですが、とても育てづらいと感じることが日々あります。

それは新生児の頃から、小学2年生になった今でも変わらず…。

息子のすべてを受け入れて、無償の愛を剥けられない自分は

子育てに向いていないんじゃないかと思ったこともありましたが、

ママ友の「(私と息子は)合わないんだね」という一言でとても救われました

そして、今も救われています

 

小さな頃からとにかく手がかかる息子でした

新生児の時は寝てくれませんでした

抱っこで寝たと思って、置いたらすぐに起きて大泣きをします。

かわいい泣き声ではなく、顔中を真っ赤にして、血管が切れるんじゃないかと思うくらい

力いっぱい泣きます。

子守歌とか、「よしよし」なんて声が届く余地もなく。

24時間ずっと抱っこの日が続いた時に、いくつか小児科にも行きました。

でも、「寝なくて死んだ子はいないから」と流されました

親の私が死ぬかもしれないんですけど…。

 

2~3歳になると、すぐに癇癪を起こす日々でした。

地雷がどこにあるかわからないんです。

「このテレビが終わったらお風呂に入ろうね」と言っただけで、手がつけられなくなる。

少しでも同じ空間にいる時間を短くしたくて、保育園に迎えに行きたくなかったです。

 

ママ友がさらりと「あー、合わなかったんだね」と言ってくれた

本当に辛かったです。

本気で育児を放棄したいと思うことが何度もありました。

保育園の他の”普通”の子たちを見るたびに、なんで私だけ…と凹みました。

どんなママもそれぞれに悩みを持ってはいるもの。

だから、状況を説明しても「そうか、うちはね~」となりがちだったのですが、

あるママ友が言ってくれたんです。

子どもっていっても所詮は他人だから。

〇〇ちゃん(私)と◇◇くん(息子)は合わなかったんだね。

ひとりひとり、人間と人間だから、合う合わないはあるよね。

合わないとしんどいよね。」と。

すごく衝撃的な言葉でした。

親と子が合わなくてもいいんだ。

親が子のことを合わないと思ってもいいんだ。

 

 

こんな子に育てた覚えはない!と見放すのではなく、ひとりの人間としてみなす

親だから子どものことはすべて把握していなければならないと思っていました

子ども(特に小さいうち)は親の想定の範囲内で生きていくものだと思っていました

親は子どものすべてをポジティブに受け入れなければならないと思っていました

そうしない親は、育児放棄とみなされるんだと思っていました。

でも、そんな極端なことではなく。

そして、そんな完璧な親子像がそう簡単に自然に実現するものではなく。

子どもが親の思うようになると思い込んでいた自分にも気づかされました。

私が息子に自分の価値観ばかりを押し付けて、期待していたんだな、と。

自分が思うように育ってくれないのは、息子のせいではない

私も一応世間の常識に照らして教育しているつもりなので、私のせいでもきっとない

ただ、私の期待値と、息子の思うこと、やりたいことが違うだけ

どっちがどう悪いとかじゃなく、お互い価値観が違うひとりの人間なんだ。

そう思って客観的に観察する観点を取り入れたら、少し楽になりました。

 

 

それでも腹が立つ時もあります、でも必ず抱きしめること

それでも、やっぱり腹が立つときはあります。

毎日それはやめなさいと言っているのに、ご飯の途中で立ち歩く(まんがを読むとか!)とか、

そんな些細なことも守れない息子を突き放したくなる時もあります。

イライラが募って一時期、このままだと気持ちが抑えきれなくなるかもしれないと

思った時に、TVでやっている虐待の特集を見ました。

相談員の方の話で、印象的だったことです。

(詳しくは覚えていないので、齟齬はあるかもしれませんが、私なりに理解し咀嚼し、心にとめている内容です。)

・「どんなに親が子どものことを憎んだとしても、子どもは親が大好きなんだよ」

・「どんなに子どものことを憎いと思っても、必ず1日1回は抱きしめてあげなさい」

・「『生理的に受け付けないから抱きしめられない、視界にも入れたくない』というお母さんから抱きしめられない場合はどうしたらいいか聞かれた。私は『それでも抱きしめるんだよ!嫌だと思ってもとにかく抱きしめるんだよ!』と答えた」

虐待をしている親へのアドバイスなので私はまだそこまででは…とは思いました。

でも、それ以降、毎日、息子が学校や遊びに出かける時はいってらっしゃいの時に抱きしめるようにしています。

出かける直前にケンカをしたりして、もう帰ってこなくていい!と思っていても、

目を見られないとしても、形だけだとしても、

とにかく抱きしめて「いってらっしゃい」は言うようにしています。

 

抱きしめるようになってからの息子の変化

その習慣を始めてから、息子が素直になったように感じます。

4歳の妹はまだまだ甘えん坊なので、何の躊躇もなく甘えてきます。

抱っこしたり、手をつないだり、「かわいいね」というようにねだってきたり。

これまでは、8歳の息子はそれに対して、特に反応していませんでした。

でも、抱きしめるようになってからは、

「僕もぎゅっとして」とか「ねえ、これ見て!」と自分にも時間と興味を割くように求めるようになりました。

そして、息子自身も出かける時にどんなにイライラしていても、私が抱きしめるのを待つようになりました。

「ねえ!もう行くんだけど!!!」と仏頂面で待ってます。

そこを抱きしめることで、気持ちが少し落ち着くし、会話も少し発生します。

お互いその瞬間は好意的に思えなくても、やっぱり大切な息子であり、母なので、

それを思い出し、リセットするいいきっかけになっています。

 

無理して仲良くしないこと、リセットすること

親子だからって、無条件に理解しあえるわけではない

だから、頑張って、無理して仲良くしなきゃ、と思わなくてもいいんです。

そして、でもやっぱりストレスが溜まるなら、

子どものことを好きな気持ち、そして子どもが自分のことを好きな気持ちを確かめるための

きっかけを作って、モヤモヤをリセットすることも大切です。

 

価値観が合わなくても、全然理解できないことばかりしていても、

それでも息子はとても大切で、大好きです。

 

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