最近の小学校の夏休み。ラジオ体操がたったの3日しかないなんて!

自分が子どもの頃の小学校の夏休み

自分が小学校だった頃の夏休み(つまりもう30年くらい前になりますね)を思い出すと、夏休みと言えども結構頻繁に小学校関係のイベントがありました。

・夏休み中に必須参加の登校日が2回
8月上旬と中旬過ぎ頃に2日の登校日が設定されていて、よほどの理由がない限り要出席
授業があるわけではなくホームルームのような時間があり、夏休み中の生活態度についての指導を受けました。

・学校のプール公開も行くのが普通
いつも地区ごとにまとまって集団登校をしていましたが、学校のプール公開の日時は、その地区ごとに割り振られていました。
だから、プールに行く場合はいつもの集団登校のメンバーで集まって行くルール。
必須参加ではないけれど、暗黙のルール的に”行くのが普通”でした。
夏休み中10日間は行っていた気がします。

・ラジオ体操は夏休み中、毎日義務的に参加
私の通っていた小学校では、集団登校のグループごとにラジオ体操の実施がありました。
夏休み中は毎朝、集団登校時に集まる公園でラジオから音楽を流してやります。
毎日体操が終わるたびに、参加した日のところにスタンプを押してもらって貯めていき、最終日に参加賞がもらえる仕組み。
コツコツと1つずつスタンプを貯めていく達成感には、毎朝の早起きのツラさを超えるだけのものがありました。

 

一方で息子の夏休みの状況

小学校主催のイベントはありますが、その拘束力は私の頃とは違ってかなり弱く、自主性に委ねられている印象を受けます。

・希望者が抽選で参加できる「スクール」がある
小学校主催の「スクール」と呼ばれる体験教室的なものが夏休み中通じて約20ほど開催されます。
ザリガニ釣り、クッキング、卓球教室、バレー教室、ミニコンサート、バルーンアートなど。
野外系、運動系、音楽系、工作系と多岐に渡るのですが、参加できる学年が限られていたりして、意外と選択肢が限られます
また、参加希望を出せるのは1人最大2つまでで、定員を超えた場合は抽選。
去年は2つ出してどちらも落選し、今年は1つだけ参加しました。

・学習の補習授業が2日間
夏休みの最初の時期に補習授業が学年ごとに実施されます。
2日間の実施で、参加対象者は学校の授業についていけていない子
各自で参加の必要性を判断したうえで事前に申し込みますが、息子は「学校で習ったことはわかってるから大丈夫」と不参加でした。

・プール公開・指導が10日間
8月中旬に10日間ほどプール公開・プール指導というのがあります。
私の子どもの頃とは違って、全学年全員が同じ日、同じ時間にやってきます
夏休み専用の「級認定」の用紙が夏休み前に配られて、それにそって指導を受け、級を上げていくシステム。
全く強制力はなく、来たければ来てね、という感じで事前の申請などもありません。
面倒くさがりの息子は「学校の授業でもやるし、人いっぱいだしいいや」と行きませんでした。

・ラジオ体操はたったの3日!
一番びっくりしたのがラジオ体操の開催日程。
なんと夏休み後半の3日間だけでした。
しかもかなり緩いイベントの位置づけで、行っても行かなくてもOK
3日間のうち1日だけでも参加したら参加賞がもらえるとか。

なんだそれ。
「夏休みのラジオ体操」と言ってイメージするものが、私の時代とは違い過ぎる

面倒くさがる息子をたたき起こし1日目はなんとか参加させましたが、戻ってきた息子に感想を聞くと「2年生誰もいなかったよ」と。
ラジオ体操は小学校全体で実施されるので100人いる2年生が誰もいなかったことはないはずですが、いつもの顔見知りで名前を出したいと思える程度に仲の良い子はいなかったということでしょう。

「全校生徒648人いるけど、今日来てたのは200人だけだよ」(絶対に適当な数字)と全体的な緩さから私のテンションも上がらず、2日目・3日目は行きませんでした。

 

夏休みの小学校の関わり方の変化は、忙しさを増す小学生の状況を踏まえての変化なのか

息子は学童に通っているのでラジオ体操に参加するとなると、朝7時に学校に行ってラジオ体操をして、一度家に戻ってきて、もう一度学童に行く、と言うことになります。
(学童は朝8時からしか開いていないので、待たせるわけにもいかない。)
それは確かに面倒だし疲れるので、行かなくていいなら行きたくない、となるのもわかります。
私は母が基本的に家にいたので、ラジオ体操が終わって家に帰ったら、そこからのんびりしてたもんな。

数年前に小学生に実施したあるアンケート結果を見て衝撃を受けました。
「夏休みにどこに行きたいですか?」というアンケートに対してダントツ1位で多かったのが「家でゆっくりしたい」でした。
海や山やディズニーランドを追い抜いて。

共働き世帯の増加に伴い、低学年のうちは夏休みでも毎日学童に通う子も増えてきています。
学童がなくなる高学年になったらなったで、塾を筆頭に習い事三昧の日々。

子どもたちも大人顔負けなくらい忙しいんです。
夏休みと言えども、休みらしいゆっくりした自由な時間はそんなにない

だから、学校側も夏休み中のイベントについては、参加必須とするのではなく自主性に任せているのかもしれません。

とはいえ、やっぱりそれでも引っかかったことがありました!
夏休みの自由研究を、やってもやらなくても自由という大きな驚き。
”自由”研究なので、やってもやらなくても”自由”です、と1年の時の担任の先生は言いました。
え…いやいや、その”自由”が修飾するのは、研究内容だよ…きっと。

 

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