カリフラワーはブロッコリーの代わりになり得るのか→やっぱり無理があるよね
ブロッコリーが欲しくて買い物に出かけたのに売り切れ。
「ガーン…ブロッコリーがないわ」という私の横で、息子が「あの白いやつでいいじゃん」とカリフラワーを指さしました。
確かに見た目は似ているけれど、それだけでブロッコリーの代わりにしようというのは安直すぎるのでは。
そもそもほとんど食べたこともなかったな、ということで検証してみました。
まずはカリフラワーについてちょっと知るところから
私は野菜を献立に取り入れる時、色と栄養素と種類で、何を使うか考えることが多いです。
緑の葉物野菜のホウレン草のおひたしを作るから、赤の根菜のにんじんで煮物を作ろう。
ジャガイモは糖質が多いから、ポテトサラダの日はナポリタン(うちの子どもたちは麺ばかり食べるのでパスタにすると糖質が多くなる)じゃなくチキンのトマト煮にしよう、という感じ。
カリフラワーって白いけど、ジャガイモやレンコンのように澱粉質という感じではないし、どういう位置づけで捉えればいいのか全く分からない…。
カリフラワーの栄養素として注目するのは3つ
【ビタミンC】・・・抗酸化力、美肌効果が期待できる ・レモンやキャベツに並ぶかそれ以上の含有量がある。 ・しかも茹でて調理しても溶けにくい。 【カリウム】・・・ナトリウムの排出効果が期待できる ・カリウムというとバナナを思い浮かべますが、それを超える含有量がある。 【不溶性食物繊維】・・・腸を刺激し排便を促す ・食物繊維といえばサツマイモ!ですが、それを超える含有量があります。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、バランスの良い摂取が好ましいとされています。
私が日々食べているオールブランやミューズリーに含まれる食物繊維は水溶性なので、カリフラワーの不溶性がそこに足されると理想に近くなりますね。
ちなみに、白だけでなくオレンジや黄緑色のカリフラワー(ロマネスコ)もありますが、オレンジのものはベータカロチンが、黄緑色のものはビタミンCの栄養素がより豊富だそうです。
カリフラワーの食べ方
塩を入れたお湯で硬めにゆでるのが一般的ですが、生でも食べられます。
手でちぎって、ドレッシングをかけるだけでも食卓に出せるので便利かも。
でもそれだと表面にしか味がつかないので、私はピクルスにして中までしっかり味がつけたものが好きです。
以前カレーに入れたことがありましたが、煮込むとぼろぼろになって見た目がよくないので、生食かさっと茹でがおススメです。
結局カリフラワーはブロッコリーの代わりになり得るのか
カリフラワーについて、得体は知れてきたけれど、問題は先日のように「ブロッコリーが売り切れている場合、今後はカリフラワーで代替することができるのか」ということ。
私がブロッコリーに期待する役割
これをカリフラワーが満たせれば、代替できるということになります。
・緑の彩として使える
・ビタミンCが摂取できる
・お弁当がスカスカな時にスペースを取って入れられる
・とりあえず茹でてさえおけば1品になる(子どもたちが食べてくれる)
1つ1つ検証していきます
1つ目の彩としての役立ちですが、もちろん緑の発色は期待できません。
そして、うちは白いお皿が多いので、あまり白のニーズもなく…。
ただ、ドレッシングをかければ、ドレッシング色のもこもこした塊にはなります。
2つ目のビタミンCの含有量は、生だとブロッコリーのほうが1.5倍くらい多いです。
ただブロッコリーのビタミンCは茹でると溶けて半分以下に減少してしまいます。
カリフラワーは組織がしっかりしているので茹でてもビタミンCの流出量が少なく抑えられるし、生で食べれば100%摂取できるので、実際に食べる状態で比較するとカリフラワーの勝ち。
3つ目のかさばり具合に関しては、ドローですね。
4つ目の子どもたちが食べてくれる1品としての手軽さについて。
長男はブロッコリーと変わらないガッツキ具合で食べましたが、長女は一口も食べず。
(あまり考慮の材料にはならないながら、一応夫もカリフラワーの方が食べやすい、と。)
ただ長女はブロッコリーも小さなひと房を食べればいいかな、という程度なのでカリフラワーの負けとする判断材料としては弱いかも…。
結論:ブロッコリーがなければカリフラワーでもいいけども
どちらも並んでいたら、やっぱり迷わずブロッコリーを選ぶだろうな。
1つ1つ項目を洗い出して分析をしてみると、どっこいどっこいだったけど、結局は四の五の言わずどっちが好きか、ですね。

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